VIASOカードの評判・口コミは？メリット・デメリットや審査を解説！

VIASOカードの評判・口コミが良かったのは、何年も前のことだ。2024年10月18日現在では、どちらかというと悪い評判のほうが目立つ傾向にある。

以前はポイントアップモールといえばVIASOカードが有名であった。ポイントアップモールはカード会員のみがログインできるWebサイトで、そこを経由してAmazonや楽天市場などのネットショップで商品を購入すると還元率がアップするものだが、現在は多くのカード会社が実施するようになったので、VIASOカードの魅力は下がったといえる。

その後、ポイントアップモールに代わるような画期的な特典はないため、昨今のVIASOカードの評判には「使うメリットをあまり感じられない」といったものが散見される。

しかし、例外として、以下のいずれかに当てはまる人にとっては、VIASOカードは好評だ。

逆にこの3つに当てはまらないのであれば、VIASOカードはあまりおすすめできない。別のクレカを検討してみよう。

VIASOカードに代わるものには、次の3つのクレジットカードがある。

VIASOカードの評判

VIASOカードの評判｜口コミをまとめると、以下の通りだ。

良い評判で特に多いのは、ポイント交換の手間がかからないことや、カードデザインの豊富さが挙げられる。VIASOカードには、全26種類（2024年11月6日現在）のキャラクターデザインカードがある。コレクション目的で作る人もいるようだ。一方でクレジットカードそのもののスペックに関しては、ポイントサービスの仕様に関するものをはじめ悪い評判が目立つ。

良い評判

出典：MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

＜総評＞
VIASOカードの良い評判は、まずオートキャッシュバックの利便性についてであった。完全自動化されているので、ポイントを交換する手間がわずらわしい人からは好評のようだ。次いでカードデザインをほめる声だが、これは特に多かった。なかには「デザインのみでVIASOカードを選んだ」という人もいるほどである。また「不正利用時の対応が迅速で良かった」という人もいた。

悪い評判

出典：MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

＜総評＞
VIASOカードの悪い評判としては、ポイントサービスの仕様に関するものが多く見られた。オートキャッシュバックは、手間がかからない点こそメリットではあるが、還元率を重視するのであれば別のクレジットカードを検討するのが無難だろう。また「申し込みフォームやサービス説明がややわかりにくい」という口コミもあり、気づかずにうっかりリボ払いを登録してしまう人もいるようだ。リボ払いにしたくない場合は、当該項目の金額をタップせずに「楽Payに登録しない」を選択しよう。

VIASOカードのメリット

VIASOカードは、ポイントが自動でキャッシュバックされるため、ポイント交換の手間がかからない便利なクレジットカードである。入会月に応じた還元月に1ポイント1円で請求額に充当され、余剰分は口座に振り込まれる。

また、携帯電話やインターネット料金の支払いでポイント還元率が2倍になり、特定のオンラインショッピングを利用すれば最大25倍のポイントが得られる。さらに、三菱UFJフィナンシャル・グループ発行の銀行系カードであり、信頼性と安心感が評価されている。デザインも豊富で、限定特典も楽しめる点も特徴だ。

VIASOカードの主なメリットは、以下の5点だ。

VIASOカードに申し込む
（公式サイト）

オートキャッシュバックでポイント交換の手間がかからない

VIASOカードの利用によってたまったポイントは、自動的にキャッシュバックされる。一般的なクレジットカードでは、「会員ページを開き、使い道を選んで交換……」といった操作が必要であるが、VIASOカードではそのようなポイント交換の手間が一切かからないのだ。

オートキャッシュバックは、「1ポイント1円として、還元対象月の請求額に充当」で行われる。ただし、キャッシュバック額のうち、請求額を超える分は支払い口座に現金で振り込みとなる。

ポイントが付与されるのはカード利用代金（月々の請求額）ごとだが、還元されるのは還元対象月のみだ。

還元対象月は入会日によって決まる。

券面デザインが豊富！スヌーピーなどのかわいいキャラデザインも

VIASOカードは、券面デザインの豊富さが大きなメリットであり、評判においても「デザインで選んだ」という声が多い。デザインによっては変更（切り替え）可能な点も人気のようだ。

デザインによっては、限定特典も用意されている。グッズのほか、地域や団体への寄付などがある。

基本の特典や機能は通常デザインと変わらないため、好みのデザインがあれば、そちらを選ぶと良い。

なお、カードの切り替え（デザイン変更）は、MUFGブランド同士やNICOSブランド同士においてのみ可能だ。

VIASOカードの場合は、通常デザインだけがMUFGブランド、特殊デザインはすべてNICOSブランドである。よって、特殊デザインを異なる特殊デザインに切り替えることは原則可能（※一部、非対応あり）だが、通常デザインから特殊デザインやその逆はできないので注意しよう。

銀行系ならではの安心感がある

VIASOカードは、三菱UFJフィナンシャル・グループに所属する企業が発行する銀行系と呼ばれるクレジットカードだ。

クレジットカードには、ほかに流通会社が発行する流通系（楽天カード、PayPayカードなど）や、信販会社が発行する信販系（JCB カード W、セゾンカードなど）などがあるが、そのなかでも銀行系は発行元の信頼性が高いことから、安心感があるといわれている。

出典：価格.com「三菱UFJカード　VIASOカード レビュー・評価」

携帯電話やインターネットの支払いでポイント還元率2倍

VIASOカードは、特定の携帯電話やインターネット料金の支払いおよびETC利用時のポイント還元率が2倍の1.0％になる（通常還元率は0.5％）。

ポイント還元率2倍の対象になるのは、次の通りだ。対象となるキャリアやプロパイダーが限定されているほか、契約内容によっては対象外となるケースもあるので、注意しよう。

「ＰＯＩＮＴ名人．ｃｏｍ」利用でポイント最大25倍

ＰＯＩＮＴ名人．ｃｏｍとは、ポイントアップモールのことだ。ＰＯＩＮＴ名人．ｃｏｍからAmazonやYahoo!ショッピングなどにアクセスし、VIASOカードで商品を購入すれば、通常のポイントとは別にボーナスポイントがもらえる。

最大還元率は12.5％なので、通常還元率0.5％の25倍となる。ショップによってそれぞれ倍率が定められている。以下は一例だ。

VIASOカードに申し込む
（公式サイト）

VIASOカードのデメリット

VIASOカードは基本還元率0.5％で、月ごとの利用額に応じ1,000円ごとに5ポイントが付与されるため、利用額の切り捨て部分が発生しやすい。キャッシュバックは還元対象月のみで1,000ポイント以上が対象となり、それ未満は失効する。

さらに、VIASOカードは一般的に権威性がないと評価されている。限度額も一般カードの範囲内であり、ETCカード発行時には税込1,100円の手数料がかかる。また、付帯保険は海外旅行保険のみで、国内旅行保険は提供されない。

VIASOカードのデメリットをまとめると次の5点だ。

＞＞VIASOカードの悪評判が気になる人におすすめのクレカ

ポイント還元率が低い

VIASOカードの基本還元率は0.5％と低めだ。そのうえ、ポイントサービス自体に以下のようなデメリットがある。

まず、ポイントの付与は毎月の合計利用額に応じて行われるが、単位が1,000円ごとと大きい。

100円単位でポイント付与になるクレジットカードに比べると、VIASOカードのポイントはたまりにくい。

また、VIASOカードはポイントの有効期限が入会月から1年間という特殊なタイプだ。

入会月が1月であった場合、翌年の1月に年間累計ポイントに応じたオートキャッシュバックが行われるが、キャッシュバックの対象となるのは1,000ポイント以上だ。

最大では999ポイント（0.5％還元時の場合、19万9,800円の利用分）が無駄になってしまうことについては、口コミにおいても評判が悪い。
出典：価格.com「三菱UFJカード　VIASOカード レビュー・評価」

権威性がない

VIASOカードは銀行系ではあるが、あくまで誰でも作りやすい一般カードのため、権威性やステータス性には欠ける。

権威性を求めるのであれば、ゴールドカード以上のクレジットカードを選ぶと良い。三菱UFJフィナンシャル・グループのクレジットカードから選ぶのであれば、以下が一例だ。

これらはいずれも年会費が比較的安い。つまり、ゴールドカードやプラチナカードのなかでは作りやすいのだ。

限度額が低い

VIASOカードは、利用限度額が通常10万～100万円、学生の場合は10万～30万円である。一般カードのなかでは平均的な金額ではあるが、人によっては低く感じられるだろう。

一般カードの利用限度額は、100万円までが一般的である。

ゴールドカード以上は利用限度額が200万円以上のものもある。

一般的に、年会費が高額なカードやステータスが高いカードほど、利用限度額は高くなる傾向がある。これは、カード会社が、高額な年会費を支払える人や厳しい条件をクリアできる人は、安定した収入があり、支払能力が高いと判断しているためだ。

誰もが申し込みやすい一般カードは、利用限度額が低く設定される傾向があるのだ。

ETCカードは新規発行手数料がかかる

VIASOカードはETCカードの発行に対応しているが、発行手数料が1,100円（税込）かかる。

同じ三菱UFJフィナンシャル・グループ発行のクレカだと、ゴールド以上になると年会費・新規発行手数料ともに無料でETCカードを作れる。しかし、カード本体の年会費はかかってしまう。

例えば三菱UFJカード ゴールドプレステージは、ETCカードの年会費・新規発行手数料は無料だが、年会費は1万1,000円かかる。

エポスカードに申し込む
（公式サイト）

国内旅行傷害保険は付帯していない

VIASOカードに付帯する旅行保険は、海外旅行保険（利用付帯）のみだ。国内旅行保険は付帯しない。

年会費無料の一般カードであれば、海外旅行保険のみなのが一般的だ。国内旅行保険を必要とする場合は、ゴールドカード以上が選択肢に入る。

また、一般カードのなかでも、旅行に活用できる交通機関系のクレカ（ビューカードやJALカードなど）であれば、格安年会費で海外旅行保険と国内旅行保険の両方が付帯しているものもある。

VIASOカードに申し込む
（公式サイト）

VIASOカードがおすすめの人

ポイントがオートキャッシュバック式のクレジットカードは珍しいので、交換手続きが不要なものを探しているのならVIASOカードは良い。

また、VIASOカードの限定デザインはここでしか手に入らないので、コレクションを楽しみたい人にも適している。

さらに、三菱UFJ銀行を利用している人をはじめ、発行元の安心感を重視している場合もVIASOカードは気軽に作りやすいだろう。

評判やメリット・デメリットをまとめると、VIASOカードがおすすめなのは以下のいずれかに当てはまる人だ。

ポイント交換の手続きが面倒くさい人

ポイント交換の手続きが面倒に感じる人には、VIASOカードは適している。オートキャッシュバック式で、交換のための面倒な手続きが必要ないクレジットカードは珍しいためである。

主なオートキャッシュバック式クレカを比較したとき、銀行系なのはVIASOカードのみである。安心感重視なら、VIASOカードが選択肢に入るだろう。

ACマスターカードは消費者金融のアコムが発行するクレカだが、還元率が0.25％と低めである。ただし、毎月の利用金額から0.25％分が差し引かれて請求される方式のため、無駄がないのはメリットだ。

Likeme by Saison Cardは信販系のクレカであり、還元率が1.0％と高い。ただし、1会計分ごとにポイント付与となるため、端数は切り捨てられやすい。

※1会計につき、100円（税込）未満を切り捨てた金額の1％を請求時にキャッシュバック

P-oneカードは、中小の消費者金融が発行するクレカだ。ACマスターカード同様、毎月の利用金額から1.0％が差し引かれる方式となっている。

還元率は高いが知名度の低さや、キャッシュバックに関する詳細が不明といった中小ならではの不安感は否めない。

かわいいデザインのクレカが欲しい人

VIASOカードは、かわいいデザインのクレカが欲しい人にもおすすめだ。VIASOカードにはさまざまなデザインが用意されているが、その多くはVIASOカードのために書き下ろされたものだ。評判を確認すると、コレクション目当てに申し込む人もいるほど、各キャラクターやアニメのファンにとっては格別のものとなっている。

セキュリティ面で安心感があるクレカが欲しい人

VIASOカードは、クレジットカードに安心感を求める人にも適している。銀行系ならではのネームバリューがあるだけではない。三菱UFJフィナンシャル・グループのリスク管理体制に則ったセキュリティは、業界において最高水準だ（出典：三菱UFJカードは業界最高水準のセキュリティ）。

VIASOカードに申し込む
（公式サイト）

VIASOカードの悪評判が気になる人におすすめのクレカ

ポイントのためづらさをはじめ、VIASOカードの悪い評判が気にかかるのなら、別のクレジットカードも検討してみよう。

VIASOカードにひかれた理由が三菱UFJニコス株式会社に対する安心感なのであれば、同社が発行する三菱UFJカードがおすすめだ。三菱UFJカードは特定シーンで高還元となるためVIASOカードよりポイントが貯まりやすい。

VIASOカードのデザインにひかれた人は、エポスカードもチェックしてみよう。デザインが豊富なので、推しているキャラクターやコンテンツのものが見つかる可能性がある。

一度はVIASOカードにひかれたものの「やはり高還元のクレカが良い」と思い直したのなら、楽天カードを検討してみよう。デザインの選択肢も、エポスカードほどではないが複数ある。

三菱UFJニコスのセキュリティ性にひかれているなら…三菱UFJカード

三菱UFJニコス発行の安心感からVIASOカードに興味を持った人には、同社が発行する三菱UFJカードという選択肢もある。

年会費や申し込み条件など基本的な内容は2枚とも変わらない。三菱UFJカードのほうが優れている点は、特典によるポイントのためやすさだ。

三菱UFJカードには、以下の対象店舗で最大15.0％還元の特典がある。

ただし、最大15.0％還元は、2025年1月31日までの限定（※期間終了後も内容を変更のうえ特典を継続予定）である。そのほかにもいくつかの注意点があるため、三菱UFJカードに申し込む前にWebサイトをよく確認しよう。

三菱UFJカードに申し込む
（公式サイト）

VIASOカードのデザインにひかれているなら…エポスカード

VIASOカードを検討した理由がデザインにある場合、エポスカードを検討してもいいだろう。エポスカードはデザインの選択肢が非常に多く、アニメやゲーム、エンタメ系のジャンルにしぼっても全77種類（2024年10月18日現在）と豊富なためだ。

エポスカードに申し込む
（公式サイト）

VIASOカードの還元率の低さにネックを感じているなら…楽天カード

VIASOカードを検討していたものの還元率の低さにデメリットを感じた人には、楽天カードが良い。楽天カードならいつでもどこでも1.0％還元で買い物ができる。

さらに、楽天ポイントカード加盟店が非常に豊富なため、合計1.5％～2.0％で買い物できることも多い。

VIASOカードやエポスカードには及ばないが、選べるデザインが全10種類ある。

楽天カードに申し込む
（公式サイト）

VIASOカードの審査は甘い？審査基準を解説

VIASOカードに限らず、クレジットカードの審査はすべて厳正に行われる。これは法律（割賦販売法）で定められているためであり、VIASOカードも決して審査が甘いとはいえない。

ただし、審査基準はクレカによって異なる。審査において重要なのは、「申込者の支払い能力が当該カードに見合っているか」であるためだ。申し込み可能な年齢または利用限度額が高いクレカほど、審査基準は厳しくなる。

VIASOカードは高校生を除く18歳以上から申し込み可能であり、利用限度額も最高100万円までと低めだ（出典：VIASOカード｜クレジットカードなら三菱UFJニコス）。よって、審査基準は比較的易しいカードだといえる。

VIASOカードの申し込み手順、発行までの流れ

VIASOカードを申し込んでから発行までの流れは、通常だと以下の通りだ。まずはマイナンバーカードや運転免許証等、必要書類を準備して、公式サイトで必要事項を入力しよう。

申し込みに必要な書類は、基本的に本人確認書類のみだ。以下のうち1枚を用意しておこう。

発行までは最短翌営業日だ。ただし、VIASOカードはバーチャルカードに対応していないため、利用開始は最短3日後のカード到着を待ってからになる。

【最新】VIASOカードのキャンペーン！最大1万円キャッシュバック特典

VIASOカードでは、入会特典として最大1万円のキャッシュバックを実施している。ただし、入会のみでもらえる特典ではなく、いくつかの条件達成が必須だ。

まず、8,000円分のキャッシュバックを受けるには、カード会員専用のWebサイトにログインするためのIDを新規登録し、かつカード利用条件を達成する必要がある。

カード利用条件は、3ヵ月以内に15万円以上だ。コレクション用としてVIASOカードを作ったケースをはじめ、カードの利用予定がない場合には注意しよう。

残りの2,000円分のキャッシュバックは、入会から3ヵ月後末日までに楽Payに登録することを前提としている。しかし、楽Payに登録すると、今後一括払いを指定した決済がすべてリボ払いになってしまう。
※楽Payでは毎月の支払いの上限金額を指定できます（＝指定金額、10万円まで）。上限金額を超えた利用分は、翌月以降に繰り越され、リボ払い手数料がかかります。

どうしてもキャッシュバック特典を満額受けたいのであれば、以下が損をしないためのポイントだ。

よくある質問

【関連記事】
・ポイント還元率の高いクレジットカード10選
・ポイントがよく貯まるクレジットカード5選 効率的な貯め方も紹介
・最大還元率2.2％「リクルートカード」の特徴を解説
・ポイント還元率の高いSuica付帯のクレジットカード8選
・陸マイラーが得する！マイルが貯まるクレジットカード10選
・Visa、JCB、MasterCardの違い