FX口座名 (商品名) |
DMM FX | FXネオ |
口座数 (2020年 1月31日現在) |
75万7,511口座 | 65万4,625口座 |
入金 | ・クイック入金手数料 → 無料(会社負担) ・振込入金→利用者負担 |
・即時入金手数料→ 無料(会社負担) ・振込入金→利用者負担 |
出金 | ・手数料無料(会社負担) ・2,000円以上 |
・手数料無料(会社負担) ・1万円以上 |
取引通貨ペア数 | 20通貨ペア | 20通貨ペア |
取引通貨単位 (米ドル/円) |
1万通貨単位 | 1万通貨単位 |
最大発注数量 (米ドル/円) |
100万通貨 | 【通常モード】100万通貨 【Exモード】500万通貨 |
キャンペーン・特典 | ・口座開設&新規取引で 2万円キャッシュバック ・取引応援ポイント (ポイントランクに 応じて最大3倍付与) |
・口座開設&新規取引で 最大3万円キャッシュバック |
米ドル/円 スプレッド |
0.20銭 | 0.20銭 |
米ドル/円 スワップポイント (2020/7/8 付与分実績) |
7(買)/-10(売) | 6(買)/-9(売) |
追証発生水準 | 証拠金維持率100% | 証拠金維持率100% |
追証未解消による 強制決済手数料 |
なし | 1万通貨当たり500円 (税込) |
ロスカット発動水準 | 証拠金維持率50% | 証拠金維持率50% |
ロスカット手数料 | なし | 1万通貨当たり500円 (税込) |
投資情報 | ・マーケット情報 ・経済指標カレンダー |
・初心者向け学習 ページが豊富 ・GMOクリックTV 投資チャンネル ・経済カレンダー |
デモ取引 | ・仮想マネー500万円 ・利用期間3ヵ月間 ・デモ取引純資産額 ランキングの キャンペーン (賞品付き)は随時開催 |
・仮想マネー 10万~9,999万円の 範囲で任意に設定 ・利用期間1ヵ月間 |
サポート体制 | ・電話は 月曜日7:00~ 土曜日7:00まで (夏時間は月曜日 7:00~土曜日5:50まで) ・メールフォームでの 問い合わせも可 |
・電話は月曜日7:00~ 土曜日7:00まで (夏時間は月曜日7:00~ 土曜日6:00まで) ・問い合わせフォーム の利用も可 |
DMM FXとGMOクリック証券FXネオの基本情報を見ると、取引単位や取扱通貨ペアの種類、追証発生水準、ロスカット発動水準など、FX取引そのものに関わるルールは基本的に同じである。
違いが見られるのは、手数料とキャンペーン・特典内容だ。
キャンペーン・特典に関しては、DMM FXは口座開設キャンペーン以外に、賞品付きのデモ取引純資産ランキングキャンペーンも頻繁に開催されている。
GMOクリック証券FXネオでは、口座開設&新規取引キャッシュバック特典の金額が最大3万円であり、DMM FXよりも高い。
DMM FXにはないが、GMOインターネットグループには株主優待がある。GMOクリック証券口座で対象の取引を行うと、グループ上場会社の保有株式数に応じたキャッシュバックを受けられる。
キャッシュバックは複数あり、中にはFXネオ内の新規建て取引を対象にしたキャッシュバックや、証券コネクト口座の利用によるキャッシュバックもある。
GMOクリック証券口座にキャッシュバックされた資金は、再投資に回すことができるので効率的だ。
【株主優待対象企業】
DMM FXとGMOクリック証券FXネオのどちらも、営業日のほぼ24時間、メールに加えて電話でも問い合わせを受け付けている。深夜も相場が動くFXに挑戦する初心者にとっては、どちらの会社のサポートも非常に心強い。
FX業界の2大口座であるDMM FXとGMOクリック証券FXネオ。FX口座選びに迷ったら、どちらのFX口座のメリットが、自分のFX投資方針や投資スタイルに合致しているかを見極めよう。
DMM FXを特徴づける主なメリットは、以下の3点である。
スプレッドは、FX取引における唯一のコストだ。取り扱う20通貨ペアはどれも、スプレッドが業界最狭水準。さらに、あらゆる費用が無料になっている。低コストにより、FX取引の損益だけに集中できるのが最大のメリットだ。
FX口座が低コストであることは、大きな利益を期待できない初心者にとって絶対条件だ。初めてFX口座を開設する人なら、最初に注目すべきポイントといえるだろう。
多くのFX会社がデモ取引環境を提供しているが、DMM FXのデモ取引は、本番さながらの緊張感と高揚感を味わえる気の利いた仕組みになっている。
本番と同じツールを使うので、操作や注文の模擬体験や練習ができる。リアルタイムレートでデモ取引を行うため、本番同様のスピード感と相場変動も体験できる。
DMM FXのデモ取引には、本番に向けたトレーニング以外のメリットもある。デモ取引参加者ランキングの上位入賞者には、豪華賞品がプレゼントされる。ランキング上位入賞を目指して、デモ取引のモチベーションや本気度が上がる人もいるはずだ。
クイック入金サービス(即時入金サービス)は、手数料無料で提携金融機関の口座からDMM FX口座への入金が即時に反映されるサービスである。
即時入金サービスを提供しているFX会社は多いが、DMM FXではクイック入金サービスで全国の340もの金融機関と提携している。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行といったメガバンクから、ジャパンネット銀行や楽天銀行などのネット銀行、ゆうちょ銀行、全国各地の地方銀行や信用金庫などを利用できるので、非常に便利だ。
クイック入金サービスのために新たに銀行口座を開設しなくても、今ある銀行口座を活用できるので便利だ。
GMOクリック証券ならではのメリットは、以下の3点だ。
GMOクリック証券の口座とGMOあおぞら銀行の銀行口座を連携すると、いくつもの便利なサービスを利用できる。
証券コネクト口座の利用者には、GMOあおぞらネット銀行の優遇金利が適用され、年0.001%(税抜)の普通預金金利が110倍の年0.11%(税抜)になる。
0.11%の優遇金利は、高い優遇金利で知られる楽天証券と楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」の優遇金利0.10%(税抜)より高く、同種の優遇金利サービスでは最高水準だ。
さらに証券口座の余力として、GMOあおぞらネット銀行の証券コネクト口座の残高が反映される。わざわざ資金を振り替える必要がなく、手間がかからない。
待機資金も効率良く増やしたいなら、証券コネクト口座を積極的に活用したい。
高金利通貨ペアとして知られる南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円をすべて揃えており、これらの通貨ペアのスワップポイントはもちろん業界最高水準だ。
FX初心者でトレードにはあまり自信がなくても、低レバレッジで高金利通貨ペアの買いポジションを長期で保有すれば、スワップポイントをコツコツ貯めることができる。これは初心者におすすめの方法だ。
GMOインターネットグループは、インターネットのスペシャリスト集団。GMOクリック証券では、グループの高い技術力を背景に、高速で堅牢な、信頼性の高いシステムやツールを、すべて自社で開発している。
高性能でありながら、使いやすさとわかりやすさにこだわったシステムやツールは、スピードと約定力が勝負のFX取引において重要なカギを握る。
人気のFX口座といえどもメリットばかりでなく、デメリットもある。デメリットも確認した上でFX会社を選び、口座を開設してから「使い勝手が悪かった」ということがないようにしよう。
初心者に最適な条件が揃ったDMM FX口座であるが、初心者だからこそ検討すべき点もある。
スワップポイントを目的としたFX取引は、長期投資が基本。ポジションを保有している間でも相場を常時監視する必要がないので、初心者におすすめだ。
しかし高金利通貨ペアのうち、DMM FXで購入できるのは南アフリカランド/円だけ。
トルコリラ/円とメキシコペソ/円を加えた3通貨ペアの中から好条件のものを選びたい人、あるいは複数の高金利通貨ペアで効率的にスワップポイントを貯めたい人には向いていない。
選択の余地がなくても、業界最高水準のスワップポイントを受け取れる南アフリカランド/円だけで十分という人は、気にする必要はないだろう。
最近のFX業界では、初心者は少額投資から始める流れになっている。初心者はツールの操作に不慣れであり、瞬時に投資判断を下せないことも多いため、損失を出しやすい。
損失を抑えるためには、レバレッジ倍率を低めに設定するだけでなく、取引額を抑えることも重要だ。
資金に余力がある場合は、取引単位が1万通貨単位でも、レバレッジ倍率を1倍から3倍程度に抑えて取引すれば、大きな損失を回避できるだろう。
どうしても少額資金でFXを始めたい人は、取引単位が1,000通貨以下の会社を探したほうがよいかもしれない。
総合評価が高いGMOクリック証券FXネオ口座にも、デメリットがある。そのデメリットが自分にとって致命的なものでないかをしっかり確認してほしい。
ホームページではFXの基本事項が簡潔に説明されており、FXのファンダメンタル分析に必要な経済ニュースや、世界中の経済指標発表予定カレンダーも掲載されている。優れたチャート分析ツールや取引ツールも提供されている。
しかし、テクニカル分析能力を高める、チャート分析手法を学ぶ、あるいはさまざまな投資戦略を学ぶためのセミナーが用意されていない。
技術や知識を学びたい人は別の方法を探し、FXネオ口座を取引に特化した口座として利用することをおすすめしたい。
DMM FXと同じく取引単位は1万通貨単位なので、初心者が少額投資をできる環境とは言い難い。
初心者であっても資金に余裕がある人は、低レバレッジを前提に、FXネオの快適な取引環境で経験を積めるだろう。
余裕資金が限られた状態でFXを始めるならば、少額取引ができるFX会社で慣れてから、FXネオで取引を始めるとよいだろう。
取引手数料が無料のFXでは、主なコストといえばスプレッドだ。FXで利益を出したければ、よりスプレッドの幅が狭い通貨ペアや業者を選ぶべきだろう。
DMM FXとGMOクリック証券FXネオは、スプレッドの狭さで定評がある。実際に、この2つのFX口座の取扱通貨ペアの種類やスプレッドの幅には、どのような違いがあるのだろうか。以下で、両社が公表する原則固定の通貨ペア別スプレッドを比較してみよう。
取扱通貨ペア別スプレッド比較表(2020年10月1日現在)DMM FX | GMOクリック証券 FXネオ |
|
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 0.5銭 |
英ポンド/円 | 1.0銭 | 1.0銭 |
豪ドル/円 | 0.7銭 | 0.7銭 |
NZドル/円 | 1.2銭 | 1.2銭 |
スイスフラン/円 | 1.8銭 | 1.8銭 |
カナダドル/円 | 1.7銭 | 1.7銭 |
南アフリカランド/円 | 1.0銭 | 1.0銭 |
トルコリラ/円 | ― | 1.7銭(原則固定適用対象外) |
メキシコペソ/円 | ― | 0.3銭 |
ユーロ/米ドル | 0.4pips | 0.4pips |
英ポンド/米ドル | 1.0pips | 1.0pips |
豪ドル/米ドル | 0.9pips | 0.9pips |
NZドル/米ドル | 1.6pips | 1.6pips |
米ドル/スイスフラン | 1.6pips | 1.6pips |
米ドル/カナダドル | 1.8pips | ― |
ユーロ/英ポンド | 1.0pips | 1.0pips |
ユーロ/豪ドル | 1.5pips | 1.5pips |
ユーロ/NZドル | 3.5pips | ― |
ユーロ/スイスフラン | 1.8pips | 1.8pips |
英ポンド/豪ドル | 1.6pips | 1.6pips |
英ポンド/スイスフラン | 2.8pips | 2.8pips |
DMM FXとGMOクリック証券FXネオが取り扱う通貨ペアの数は、どちらも20通貨ペアで同じだ。そのうち18通貨ペアは共通であり、スプレッドの幅もまったく同じなので優劣はつけられない。
20通貨ペアのうち、DMMだけが取り扱っている通貨ペアは米ドル/カナダドルとユーロ/NZドルで、GMOクリック証券FXネオだけが取り扱っているのはトルコリラ/円とメキシコペソ/円だ。
米ドル/カナダドルとユーロ/NZドルは、いずれも通貨としての信頼性は高いが、スプレッドの幅が広い通貨ペアである。
米ドル/カナダドルは、米ドル/円以外のクロス円通貨ペア(米ドルが含まれない、円を決済通貨とした組み合わせ)よりも流通量が多いため、取引の対象としては無難だ。ただし、スプレッドの広さが利益を圧迫する可能性は否めない。
ユーロ/NZドルは、スプレッド幅が比較表に掲載されている通貨ペアの中で最も広く、世界の基軸通貨である米ドルが含まれていないため、値動きもわかりにくい。初心者にとって、利益を出すのが最も難しい通貨ペアと言えるだろう。
トルコリラ/円とメキシコペソ/円は、高金利通貨として人気のある通貨を基軸通貨に、円を決済通貨とする通貨ペアである。メキシコペソ/円はさておき、トルコリラ/円のスプレッドは1.7銭(原則固定適用対象外)で決して狭いスプレッドではない。
トルコとメキシコは地政学的リスクが高く、値動きが激しいため、表示されている原則固定スプレッドから大きく開く可能性が高い。
初心者にとっては難易度が高いので、短期トレードではなく、中長期の保有を前提としたスワップポイント目的の購入に向いている通貨ペアだ。
FXのスワップポイントで利益を出す方法は比較的リスクが低く、中長期的に保有することで利益を積み上げられるため、FX初心者におすすめだ。この投資手法では、スワップポイントの高さはFX業者や通貨ペアを選ぶ際の必須条件になる。
DMM FXとGMOクリック証券FXネオでは、各社のホームページ上にスワップカレンダーを公表している。国内の人気通貨ペアのスワップポイント(実績)に、どれほどの違いがあるか見てみよう。
主要通貨ペア別スワップポイント比較表(2020年9月29日付与分)通貨ペア | DMM FX | GMOクリック証券 FXネオ ※ |
||
買い | 売り | 買い | 売り | |
米ドル/円 | 7 | -10 | 6 | -9 |
ユーロ/円 | -12 | 9 | -10 | 7 |
英ポンド/円 | 7 | -10 | 7 | -10 |
豪ドル/円 | 5 | -8 | 2 | -5 |
NZドル/円 | 6 | -9 | 1 | -4 |
トルコリラ/円 | ― | ― | 13 | -16 |
メキシコペソ/円 | ― | ― | 40 | -70 |
南アフリカランド/円 | 6 | -9 | 60 | -90 |
ユーロ/米ドル | -21 | 18 | -21 | 18 |
英ポンド/米ドル | -8 | 5 | -8 | 5 |
豪ドル/米ドル | -4 | 1 | -4 | 1 |
国内で最も人気がある米ドル/円のスワップポイントを含め、多くの通貨ペアでは、DMM FXのスワップポイントのほうが高い、もしくは同じだ。
GMOクリック証券では、高金利通貨と呼ばれる南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソを含む通貨ペアを扱っており、スワップカレンダーにも「高金利通貨ペア」と記載されている。
スワップポイント全体としては、DMM FXが若干有利、もしくは両社が拮抗している状態といえる。
FX取引では、取引ツールや分析ツールの操作性は投資成果を左右する要因になる。DMM FXとGMOクリック証券FXネオのツールの特徴を理解して、自分が使いやすいツールを提供している会社を選びたい。
ツール | 形態 | 特徴 |
DMMFX PLUS (取引ツール) |
PC ダウンロード版 |
・画面のカスタマイズ自在 ・豊富な機能を備えたハイグレードツール ・チャートから注文できる ・多彩なテクニカルチャート |
DMMFX STANDARD (取引ツール) |
PC ダウンロード版 |
・決済同時発注機能あり ・FIFOなど多様な注文方法を搭載 |
プレミアチャート (チャート分析ツール) |
取引ツール搭載 | ・取引ツールのメニューから起動 ・マルチチャート対応 ・29種類のテクニカル指標を採用 |
取引通信簿 (取引結果分析ツール) |
WEB ブラウザ版 (マイページ) |
・DMM FX口座における取引の 分析結果をグラフ多用でビジュアル化 |
スマホアプリDMM FX (総合取引ツール) |
スマホDL版 | ・入出金、取引、お客様情報の確認など、 1台であらゆる操作ができる ・スピード発注機能搭載 ・11種類のテクニカル指標を搭載 |
DMMFX for smart phone (総合取引ツール) |
WEB ブラウザ版 |
・チャート画面と注文画面の スムーズ切り替え ・注文設定機能搭載 ・クイック入金機能搭載 |
取引ツール、分析ツール、スマホアプリはWEBブラウザ版とダウンロード版を提供している。いずれもシンプルで直感的に使えるため、使う人を選ばない。
注文方法の選択肢が多く、豊富なテクニカル指標も特徴の一つ。機能性と見やすさ、使いやすさを重視したツールばかりなので、初めてFXにチャレンジする人でも気軽の操作できる。
ツール | 形態 | 特徴 |
はっちゅう君 FXプラス (高機能 取引ツール) |
PCリッチ クライアント型 |
・パワーユーザー向けハイエンド取引ツール ・高速なレート配信速度と約定スピード ・最大注文数量が大きいExモード対応 ・1クリックのスピード注文ができる |
WEB取引画面 | WEB ブラウザ版 |
・情報がコンパクトにまとめられている ・初心者でも簡単に操作できる |
プラチナ チャートプラス (チャート 分析ツール) |
WEB ブラウザ画面 または取引 ツールから起動 |
・別ウインドウで起動できる ・38種類のテクニカル指標搭載 ・25種類の描画オブジェクト ・チャートウィンドウの16画面分割ができる ・チャート上から見られるニュース機能 |
GMOクリックFX (スマホアプリ) |
スマホDL版 | ・チャートのライン上から注文できる ・スピード注文チャートを縦横自在に配置 ・チャートの4画面分割ができる ・豊富な便利機能 |
モバトレ君 (取引ツール) |
携帯電話用 WEBサイト版 |
・携帯電話からPC用WEB取引画面と 同様の機能を使用できる ・全商品対応 ・Exモード対応 |
自社で開発した取引・分析ツールなので、利用者の要望が反映された使いやすさが魅力だ。
取引ツールやスマホアプリにはさまざまな機能や多彩なテクニカル指標などがあり、中上級者が必要とするあらゆる機能を備えたハイスペックツールに仕上がっている。分析ツールも、豊富なテクニカル指標と見やすさ、使いやすさを同時に実現している。
GMOクリック証券には、全商品・全サービスに対応している携帯電話専用総合取引サイトも用意されており、幅広いユーザーのあらゆる用途にも配慮している。
FXは証拠金取引であり、自己資金の25倍もの取引ができるため、顧客の損失額を限定するための仕組みが欠かせない。
以下は、両社ホームページに掲載されている追証とロスカットルールを参照して作成した比較表である。DMM FXとGMOクリック証券FXネオの共通点と相違点を、詳しく見てみよう。
追証関係内訳 | DMM FX | GMOクリック証券FXネオ |
証拠金維持率(※1) 判定タイミング |
毎営業日クローズ時点 ※翌朝午前5時59分、 ※土曜日朝のみ午前5時50分 |
毎営業日ニューヨーク クローズ時点 |
追証発生水準 | 証拠金維持率が 100%を下回った場合 |
証拠金維持率が 100%を下回った場合 |
追証発生の 確認方法 |
顧客にメールで通知 | 顧客にアラート メールを送信 |
追証発生による影響 | ・新規注文と出金の停止 ・未約定注文と出金予約の取消 |
・新規注文と振替出金の停止 ・未約定注文の取消 |
追証解消方法※2 | ・追証金額以上を入金 ・ポジションの一部を決済 |
・追証金額以上を入金 ・ポジションの一部を決済 |
追証解消期限 | 追証発生の翌営業日の ・夏時間:午前5時59分まで ・冬時間:午前4時59分まで |
追証発生の翌営業日の 日本時間午前3時00分まで |
強制決済時刻 | 追証発生の翌営業日の ・夏時間:午前6時00分 ・冬時間:午前5時00分 |
追証解消期限後、 強制決済※3 |
強制決済手数料 | なし | 1万通貨単位当たり500円 (税込) |
ロスカット関係内訳 | DMM FX | GMOクリック証券FXネオ |
ロスカット水準 | 証拠金維持率が 50%を下回った時点 |
証拠金維持率が 50%を下回った時点 |
ロスカット執行手順 | 1.注文証拠金の取り消し 2.①で証拠金維持率 50%を回復しなければ、 ロスカット執行 |
発注中の全注文を キャンセルし、 強制的に建玉の 反対売買が執行される |
ロスカット手数料 | なし | 1万通貨単位あたり 500円(税込) |
DMM FXとGMOクリック証券FXネオは、FX口座としてのスペックが似通っている。そのため、どちらを選ぶべきか迷う人も多いだろうが、2つのFX口座の違いから、それぞれの志向性が見えてくるはずだ。
徹底的に手数料を抑えて顧客の利益を最大化するDMM FX。高いスワップポイントを提供し、より厳格なロスカットで顧客資産の損失を最小限に食い止めるGMOクリック証券。
どちらを選ぶかは、FX取引を実際に行う投資家の投資スタイル次第だ。
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