手数料最安のDMM.com証券「DMM株」の特徴やメリットは?手数料や取扱商品など徹底解説

2019.10.14
投資
(写真=DMM株公式ホームページより)
(写真=DMM株公式ホームページより)

DMM.com証券の特徴は手数料の安さ。2018年に株式取引に進出したばかりだが、その安さは、投資家の間で認知されつつある。DMM.com証券で口座開設する場合、手数料以外にどのようなメリットがあるのだろうか、デメリットは?など手数料、取扱商品、ツールも含めDMM.com証券を徹底解説する。

DMM.com証券とはどんなネット証券なのか? 

DMM.com証券は、もともとFXでは口座開設数国内第1位の実績があるネット証券だ。2018年4月4日に「DMM株」として国内株式取引に進出し、株式取引開始当初から手数料の安さを全面的にアピール。「ネット証券最安値」を標榜している。

>>DMM.com証券の詳細はこちら

DMM.com証券の国内株式、信用、米国株など手数料を確認

この「最安手数料」とは同社が取り扱っている国内株式の現物取引と信用取引、そして米国株式を対象にしたものである(以下、表示の取引手数料はすべて、2020年7月1日現在に同社ホームページで公表されていたもの)。国内株式、信用取引、米国株の各取引でDMM.com証券の手数料がどうなっているか見ていこう。

国内株式の取引手数料を確認

まずは気になる手数料を見てみよう。2020年7月1日現在、ホームページで公表されているDMM.com証券の国内株式取引手数料は以下の通りである。なお、取引手数料コースは、1約定あたりの手数料体系だ。

 
約定代金 現物取引(税抜) 信用取引(税抜) ※
~5万円以下 50円 80円
~10万円以下 80円
~20万円以下 97円
~50万円以下 180円
~100万円以下 340円
~150万円以下 400円
~300万円以下 600円
300万円超 800円 0円
※VIPコース(上述「信用取引の手数料も安い」を参照のこと)に該当する場合、信用取引はすべて無料
※新規口座開設後1カ月間は、取引手数料は無料

約定代金5万円で取引手数料50円(税抜)といえば約定代金の若干0.1%の手数料率に過ぎない。この手数料に10%の消費税が上乗せされても55円(税込)、0.11%だ。

手数料上限が税抜800円であれば10%の税込で880円、約定代金が500万円なら手数料率は0.0176%、800万円なら0.011%となり、大口取引であれば手数料はほとんど気にならない程度だ。

また投資を始めたばかりの人の場合、口座開設当初の投資額はそれほど多くないだろう。そのため、投資額が5,000万円を超えるVIPコースの特典に注目するより、一覧表に記載されている国内株式の現物取引または信用取引手数料に注目したほうが現実的だ。

この観点から考えると、DMM.com証券の現物取引と信用取引の手数料は、投資家にやさしい価格設定だと結論付けられる。

SBI、楽天と国内株式取引手数料を比較

ネット証券の双璧であるSBI証券と楽天証券では、株式の現物取引手数料が横並びの状態を維持しながら、ネット証券業界最低水準の手数料を打ち出している。

両社の現物取引手数料(税抜)は、約定代金が

  • 5万円以下で50円
  • 10万円以下で90円
  • 20万円以下で105円
  • 50万円以下で250円
  • 100万円以下で487円
と続く。手数料の上限は、約定代金が3,000万円超で973円だ。

SBI証券と楽天証券の取引手数料も十分インパクトのある手数料であるが、仮に、1回100万円の株式取引を1カ月に4回、1年間続けた場合の取引手数料を、DMM.com証券とSBI証券で比較してみたい。

DMM.com証券の場合】
約定代金100万円の手数料 → 340円(税抜)、374円(10%税込)
374円×48回=1万7,952円

SBI証券の場合】
約定代金100万円の手数料 → 487円(税抜)、535円(10%税込)
535円×48回=2万5,680円

DMM.com証券とSBI証券との手数料の差額】
2万5,680円-1万7,952円=7,728円

取引手数料に1年間で7,728円もの差額が生じるので、DMM.com証券での手数料削減効果は確実に期待できると言ってよいだろう。

信用取引の手数料も業界最安値

DMM.com証券では、現物取引だけでなく、信用取引の手数料も目を見張る安さだ。

そもそもDMM.com証券の信用取引手数料(税抜)は、

  • 約定代金が300万円以下なら取引手数料は80円
  • 300万円超なら0円という
2本立て。

さらに、VIPコース判定基準を満たせば、特典として、約定代金や回数に関わらず、信用取引手数料が毎回0円になる。

VIPコース判定基準は次の通りだ。

①    1日で新規約定代金または信用建玉残高が5,000万円以上の取引があると、翌営業日からVIPコース適用
②    1カ月で新規約定代金または信用建玉残高が5億円以上になる取引があると、翌月からVIPコース適用

信用取引でVIPコース適用になると、手数料0円の他に、次のような特典が付与される。

①    制度信用の買方金利(年率)が2.1%→1.9%にダウン
②    一般信用の買方金利(年率)が3.09%→2.9%にダウン

資金に余裕がある投資家、あるいはデイトレード主体の取引をする投資家なら、理想的な低コスト環境だ。

ちなみに、SBI証券と楽天証券の1約定ごとの信用取引手数料(税抜)は、10万円以下の約定代金で90円、20万円以下で135円、50万円以下で180円、50万円超で350円である。いずれも約定代金5,000万円を目安に大口優遇で信用取引手数料が0円になる。

DMM.com証券のVIPコースや、SBI証券や楽天証券の大口優遇による信用取引手数料0円はさておき、信用取引手数料において、手数料の安さで定評のあるネット証券大手に比べても、さらに安い手数料を設定しているDMM.com証券の絶対的お得感は明白だ。

米国株式取引手数料ももちろん安い

DMM.com証券「DMM株」の3本柱は、国内株式の現物取引と信用取引、そして米国株式取引だ。米国株式取引もまた、国内株式同様に手数料が安く設定されている。

米国株式の取引手数料は、約定代金に関わらず無料だ。ネット証券で米国株式を取り扱っているSBI証券、楽天証券、マネックス証券では約定代金の0.45%の取引手数料が生じるため、DMM.com証券の米国株取引手数料は格安ということがわかるだろう。
為替スプレッド(片道)は25銭と前述の3社と同じ水準だ。
DMM.com証券の米国株式取引は円決済だけであり、米ドルを購入する手間を省ける上に、ネット証券最低水準の手数料で取引できるので、新たに米国株式にチャレンジするのもよいだろう。

>>DMM.com証券の詳細はこちら

新規口座開設特典で1カ月間手数料無料などサービスも手厚い

DMM.com証券で新規に口座開設後、世帯主情報と内部者関連情報の登録が完了すると、その日から1カ月間、特典として、国内株式の現物取引と信用取引、米国株式取引の手数料がすべて無料になる。

このサービスは口座開設特典として常時提供されているので、ネット取引初心者や投資初心者、あるいは証券会社の乗り換えなど、DMM.com証券に新規で口座開設した人なら誰でも適用される。

口座を開設して必要な情報を登録したら、1カ月間の手数料無料期間を十分に活用するため、早々に取引を開始するのがよいだろう。

>>DMM.com証券の口座開設はこちら

DMM.com証券の手数料以外の3つのメリット 

ここまで手数料について見てきたが、手数料以外ではどのようなメリットがあるのか。DMM.com証券のポイントプログラムやツールなどを紹介しよう。

メリット1,ポイントプログラムは1pt=1円で1,000ptから現金に交換可能

DMM.com証券で国内株式(現物取引、信用取引)や米国株式取引を行うと、取引手数料の1%分の「DMM株ポイント」が付与される。貯まったポイントは1pt=1円で換算され、1,000pt以上貯まったら現金に交換して、証券口座に入金される仕組みだ。

国内株式は約定日の翌日朝に、米国株式は現地約定日2日後の国内営業日朝に、取引手数料が合算され、ポイント算出後に証券口座に付与される。貯まったポイントはPCサイトかスマートフォンアプリから確認したり、現金への交換指示を出したりすることができる。

DMM.com証券の取引手数料は格安なため、年に数回程度の少額取引ではポイントが貯まるのを実感できないかもしれない。一方、頻繁に高額取引を行う人や、国内株式に比べて手数料率が高い米国株式を積極的に取引する人はポイントが貯まりやすい。

ポイントの有効期限は1年間であるが、1,000pt貯まれば画面操作だけで現金化できるので、時間も手間もかからない。証券口座に入金された現金を次の株式投資の資金にそのまま充てることもできるので、無駄に感じることもない。

メリット2,初心者にも中上級者にも使いやすいツールとアプリ

DMM.com証券のトレーディングツールやスマートフォンアプリは、どれもインターフェースがシンプル。初心者を含めたあらゆるユーザーの敷居を低くしているのが特徴だ。

・「DMM株 STANDARD」 誰もが使いやすいWebブラウザ版
取引に必要な投資情報や決算情報、ランキング情報、発注機能、保証金シミュレータ、入出金管理、そしてポイント交換機能まで、あらゆる機能を網羅した万能型取引ツール。

初心者から中上級者まで、見やすい画面とシンプル操作で、どのような要求にも応えられる機能性の高さが最大のポイントだ。

・「DMM株 PRO」 取引機能に特化した、プロも納得の高機能トレーディングツール
スピーディで使い勝手がよい発注機能、各自の取引スタイルに合わせた画面のカスタマイズ、板発注画面からのドラッグ&ドロップによる注文変更など、プロの求める機能をフル搭載したダウンロード版高機能トレーディングツール。

DMM株PROは機能を取引に特化することで、スピーディで高い操作性を追求する上級者が納得する仕様になっているのが特徴だ。

・「スマホアプリDMM株」 初心者も中上級者もこれ1本でOK
「スマホアプリDMM株」は、スマートフォンアプリには珍しく、「かんたんモード」と「ノーマルモード」の2つのモードを一つのアプリ内で切り替えて使用できる。

「かんたんモード」は見やすいレイアウトと簡単操作を追求したインターフェースを備えたモードだ。株式取引自体が初めての人でも、複雑なチャート画面や難解な専門用語に煩わされず、気楽に取引できる環境を整えている。

「ノーマルモード」は高機能トレーディングツールさながらの取引環境を備えたモード。スピーディな発注と取引に役立つ豊富な情報量、高機能チャート、充実した検索機能を搭載。投資情報として、ロイターや四季報、みんかぶの情報をリアルタイムで掲載している。

同じスマホアプリで、初心者向けと中上級者向けのモードを切り替えて使用できるので、初心者のうちはかんたんモードで取引を続けて、より詳しい投資情報を基に取引したくなったらノーマルモードに切り替えるといった便利な使い方ができる。

メリット3,DMM内で手数料無料の資金振替ができる

DMM.com証券には、DMM FX、DMM CFD、DMM BANUSY、DMM株がある。投資家が、DMM.com証券内に資金を分散させている場合は、その資金を手数料無料で資金振替することができる。

そのため、将来的にDMM株で上がった利益をDMM FXに振り替えて、振替資金の範囲内でFX取引をする、あるいはDMM株で貯めたポイントを換金して、DMM CFDに資金振替し、それを原資にCFD(差金決済取引)を購入するなどの利用の仕方ができる。

DMM.com証券のデメリット――投資信託や債券、つみたてNISAがない

2020年7月現在の取扱商品は、国内株式、米国株式、そしてNISAとジュニアNISAだけである。つまり、多くのネット証券で当たり前のように購入できる投資信託の取り扱いがないのだ。株式に比べて比較的リスクの少ない債券も取り扱われていない。

投資信託は運用をプロに任せられる、1本で幅広い銘柄や多くの資産に投資するためリスク分散になるなどの理由から、投資初心者に適した金融商品と言われている。

個人向け国債などの債券も、ゼロ金利の預貯金に代わって、低リスクで資産運用できる商品として広く知られている。

このように、投資初心者向けの投資信託や個人向け国債などがなく、さらにつみたてNISA口座もないため、つみたてNISAで積立投信を購入できないことは、DMM.com証券のウィークポイントではある。

ターゲットを絞って、格安手数料で高いコストパフォーマンスを狙う

DMM.com証券のDMM株はネット証券業界の新規参入組であるが、参入以来、格安の取引手数料でネット証券業界を席巻している。手数料の安さがネット証券選びの大きなポイントと考える投資家にとっては、格好の条件を備えたネット証券であるに違いない。

現段階では国内株式と米国株式にサービスが限定されている。投資信託や債券でなく株の取引、という点を承知した上で、DMM.com証券で口座解説をすれば、低コスト運用も実現できるだろう。米国株式銘柄は続々と追加されており、2019年2月からはIPOの取り扱いも開始。取扱銘柄数を順調に伸ばしている。今後も商品やサービスの拡充が十分に期待される。

DMM.com証券の活用法として、最初は安い手数料で腰を据えて株式に投資しながら、長い目で見て次のサービスに期待を寄せるのもよいのではないだろうか。

>>DMM.com証券の口座開設はこちら

文・近藤真理(フリーライター)
 

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