米国株は日本の個人投資家にとって、もはや欠かすことのできない投資対象だ。米国株への投資の窓口になるのがネット証券であり、それぞれ独自のサービスを提供している。

ネット証券は、個人投資家が米国株投資で成功するために無くてはならないパートナーだ。

1,マネックス証券とは?

マネックス証券はネット証券業界の黎明期から現在に至るまで、投資家に提供する様々サービスで高い水準を維持しています。

ネット証券界のベストブランドのひとつであるマネックス証券は、米国株のサービスでも高い水準を誇る

マネックス証券は米国にネット証券子会社の米トレードステーショングループ(2022年上半期にニューヨーク証券取引所に上場予定)を有しており、米国株取引の強化に努めている。
長谷川保

マネックス証券は、トレードステーショングループを米国株サービスの軸足として、主要ネット証券会社最多の米国株を取り扱っているため、日本の投資家にとって米国株投資の強い味方といえます。

2,DMM株とは?

2,DMM株とは?
(画像=DMM株)
DMM株は、FXを中心に金融サービスを展開しているDMM.com証券が、2018年に始めた株式取引サービスです。

株式取引においては新規参入組となるDDM株だが、DMM.com証券の最大の特徴である「手数料の安さ」を武器に、株式取引の分野においても投資家に大きなインパクトを与えている。

DMM株における米国株の取引手数料は、約定代金にかかわらず無料だ。

長谷川保

DMM株は、保有米国株を米国株のみならず、国内株式やFXにおいても信用取引の担保として活用できる独自サービスを展開しており、ネット証券界で注目を浴びています。

3,マネックス証券とDMM株の米国株取引を比較

3,マネックス証券とDMM株の米国株取引を比較
(画像=編集部作成)

米国株は日本の個人投資家にとって欠かせない投資対象となったが、米国株投資をスムースに行うためには、自身の運用スタイルにマッチした証券会社を選ぶ必要がある。

マネックス証券とDMM株は、米国株取引において存在感を高めている。

2社のサービス内容を比較し、米国株投資に成功するために必要なエッセンスを探ってみよう。

取扱銘柄数を比較

米国株取扱銘柄数 マネックス証券 DMM
3,918銘柄 986銘柄
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成
※2021年11月12日時点の取扱銘柄数を表示。ADRを除く。

米国株の取扱銘柄数を比較すると、マネックス証券の約4,000銘柄に対してDMM株は約1,000銘柄であり、マネックス証券に軍配が上がります。

マネックス証券、DMM株ともに取扱銘柄を増やしており、投資家からのリクエストに応じて随時取扱銘柄を追加している。

マネックス証券は「シンボル+(プラス)」という名称で、顧客から米国株の銘柄追加の要望を受付けている。(出典=マネックス証券)DMM株も、ホームページで「取扱銘柄の追加希望受付中!」と表示し、顧客の要望に応えている。(出典=DMM株

取引手数料を比較

米国株のみならず、金融取引においては低い手数料率でサービスを提供できる証券会社が投資家に選好されることは明らかだ。

米国株取引手数料 マネックス証券 DMM
0.45%(税込:0.495%) 上限20米ドル(税込:22米ドル) 無料
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成
※2021年11月12日時点

DMM株の米国株約定手数料は、約定代金にかかわらず無料です。

マネックス証券の約定手数料も、1取引あたり約定代金の0.45%(税込:0.495%)で、上限が20米ドル(税込:22米ドル)であり、決して高い水準ではない。

手数料は提供されるサービスとの兼ね合いで考えるべきで、安ければよいというものではない。

長谷川保

それでもDMM株の「手数料無料」はインパクトが大きく、約定手数料ではDMM株に軍配が上がります。

為替手数料を比較

続いて、取引コストの1つである為替手数料を見てみよう。

マネックス証券 DMM
米国為替手数料 買付時:無料 売却時:適用為替レート-25銭 買付時:適用為替レート+25銭 売却時:適用為替レート-25銭
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成
※2021年11月12日時点

マネックス証券は、円を米ドルに交換する際の為替手数料が無料になるキャンペーンを実施しています(「為替変動などを考慮し定期的に見直す」としており、次回は2021年12月を予定)。売却時の手数料は25銭です。

DMM株は買付時、売却時ともに25銭の手数料がかかるので、現在為替手数料についてはマネックス証券に優位性がある。

ここで確認しておかなければいけないのが、配当金受取時の為替手数料である。

マネックス証券 DMM
米国為替手数料(配当金受取時) 適用為替レート-25銭 適用為替レート-1円
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成
※2021年11月12日時点

DMM株は、米ドルで支払われる配当金を円に交換する時に1円のスプレッドが発生するため、マネックス証券と比べると割高です。

DMM株では、米ドルで受け取った配当は支払いのたびに円で口座に入金される。

長谷川保

投資家は配当が支払われるたびに1円の手数料を支払わなければならないので、配当重視で米国株へ投資する投資家は注意が必要です。

米国ETF・ADR取扱銘柄数を比較

日本の投資家にとっては米国株が主たる投資対象になると思うが、近年はETFやADRなどへの投資にも興味を持つ投資家が増えている。

ETFとは?
ETF(Exchange Traded Fund/上場投資信託)は、株式のように証券取引所に上場され、自由に売買できる投資信託のことだ。

ETFの多くは、市場全体の動きを示す指標(インデックス)に連動するように設計されている。

取引時間中は、株式と同じようにETFの価格が常に提示されているので、投資家はリアルタイムで売買できる。

ADRとは?
ADR(American Depositary Receipt/米国預託証書)とは、米国以外の外国企業や政府、米国企業の在外子会社が発行する有価証券の所有権を示す証書のことだ。ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場されており、株式と同じように売買できる。

マネックス証券とDMM株のETF、ADRの取扱い銘柄数を比較してみよう。

取扱銘柄数 マネックス証券 DMM
米国株 3,918銘柄 986銘柄
ETF 345銘柄 103銘柄
ADR 256銘柄 118銘柄
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成
※2021年11月12日時点

米国株式と同様にETFやADRの取扱銘柄数においても、マネックス証券はDMM株よりも多くの銘柄をカバーしています。
長谷川保

マネックス証券は、米国株だけでなくETFやADRなども多く売買できるため、幅広く投資機会を求める投資家にとって心強い存在です。

米国株取引ツールを比較

米国株取引ツール マネックス証券 DMM
PC(インストール) - DMM株 PRO+
PC(Webプラウザ) - DMM株 STANDARD
スマホアプリ(AppStore評価) マネックス証券アプリ(4.3) トレードステーション米国株スマートフォン(4.2) DMM株 ノーマルモード/かんたんモード(4.2)
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成
※2021年11月12日時点

・マネックス証券の米国株取引ツール
マネックス証券には、米国株をトレードできるPCツールがありません。その代わりに2つのスマートフォンアプリが米国株のトレードをサポートしています。

「マネックス証券アプリ」は、マネックス証券のサービスをスマートフォンで利用するための総合アプリだ。

スマートフォン向けサイトの見やすい画面をベースとしており、米国株も快適に取引できる。

マネックス証券は、米国株専用のスマートフォンアプリ「トレードステーション米国株スマートフォン」も用意している。

長谷川保

「トレードステーション米国株スマートフォン」は米TradeStation社が開発した米国株取引専用のスマートフォンアプリで、リアルタイムの株価情報や現地のニュースを利用できる。

・DMM株の米国株取引ツール

DMM株は、PCで取引できるツールを2種類用意しており、日本株と同じように取引や情報収集が可能です。
PCにインストールして利用する「DMM株 PRO+」は、注文機能の水準が高く、使い勝手がよいチャート機能も搭載している。長期投資家から熟練デイトレーダーまで、あらゆるスタイルの投資家も適応する取引ツールだ。
Webプラウザを利用する「DMM株 STANDARD」は、シンプルな操作性で情報が視覚的に分かりやすい。株取引に必要な基本機能をすべて搭載しながら、画面はシンプルなので誰でも使いやすい。

「スマホアプリDMM株」は、日本株と米国株の両方に利用できるスマートフォンアプリだ。

初めて株を取引する初心者にやさしい「かんたんモード」と、上級者も納得する機能を搭載した「ノーマルモード」をアプリ内で切り替えて利用できる。

「かんたんモード」は難しい専門用語や複雑な操作を排除した、初心者でも馴染みやすい株取引アプリだ。注目のテーマや購入可能金額などから銘柄選択ができるのが特徴だ。
「ノーマルモード」は、チャートや板情報からもスピーディーに発注でき、お気に入り銘柄を最大2,000銘柄まで登録できる。PC取引ツールに匹敵する、高機能株取引アプリになっている。

日本株取引手数料を比較

現物取引手数料(税込)

1注文の約定金額 マネックス証券 DMM株
~5万円 110円 55円
~10万円 88円
~20万円 198円 106円
~30万円 275円 198円
~40万円 385円
~50万円 495円
~100万円 成行:1,100円 指値:1,650円 374円
~150万円 約定金額に対して 成行:0.11% 指値:0.165% 440円
~300万円 660円
300万円~ 880円
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成

信用取引手数料(税込)
1注文の約定金額 マネックス証券 DMM株
~10万円 99円 88円
~20万円 148円
~50万円 198円
~100万円 385円
~150万円 660円
~200万円 880円
~300万円 1,100円
300万円~ 0円
マネックス証券DMM株のホームページを参考に筆者作成

約定手数料に関しては、日本株取引においても現物取引、信用取引ともにDMM株の優位性が高い。
長谷川保

保有している米国株を日本株の信用取引の担保として活用できるサービスも導入しており、DMM株は積極的に株式投資を行う投資家の強い味方です。

4,マネックス株はこんな人におすすめ

4,マネックス株はこんな人におすすめ
(画像=編集部作成)

マネックス証券は質の高い金融サービスを幅広く提供する、ネット証券業界でトップグループに位属する証券会社のひとつだ。

米国株に関しては、マネックス証券の取扱銘柄数は業界最多水準であり、ETFやADRの取扱銘柄も多く、日本の投資家に米国の成長性が高い企業を発掘する機会を提供しています。

マネックス証券は、米子会社トレードステーショングループを米国株取引の軸としており、日本の投資家に約定から決済までスムーズなサービスを提供している。

長谷川保

マネックス証券で米国株投資を行うことにより、幅広い銘柄群をより深く研究することが可能になります。投資家は長期的な視点で、腰を据えて米国株投資に取り組むことができるでしょう。

5,DMM株はこんな人におすすめ

5,DMM株はこんな人におすすめ
(画像=編集部作成)
DMM株は手数料の安さを重視する投資家にとって、ファーストチョイスの証券会社です。

DMM株の米国株取引は、取引手数料と為替手数料の合計額もネット証券界最安水準だ。

コストを抑えて米国株を取引したい投資家が、最初に検討すべきネット証券といえるだろう。

ただしDMM株は、米国株の売買では円貨決済しか利用できません。米国株を売却した時や配当を受け取った後は、自動的に米ドルから円に交換されます。
特に、配当金として受け取った米ドルを円に交換する時の為替手数料は、1米ドルあたり1円と割高なので、配当狙いの投資家は注意が必要だ。
長谷川保

DMM株は高配当株を中心に運用する投資家よりも、値上がり益を期待してグロース株を長期的に保有するスタイルの投資家に向いています。

6,米国株取引の基礎知識

6,米国株取引の基礎知識
(画像=編集部作成)

米国株は、日本の投資家にとって欠かすことのできない存在となった。

世界第一の経済大国であるアメリカの株式市場には特色のある取引所があり、世界の投資家が常に注目している株価指標も多い。

米国の市場

NYSE
ニューヨーク証券取引所(NYSE)には、アメリカの老舗企業や新興優良企業、グローバル企業などが上場している。時価総額は世界最大で、上場審査が最も厳しいことでも有名な証券取引所だ。コカ・コーラやゴールドマンサックスなど、古くからある大手優良企業が上場している。
NYSE Arca
NYSE Arcaの前身は、1997年に認可を受けた米国初の電子証券取引所であるアーキぺラゴだ。ニューヨーク証券取引所やナスダックの銘柄を中心に、8,000以上の銘柄が電子的に取引されている。

NYSE Arcaの上場基準はNYSEと比べて緩いが、NYSEと経営統合したことでブランドイメージが向上し、NYSE上場を目指す新興企業の上場が増えている。

NYSE American
NYSE Americanの前身は、1921年に設立されたアメリカン証券取引所だ。成長企業向けに設計された取引所で、小型株の上場が多い。ETF(上場投資信託)にも強みがあり、1993年に全米初のETFである「SDPR S&P500」を上場した。
長谷川保

「NYSEアメリカン総合指数(NYSE American Composite Index)」は、小型株が中心のNYSE Americanの全体動向を反映する指数です。

NASDAQ
NASDAQはハイテク企業やIT関連の企業など新興企業が多く、新興企業向け株式市場の中で世界最大の規模を誇る。ナスダック(NASDAQ)に上場している企業はマイクロソフトやアップルをはじめとするハイテク企業を中心とした約3,000社で、時価総額はニューヨーク証券取引所(NYSE)に次いで二番目に大きい。

米国株取引にかかる手数料

米国株の取引手数料には、「国内取引手数料」「為替手数料」「SEC Fee」の3種類があります。
米国株の取引手数料はこれらのコストの合計であり、日本株のように売買手数料だけがかかるわけではありません。
国内取引手数料

国内取引手数料は、1回の約定代金に応じてかかるコストだ。米国株を取り扱う国内の証券会社では、約定代金に対する割合で示されていることが多い。

為替手数料

為替手数料とは、米国株購入時に円から米ドルに、売却時に米ドルから円に交換するときにかかるコストだ。また米ドルで受け取った配当金を円に交換する時にも支払う。

SEC Fee

SEC Feeとは、Securities and Exchange Commission(米国証券取引委員会)に支払われる現地取引費用のこと。米国株の売却時のみに米ドルベースの約定代金1米ドルに対して、0.0000051米ドルかかる(小数点以下第3位切り上げ、最低0.01米ドル)。

米国株の株価指数

ダウ平均(ダウ工業株30種)
ダウ平均は、米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出する、米国で最も古く知名度が高い株価指数だ。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)に上場している輸送および公共事業を除く、代表的な30の優良銘柄で構成されている。

ダウ平均の対象銘柄には、金融大手のゴールドマンサックス、ウォルト・ディズニー、マクドナルドなどの老舗企業のほか、アップル、マイクロソフトなどのハイテク株も名を連ねる。

長谷川保

構成銘柄数が少ないため、必ずしも米国市場全体の動きをあらわす指標ではありませんが、時代の変化を反映させて銘柄の入替が行われており、アメリカを代表する株価指数としての地位を維持しています。

S&P500
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNYSE American、ナスダック(NASDAQ)に上場している代表的な500銘柄をピックアップし、浮動株調整後の時価総額加重平均で算出した株価指数だ。
S&P500の対象銘柄は、時価総額や浮動株の比率など、様々な条件によりスクリーニングされた銘柄で構成されている。500銘柄もあるため、個別銘柄の影響を受けにくいという特徴もある。
長谷川保

S&P500は、多くの機関投資家が市場全体の動きを表す指標としてベンチマークに使用するなど、広く利用されています。

7,マネックス証券の口座開設手順

7,マネックス証券の口座開設手順
(画像=編集部作成)

マネックス証券は郵送による口座開設も受け付けているが、ここではオンラインでの口座開設を説明する。

STEP1 メール登録

メールアドレスを登録すると、「口座開設の申し込みのご案内」が届く。

STEP2 申込フォームの入力・本人確認

メールで届いた「口座開設の申し込みのご案内」に記載されているURLから口座開設の申込画面を開き、画面の指示にしたがって申込手続きを進める。

本人確認では、本人確認書類として「マイナンバーカード」もしくは「運転免許証+通知カード」の撮影と本人認証(顔の撮影または、三菱UFJダイレクトにログイン)を行い、アップロードする。

STEP3 開設完了メールの受信

審査終了後、「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」という件名で口座開設通知メールが届く。

メールに記載されているURLから「お客様専用のウェブサイト」に入り、画面の指示にしたがってログインIDやパスワード等を確認する。

STEP4 マネックス証券にログイン

マネックス証券のウェブサイトやスマートフォンアプリから、ログインIDとパスワードを使って口座にログイン。

8,DMM株の口座開設手順

8,DMM株の口座開設手順
(画像=編集部作成)

DMM株では、本人確認およびマイナンバー確認書類の送付方法として「スマホでスピード本人確認」「アップロード」「メール」「FAX」「郵送」を選択できる。

ここでは、最短で口座開設が完了する「スマホでスピード本人確認」による口座開設手順を説明する。

STEP1 口座開設の申し込み

8,DMM株の口座開設手順
(画像=DMM株)

PCもしくはスマートフォンからメールアドレスなどを入力して口座開設を申し込むと、URLが送られてくる。

STEP2 メール記載のURLにアクセス

8,DMM株の口座開設手順
(画像=DMM株)

送られてきたURLから、「スマホでスピード本人確認」による手続きを始める。

STEP3本人確認書類と顔写真の撮影

8,DMM株の口座開設手順
(画像=DMM株)

本人確認書類として「マイナンバーカード」もしくは「運転免許証+通知カード」のどちらかを選択する。

選択した本人確認書類と自身の顔写真を撮影して、送信する。

STEP4 口座開設完了メールに記載されているURLから本人認証

8,DMM株の口座開設手順
(画像=DMM株)

審査が終了するとメールが届くので、メールに記載されているURLから本人認証を行う。本人認証終了後、ログイン情報を取得して自分の口座にログインする。

STEP5 取引ツールにログインする

8,DMM株の口座開設手順
(画像=DMM株)

取引ツールにログインして入金すれば、取引を開始できる。

9,マネックス証券とDMM株の米国株取引についてよくあるQ&A

米国株の手数料が安いのはDMM株とマネックス証券のどちらか?
DMM株は、米国株の約定手数料が約定代金にかかわらず無料だ。マネックス証券の約定手数料も決して高い水準ではないが、約定手数料ではDMM株に優位性があるといわざるを得ない。ただしDMM株は、米ドルで支払われる配当金を円に交換する時に1円のスプレッドが発生するため、マネックス証券に比べ割高だ。DMM株では、配当が支払われるたびに1円の為替手数料を支払わなければならことを覚えておこう。
米国株の取扱銘柄数が多いのはDMM株とマネックス証券のどちらか?
マネックス証券の米国株の取扱い銘柄数は、約4,000銘柄で業界最高水準だ。これに対してDMM株は約1,000銘柄であり、マネックス証券の取扱銘柄数が際立っている。マネックス証券、DMM株ともに米国株の取扱銘柄数が増え続けているので、今後投資家はより多くの投資機会を得ることになるだろう。
米国株・米国ETF・ADR取扱銘柄数が多いのはDMM株とマネックス証券のどちらか?
米国株式同様に、ETFやADRの取扱銘柄数においてもマネックス証券はDMM株よりも多くの銘柄をカバーしている。マネックス証券は、米国株だけでなくETFやADRの取り扱いも多いので、米国で幅広く投資機会を求める日本の投資家にとって心強い存在といえる。特に成長著しい分野であるETFの取扱銘柄数が多い点は、マネックス証券の強みだ。DDM株にとっても、ETFは今後強化すべき分野ではないだろうか。
DMM株の口座開設手順は?
DMM株の口座開設手順はシンプルで、開設までの手続きの早さは特筆に値する。ネット証券では、オンラインでの口座開設が主流とはなっているが、それでも複雑さが完全に解消されたわけではない。DMM株で「スマホでスピード本人確認」を使えば、自分の顔と確認書類をスマートフォンで撮影して送るだけで済み、最短で当日中に口座開設が終了する。
マネックス証券の口座開設手順は?
マネックス証券の口座開設も、「オンラインで口座開設」を選択すれば、かなりのスピード感で口座開設が完了する。本人確認書類と顔の写真を撮影して送信する必要があるが、顔写真の代わりに「三菱UFJダイレクトにログイン」することで本人認証ができることも特色だ。最短で申込みの翌営業日に口座開設は完了する。


長谷川保
執筆・長谷川 保
中央大学卒業後、英国を本拠とするバークレイズの投資銀行部門に入社しロンドンにて勤務。債券や先物・オプションなどのデリバティブを担当。帰国後、外資系資産運用会社に転じ、ブラックロック・ジャパンなどでファンドマネージャーやプロダクトマネージャーとして様々な金融商品に携わる。現在はライターとして資産運用を中心に執筆。自己資金トレーダーとしても活動中。

中央大学卒業後、英国を本拠とするバークレイズの投資銀行部門に入社しロンドンにて勤務。債券や先物・オプションなどのデリバティブを担当。帰国後、外資系資産運用会社に転じ、ブラックロック・ジャパンなどでファンドマネージャーやプロダクトマネージャーとして様々な金融商品に携わる。現在はライターとして資産運用を中心に執筆。自己資金トレーダーとしても活動中。

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米国株(アメリカ株)にかかる税金はいくら?