韓国株にはサムスン電子などのグローバルな優良銘柄があり、1株単位で投資できる魅力もある。少額で始められる韓国株投資だが、配当はいったいどうなっているのだろうか?ここでは韓国株の高配当銘柄ランキングや利回り、該当企業の概要などを紹介。韓国株投資を検討中の人は必見だ。
目次
1,韓国株の3つの特徴
韓国株式市場に上場する企業の特徴や配当政策の傾向を、これまでの経緯を含めて簡単に説明しておこう。
- 大手金融グループや大手証券会社の配当利回りが高い
- 大手財閥系の配当性向は上昇傾向
- 日本でも有名な、注目度の高い大企業が上場している
特徴1,大手金融グループや大手証券会社の配当利回りが高い
例えば、韓国の大手金融機関「新韓金融グループ」<055550>の2020年末時点での予想配当利回りは5.22%にもなります。
東証一部上場企業の2021年6月末現在の加重平均利回りは1.96%、東証二部上場企業の同時期の加重平均利回りが1.63%、韓国の上場企業の平均配当利回りが2%程度であることを考えると、新韓金融グループの予想配当利回り5.22%がいかに高いかわかるだろう。 出典:日本取引所グループ『その他統計資料』
韓国の銀行、証券、保険を中核とする大手金融グループは財務状態も比較的安定しており、高配当利回りなので、長期投資による配当目的の投資に適しています。
特徴2,大手財閥系の配当性向は上昇傾向
かつて韓国の上場企業の配当性向は、その他の国・地域の上場企業に比べて低かった。
しかし近年は、外国人株主の持株比率が高い財閥系大企業を中心に配当を拡大している。
潮目が変わったのは2015年です。韓国政府が配当税の引き下げなどによる配当拡大政策を実施しました。その2年後の2016年末時点で、韓国上場企業の配当性向はまだ20.2%でした。
2017年になると株主還元を強く求める海外機関投資家の影響もあり、現代自動車<005380>やLG化学<051910>といった財閥系上場企業の配当金が急増した。
以後も韓国大手企業の配当性向は上昇しており、韓国上場企業の配当金は2018年までの4年間で約2倍に増えたという(※韓国経済新聞(2019年2月19日付)より)。
その他、韓国の代表的な企業の予想配当性向は下記の通りだ。
・LGコーポレーション 20.94%
・現代(ヒュンダイ)自動車 17.07%
2021年8月現在では、業績好調な財閥系企業であっても、サムスン電子やSKテレコムをはじめとする一部の財閥系企業を除くと、株主還元にそれほど積極的といえる状況ではありません。こうした状況を踏まえた上で、投資先の韓国株銘柄や投資戦略を検討したほうがよいでしょう。
特徴3,日本でも有名な、注目度の高い大企業が上場している
近年もっとも話題に上ったのは、2020年10月15日にKOSDAQに上場したビッグヒットエンターテインメント<352820>(2021年3月末に、社名をハイブに変更)である。
世界的に見ると、ハイブのように、人気タレントを抱える大手芸能事務所の上場は少数派だ。
その上、時価総額が11兆6,761億9,000万韓国ウォン(1韓国ウォン=0.094円換算で1兆975億6,186万円)にものぼる大型上場は日本国内と比べても珍しい。
日本の上場企業で2兆円前後の時価総額(2021年8月15日終値基準)といえば、1兆9,690億円の東芝<6502>や1兆9,655億円のオムロン<6645>といった大企業が該当する。
2021年8月6日には、インターネット専業銀行「カカオバンク」<323410>がKOSPIに上場した。
韓国株式市場に上場したばかりの銘柄を購入したければ、SBI証券の「外国株式銘柄リクエスト」で銘柄の追加を依頼しましょう。社内基準に適合し、新規取扱銘柄に採用されれば、他の銘柄同様に売買できるようになります(2021年8月16日現在では、ハイブ取り扱いあり、カカオバンク取り扱いなし)。
2,世界的に有名な韓国企業の配当利回りは?サムソン電子やSKハイニックスなど
世界的に競争力の高い韓国企業の多くは、財閥系企業である。
韓国株式市場における財閥系企業の存在感は圧倒的で、全上場企業の時価総額上位10銘柄のうち7銘柄は財閥系だ。
本項では、韓国株式市場に多大な影響を及ぼす時価総額上位10銘柄と、2021年8月13日終値基準の配当利回りなどを確認しておこう。
韓国時価総額上位10社の配当利回り
順位 | 会社名<コード> | 株価(2021/8/13終値) | 時価総額 | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
下段:1韓国ウォン=0.094円で円換算 | ||||
1 | サムスン電子<005930> | 7万4,400ウォン | 444兆1,518億2,200万ウォン | 2.26% |
6,994円 | 41兆7,502億7,100万円 | |||
2 | SKハイニックス<000660> | 10万1,500ウォン | 73兆8,922億4,000万ウォン | 1.40% |
9,541円 | 6兆9,458億7,100万円 | |||
3 | NAVER<035420> | 43万6,500ウォン | 71兆7,009億7,200万ウォン | 0.10% |
4万1,031円 | 6兆7,398億9,100万円 | |||
4 | サムスンバイオ<207940> | 98万3,000ウォン | 65兆401億9,500万ウォン | 0% |
9万2,402円 | 6兆1,137億7,800万円 | |||
5 | カカオ<035720> | 14万6,000ウォン | 64兆9,272億4,200万ウォン | 0.02% |
1万3,724円 | 6兆1,031億6,100万円 | |||
6 | LG化学<051910> | 89万6,000ウォン | 63兆2,507億3,900万ウォン | 1.23% |
8万4,224円 | 5兆9,455億6,900万円 | |||
7 | サムスン電子 (1P)<005935> ※優先株(議決権なし) |
6万9,600円 | 57兆2,729億1,400万ウォン | 未発表 |
6,542円 | 5兆3,836億5,400万円 | |||
8 | サムスンSDI<006400> | 81万7,000ウォン | 56兆1,806億2,100万ウォン | 0.12% |
7万6,798円 | 5兆2,809億7,800万円 | |||
9 | 現代自動車<005380> | 21万7,000ウォン | 46兆3,659億9,700万ウォン | 1.89% |
2万398円 | 4兆3,584億400万円 | |||
10 | セルトリオン<068270> | 27万5,500ウォン | 37兆9,960億500万ウォン | 0% |
2万5,897円 | 3兆5,716億2,400万円 | |||
11 参考 |
カカオバンク<323410> | 7万6,600ウォン | 36兆3,926億7,800万ウォン | 未発表 |
7,200円 | 3兆4,209億1,200万円 | |||
12 参考 |
起亜自動車<000270> | 8万5,200ウォン | 34兆5,369億5,700万ウォン | 1.48% |
8,009円 | 3兆2,464億7,400万円 |
韓国企業は伝統的に、配当を抑えて研究開発や設備投資、内部留保に充てる傾向がある。
それが韓国企業の高度経済成長を支え、競争力の強化につながった。
政府主導の配当拡大政策が実施されてからも、サムスン電子のような一部の財閥系企業以外は配当を抑える政策が維持されています。
3,韓国株の優良企業配当利回りランキングTOP10!金融系が圧倒的に強い
次は、韓国の上場企業の中から配当利回りが高く、業績も好調な企業を10社紹介しよう。
以下の表は、ネット証券で唯一韓国株を取り扱っているSBI証券の韓国株取扱銘柄を対象に、2021年8月13日の終値を基準にした予想配当利回りを高い順に並べたものだ。
韓国株高配当利回りランキング
順位 | 銘柄名<コード> | 予想配当利回り | 株価(2021/8/13) |
---|---|---|---|
最低投資金額(円換算※) | |||
1 | サムスン証券<016360> | 7.11% | 4万7,000ウォン |
4,418円 | |||
2 | ウリィフィナンシャルグループ<316140> | 6.67% | 1万1,100ウォン |
1,043円 | |||
3 | NH投資証券<005940> | 6.42% | 1万2,800ウォン |
1,203円 | |||
4 | 韓国中小企業銀行<024110> | 6.02% | 1万250ウォン |
964円 | |||
5 | ハナ金融グループ<0864790> | 5.96% | 4万4,650ウォン |
4,197円 | |||
6 | KT&G<033780> | 5.96% | 8万1,800ウォン |
7,689円 | |||
7 | DGBフィナンシャルグループ<139130> | 5.88% | 9,360ウォン |
880円 | |||
8 | サムスン火災海上保険<000810> | 5.76% | 21万9,000ウォン |
2万586円 | |||
9 | 新韓金融グループ<055550> | 5.20% | 3万8,900円 |
3,657円 | |||
10 | KB金融<105560> | 5.20% | 5万3,200ウォン |
5,001円 |
韓国株の売買単位は1株であり、株価も比較的安いので購入しやすい。配当目的でまとまった株数を長期保有する、あるいは徐々に買い増しながら長期保有を目指すのに適しています。
ここからは、TOP10銘柄の概要と財務指標を紹介していこう。
第1位,サムスン証券<016360>――サムスングループの金庫番、業績好調の証券会社
サムスン証券の財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
7.11% | 5.24倍 | 0.79倍 | 9.89% | 0.93% |
サムスン証券はもともと高配当銘柄だったため、インカムゲイン投資に適した銘柄でした。2021年8月現在では株価も堅調なので、配当あるいは売却益のどちらを目的とする投資にも対応できます。
第2位,ウリィフィナンシャルグループ<316140>――韓国内預金高第3位ウリィ銀行の金融持株会社
ウリィフィナンシャルグループの財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
6.67% | 3.74倍 | 0.35倍 | 5.64% | 0.39% |
2020年12月期の業績は減収減益となり、とりわけ当期純利益は前期比30%減となった。
2021年12月期は業績が大幅に回復する見込み。
2020年初旬のコロナショックによる株価暴落後、順調に株価は戻りつつあるが、2021年6月以降は上値が重い状態が続いている。
グループには韓国初のモバイル専門銀行などもあり、グローバル展開を推進しています。今後の傘下企業の業績次第では、株価が上昇する可能性もあります。
第3位,NH投資証券<005940>――韓国の大手証券会社
多くの国内支店や海外子会社を持つ総合証券であり、個人や機関投資家向けに株式の仲介や資産管理サービスを提供している。
企業の資金調達やM&Aなどの企業向け金融サービス事業(投資銀行事業)も行う。
NH投資証券の財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
6.42% | 4.83倍 | 0.63倍 | 10.50% | 1.02% |
NH投資証券は、サムスン証券同様に、業績好調で高配当利回りの、中長期投資に最適な証券会社です。
第4位,韓国中小企業銀行<024110>――半官半民の中小企業向け取引が主力の銀行
韓国中小企業銀行の財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
6.02% | 4.01倍 | 0.31倍 | 5.65% | 0.45% |
韓国中小企業銀行は、例年、高配当利回り銘柄として名前の挙がる銀行です。
第5位,ハナ金融グループ<086790>――韓国最大規模のKEBハナ銀行が中核、金融事業を幅広く展開
中核のKEBハナ銀行は、韓国外換銀行(外為専門の特殊銀行)とハナ銀行(かつての韓国投資金融)が合併して誕生した。
韓国女子ゴルフツアーで賞金額が最も高い「ハナ金融グループチャンピオンシップ」を主催していることでも知られている。
ハナ金融グループの財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
5.96% | 4.28倍 | 0.43倍 | 8.77% | 0.60% |
中核銀行のKEBハナ銀行は、もともと外為専門の特殊銀行だったこともあり、市中銀行(日本の普通銀行に相当)となった現在でも、韓国内最多の世界120カ国以上の通貨を取り扱かっています。
第6位,KT&G<033780>――韓国のたばこ製造販売会社、高麗人参事業が特徴的
高麗人参事業では、高麗人参を使った健康食品や化粧品を製造・販売しており、不動産事業では不動産の販売や賃貸を行っている。
KT&Gの財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
5.96% | 9.44倍 | 1.12倍 | 13.22% | 10.54% |
新型コロナウイルス感染拡大で株価が下がった後、若干株価を戻してから保合(もちあい)相場が続いている。
現状では、配当が目的であれば、それほど買付タイミングを気に掛ける必要はないが、値上がり益を狙いたければ、上昇トレンドに転換するタイミングを待つ必要がある。
KT&Gは、韓国内でたばこと高麗人参の専売権を握っている、韓国で唯一無二の会社です。韓国の高配当銘柄TOP10の中で、総合金融グループ以外でランクインしている唯一の事業会社でもあります。
第7位,DGBフィナンシャルグループ<139130>――地方銀行中心の金融グループ
DGBフィナンシャルグループの財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
5.88% | 3.64倍 | 0.31倍 | 6.73% | 0.49% |
DGBフィナンシャルグループは、地方銀行が中心の金融グループですが、海外展開にも積極的です。
第8位,サムスン火災海上保険<000810>――業績好調なサムスングループの損害保険会社
火災保険、船舶保険、自動車保険など、個人向けから企業向けまで、さまざまな保険商品を取り扱っている。
韓国国内だけでなく、インドネシア、ブラジル、中国などの海外市場でも事業を展開している。
サムスン火災海上保険の財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
5.76% | 9.04倍 | 0.56倍 | 4.90% | 0.84% |
2020年12月期は、サムスン電子の好調な業績を背景に、コロナ禍ながらも増収増益となった。
サムスン火災海上保険は、韓国株式市場で高配当利回り銘柄として、上位に名前を連ねる企業です。
第9位,新韓金融グループ<055550>――成長著しい韓国発の純民間資本銀行のグループ
1982年に在日韓国人信用組合業界が設立した韓国初の純民間資本銀行。商業銀行サービスやクレジットカードサービス、証券取引と委託取引、生命保険事業などを行っている。傘下には地方銀行の済州銀行や、日本の現地法人であるSBJ銀行もある。韓国第2位の規模を誇る。
新韓金融グループの財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
5.20% | 4.92倍 | 0.46倍 | 8.06% | 0.60% |
2020年12月期は、コロナ禍の中、若干売上げを落としながらも、前期比とほぼ横ばいの当期純利益で着地した。
コロナショックで下落した株価も、その後上下しながら、現在では下落前の株価水準まで戻りつつある。
新韓銀行は、仮想通貨取引所の一つであるKorbitが設立した仮想通貨カストディ(仮想通貨管理業務代行業者)に投資することで、Korbitでの仮想通貨取引をサポートしています。提携発表当時は、大手の新韓銀行が仮想通貨取引所のサポートに乗り出したことから大きな話題となりました。
第10位,KB金融グループ<105560>――外資資本が過半数を超える市中銀行
リテールバンキングサービスのほか、中小企業や個人事業主、個人投資家向けに貸付、証券、デリバティブ投資、あるいは資金調達事業なども行っている。
KB金融グループの財務指標
予想配当利回り | 予想PER | 実績PBR | ROE | ROA |
---|---|---|---|---|
5.20% | 5.01倍 | 0.48倍 | 8.47% | 0.62% |
米経済紙フォーチュン発表の「2020グローバル企業500」において、韓国企業からは、KB金融グループをはじめとする計14社が選出されました。KB金融グループの企業規模や業績などが、世界水準であることの証だと考えてよいでしょう。
4,韓国株投資の5つの注意点
日本でも馴染みあるグローバル企業の株を購入できる韓国株投資。
配当性向も増加傾向とあって、注目している人もいるだろう。
しかし、韓国株ならでの以下5点の注意点は、投資をする前にしっかり把握しておきたい。
- ボラティリティが大きい銘柄がある
- 中国の動向に影響を受けやすい
- 韓国経済が財閥系グループの業績に左右される
- 銘柄によって配当回数や権利付き最終日が異なる
- ネット証券で情報を得にくい
注意点1,ボラティリティが大きい銘柄がある
半導体銘柄の成長余力や好配当に魅力を感じて株式を購入しても、その後株価が乱高下する可能性がある。
そのような場合でも目的を見失わずに、株式を保有し続ける覚悟も必要になる。
実際、コロナショックによるテレワーク需要拡大などの理由で、半導体関連銘柄は一時高値を更新したが、その後、2021年8月現在に至るまで、半導体関連銘柄の株価の振り幅は非常に大きかった。
たとえば、以下のようなさまざまな要因が半導体関連銘柄の株価に影響を及ぼした。
・台湾TMSCによる半導体委託生産分野での世界占有率拡大といった半導体業界の構造変化
・サムスン電子やSKハイニックスなどの韓国半導体メーカーの輸出好調に起因する好業績
・半導体のピークアウトに対する懸念
仮想通貨取引所と提携関係にある大手銀行グループの株価も、韓国内での仮想通貨関連制度の未整備あるいは過度の期待により、将来的に大幅に変動する可能性もある。
高配当利回り銘柄として紹介した金融グループや証券会社の株式についても、このような株価の変動を見越して、購入あるいは長期保有するべきでしょう。
注意点2,中国の動向に影響を受けやすい
韓国は輸出大国であり、とりわけ対中依存度が高い。
そのため、米軍による韓国領土内へのTHAAD配備をきっかけとした韓中関係の悪化や、米中間での貿易摩擦の深刻化なども、韓国の経済成長率に大きな影響を及ぼす。
投資初心者は、韓国経済全体をけん引する大企業の動向だけでなく、中国の動向や世界経済の先行きにも注意を払って、株価が乱高下しているタイミングでの投資は極力避けたほうがよいでしょう。
注意点3,韓国経済が財閥系グループの業績に左右される
財閥系企業の業績や配当は、中核企業の業績や経営方針に影響を受けることがあるので、注意しましょう。
注意点4,銘柄によって配当回数や権利付き最終日が異なる
韓国株に投資する日本人投資家は多くないため、もともと日本株ほど詳細な取引ルールが公表されていない。
配当を目的に韓国株を購入する場合は、配当回数や権利付き最終日など、株主権利の獲得のため、必要事項を事前に証券会社に確認する手間を惜しまないようにしましょう。
注意点5,ネット証券で情報を得にくい
韓国株を株式投資のメインに据えたいと考えているなら、情報収集チャネルを増やすことを検討したほうがよいだろう。
ネット証券で利用しやすいSBI証券だけでなく、韓国株をオンライン取引できるアイザワ証券、あるいは岡三証券やリーディング証券などの対面証券でも口座を開設して、情報収集するのも一つの方法だ。
情報収集にあたっては、個人が発信する情報やブログからではなく、公式のオンラインニュースサイトを利用して、正しい情報を入手するように心がけましょう。
5,韓国株は持続的な成長に期待しつつ配当でコツコツと
NISAや単元未満株投資制度などによって、日本株投資は投資家の裾野が広がってきている。
それに対して韓国株投資は、米国株や中国株と比べても認知されているとはいいがたい。
韓国はアジア通貨危機後の産業構造の変革によって、日本よりも高い経済成長率を長く維持してきた実績もある。
まずは、割安で優良な韓国株を自分なりの尺度で見つけ出して、投資してみましょう。今後の持続的な成長に期待しながらコツコツ配当を貯めていくのも、韓国株投資の楽しみ方の一つです。
6,韓国株の利回りについてよくある5つのQ&A
実際に株式投資を始めてみる
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