目次
HMBはどの程度の期間で効果が出るか?
HMBに副作用はあるか?

HMBはどの程度の期間で効果が出るか?

HMBの効果|摂取効果を最新論文を元に徹底解説!筋トレ・ダイエットに推奨
(画像=『KASHI KARI』より引用)

HMBを摂取して、どれくらいの期間で効果が表れるのでしょうか。

この点に関しては、上記で解説したHMBの効果によって、実感できるまでの期間は異なると考えます。

まず、筋肉の疲労軽減効果に関しては、比較的早く実感できると考えられます。

また、筋肉の分解抑制効果については、「明らかに分解が抑制されている!」と感じることはないというのが正直なところですが、摂取を開始すればすぐに効果として現れるはずです。

筋肉の分解抑制に関しては、食事による栄養摂取の度合いに左右される部分がありますので、一概には言えませんがしっかり食事で栄養をとり、その上でHMBを摂取していれば筋肉の分解は抑制できるでしょう。

最後に、筋肉の合成促進効果についてですが、これに関しても、HMBを摂取したからと言って目に見えて筋肉が成長していると実感できるというのは難しいでしょう。

ただし、筋トレ初心者の方であれば、本格的に筋トレをスタートした当初は、中・上級者と比較して筋肉の成長のスピードは速いので、トレーニング経験も加味されるといえます。

海外で実施されたHMBの筋量増加の効果については、被験者はHMBの摂取の他にも定期的なレジスタンストレーニング(筋トレ)を3か月実施させたうえで、HMBを摂取していない被験者との比較を行っています。

よって、基本的には筋肉が付いたと感じられるには、3か月は必要であると考えておきましょう。

HMBに副作用はあるか?

そんなに良いと言われると疑わしく感じてしまいますが、HMBには副作用はあるのでしょうか。

国際スポーツ栄養学会の評価は?

まず、HMB自体はサプリメントであり、健康食品に分類されます。

医薬品ではありませんので、メーカーが指定する用量を摂取していれば、特に重篤な問題を引き起こすという心配はありません。

国際スポーツ栄養学会の評価においても、HMBは若年者・高齢者のいずれが摂取しても安全であるという評価がなされており、コレステロール、ヘモグロビン、白血球、血糖、肝臓機能、腎臓機能のいずれにも、悪影響は確認されていません(出典③参照)。

肝臓・腎臓に悪いのか?

HMBを摂取することによる内蔵への影響も、特に確認されていません(出典③参照)。

しばしば、HMBは「肝臓や腎臓に悪影響を与える」と言われます。

こうした噂が流れる理由として考えられるのは、HMBがプロテインと同じサプリメントであると誤解されていることが考えられます。

プロテインの中でも、牛乳を原料とするホエイプロテインは、過剰に摂取することにより、肝臓や腎臓に悪影響を与えるとされていますが、HMBはプロテインとは異なるものですので、こうした心配はありません。

HMBにはタンパク質は含まれませんので、内臓に負担をかけるということはありません。

HMBの安全性は?

安全性に関しても上記で解説の通り、問題がないものとされています(出典①・③参照)。

もし現在医師から医薬品の処方を受けている方の場合は、医師に相談のうえで摂取の可否を確認する必要がありますが、通常方であれば特に心配する必要はありません。