ANA VISA ワイドゴールドカードはマイル還元率で一番お得!?損益分岐点、お得な使い方、メリット・デメリットなど解説

2020.6.3
運用・家計
(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
「ANA VISA ワイドゴールドカード」は還元率が高く、ANAマイルがよく貯まるゴールドカードとして、マイラーに人気のクレジットカード。ここでは、どのくらいマイルが貯まるのかをシミュレーション。マイル還元率以外のメリットやデメリットも含め、「ANA VISA ワイドゴールド」を徹底解説する。

目次
1,「ANA VISAワイドゴールドカード」の3つのポイント
2,基本スペックと審査基準
3,「ANA VISA ワイドゴールド」のポイント・マイル還元率
4,マイル還元率・獲得数アップの方法
5,獲得マイルシミュレーション
6,一般カードとどちらがお得?損益分岐点を計算
7,3つのメリット――空港ラウンジ、ANA優待、付帯保険
8,3つのデメリット――年会費はやはり高額な印象
9,「ANA VISAワイドゴールドカード」はどんな人におすすめ?

1,「ANA VISAワイドゴールドカード」の3つのポイント

クレジット利用ポイントをお得なレートでANAマイルに交換できる「ANA VISAワイドゴールドカード」。このクレジットカードの際立った点として、まず次の3つを挙げておこう。 特にマイル還元率が高いことで人気のカードだが、申し込む価値はあるのだろうか。

2,基本スペックと審査基準――付帯保険の充実と各種追加カードが特徴

還元率の詳細やメリット・デメリットを見ていく前に、「ANA VISAワイドゴールドカード」の基本スペックと審査基準を紹介していこう。

「ANA VISAワイドゴールドカード」の基本スペック

国際ブランド VISA
年会費 1万5,400円(税込)※年会費割引特典あり
家族会員4,400円(税込)※年会費割引特典あり
ポイントサービス Vポイント
通常ポイント還元率 0.5~1%
ポイント交換対象 ANAマイル
Amazonギフト券
dポイント など
空港ラウンジサービス 国内主要32空港+ハワイ・ホノルル
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(自動付帯)
国内航空傷害保険(利用付帯)
お買い物安心保険
追加カード 家族カード
ETCカード
バーチャルカード
電子マネー 【カード本体に搭載】
iD
楽天Edy
※Apple Pay、Google PayはiD決済扱い
【別途カード発行】
WAON
PiTaPa
ポイント還元率は、楽天ポイントやdポイントへの交換では0.5%、ANAマイルの交換では1%(1ポイント→2マイル)となる。ANAマイルを効率的に貯めるのに特化したカードと考えていいだろう。
 

「ANA VISAワイドゴールドカード」の審査基準……年収は400万円以上が目安

審査基準そのものではないが、申し込み対象に「原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」とある。このため専業主婦や学生、アルバイト・パートは、審査に通る可能性は低い。

年収についてはネットの口コミ情報になってしまうが、400万円以上から審査に通る可能性があるそうだ。しかし、過去にクレジットカードやカードローンの支払いや返済などで延滞があると、年収条件を満たしていても審査が厳しくなると考えられる。

「ANA VISAワイドゴールドカード」の年会費を下げる方法……1万5,400円→1万450円に

年会費1万5,400円(税込)は、ゴールドカードの中では高額な部類だ。しかし年会費割引特典を最大限に利用することで、1万450円まで下げることができる。年会費を下げる方法は、以下のとおり。

・方法1,「カードご利用代金WEB明細書サービス」の利用
紙の明細書の送付の代わりにウェブ上で明細を確認する「カードご利用代金WEB明細書サービス」を利用すると、次年度年会費が1,100円(税込)割引になる。

・方法2,「マイ・ペイすリボ」の登録・利用
自動リボ払いサービス「マイ・ペイすリボ」の登録と、年1回以上の利用(2021年2月支払い分からは年1回以上のリボ払い手数料の支払いが条件)により、年会費が1万1,550円(税込)になる。「カードご利用代金WEB明細書サービス」の利用による割引と併用することもでき、その場合は1万450円(税込)になる。

家族カードに関しては、「カードご利用代金WEB明細書サービス」の利用による割引は適用外だ。しかし「マイ・ペイすリボ」の登録・利用による割引は適用され、4,400円(税込)→2,750円(税込)となる。

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3,「ANA VISA ワイドゴールド」のポイント・マイル還元率――ポイント→マイル→特典航空券への交換がお得

航空会社提携クレジットカードの中には、クレジット利用により直接マイルが貯まるものもある。しかしこの「ANA VISAワイドゴールドカード」では、まずポイントが貯まり、それをマイルに移行することになる。

貯まるポイントと還元率……通常のポイント還元率は約0.5%

貯まるポイントは「Vポイント」で、クレジット利用金額200円(税込)ごとに1ポイントが貯まる。1ポイントは、1円相当の価値だ(ポイント還元率約0.5%)。

ポイント・マイルの交換対象……ポイントはマイルへの交換が圧倒的にお得

ポイントはANAマイルのほか、各種賞品、各社ギフト券・ポイントなどに移行・交換でき、カード利用代金へ充当する形でのキャッシュバックもできる。

ANAマイルへは1ポイント→2マイルのレートで移行できるので、マイル還元率は1%(100円につき1マイル)。一般的に1マイルは2円相当の価値があるとされるため、マイルへの交換が圧倒的にお得ということになる。なお、通常のクレジット利用ポイントとは別に付与されるボーナスポイントについては、5ポイント→3マイルの移行レートとなる。

このカードにはマイレージカード機能もあるので、ポイントをマイルに交換した場合はフライト(搭乗)マイルと合算して利用できる。特典航空券への交換に必要なマイル数の目安を紹介しよう。

国内線特典航空券必要マイル数(東京からの片道)
  秋田、庄内、仙台、
新潟、八丈島、富山、
小松、能登、名古屋、大阪
沖縄 石垣、宮古
ローシーズン 5,000マイル 7,000マイル 8,500マイル
レギュラーシーズン 6,000マイル 9,000マイル 1万マイル
ハイシーズン 7,500マイル 1万500マイル 1万1,500マイル
国際線特典航空券必要マイル数(日本からの往復・エコノミークラス)
  ソウル 中国・台北・
マニラ
東南アジア・
インド
ハワイ 北米 ヨーロッパ・
ロシア
オセアニア
ローシーズン 1万
2,000マイル
1万
7,000マイル
3万マイル 3万
5,000マイル
4万マイル 4万
5,000マイル
3万
7,000マイル
レギュラー
シーズン
1万
5,000マイル
2万マイル 3万
5,000マイル
4万マイル 5万マイル 5万
5,000マイル
4万
5,000マイル
ハイ
シーズン
1万
8,000マイル
2万
3,000マイル
3万
8,000マイル
4万
3,000マイル
5万
5,000マイル
6万マイル 5万マイル
表の「ローシーズン」は航空機利用者が比較的少ない時期、「ハイシーズン」は混み合う時期、「レギュラーシーズン」はその中間的な時期を指している。ハイシーズンでは、ANAマイレージサービスの会員グレードが高くないと特典航空券が取れないこともある。そんな時に役に立つのが、「ANA SKYコイン」への交換だ。

マイルは特典航空券だけでなく、「ANA SKYコイン」に交換することもできる。このコインはANAサイト上では現金と同じように使えるため、「ハイシーズン」でも航空券を入手しやすい。

なおマイル→SKYコインのレートは、一度に交換する量が多いほどアップする。
 
交換レート 交換マイル数 交換後コイン数
1倍 1~9,999マイル 1~9,999コイン
1.2倍 1万マイル 1万2,000コイン
1.3倍 2万マイル 2万6,000コイン
1.4倍 3万マイル 4万2,000コイン
「ANA SKYコイン」は現金と併用することができるので、足りない分は現金で支払うこともできる。購入した航空券にも、フライトマイルが付与される。

ただし「ANA SKYコイン」に交換して航空券を購入すると、マイルを特典航空券に交換する場合よりもレートが悪くなってしまうため、ケースバイケースで使い分けたい。
 

4,マイル還元率・獲得数アップの方法――ANA利用分はポイントとマイルが同時に貯まる

「ANA VISA ワイドゴールドカード」には、Vポイントの還元率アップ、ANAマイルの付与・還元率アップの仕組みが用意されている。

ポイントアップの方法1,ボーナスポイントプログラムのレートアップを狙う

ボーナスポイントプログラムのリニューアルのため、これから入会する会員には、しばらくの間既存の方式でのボーナスポイント付与は行われない。

新しいボーナスポイントプログラムは2021年2月に始まる予定で、内容は以下のとおり。
 
毎月のショッピング合計金額 ボーナスポイント数
15万円(税込)未満の場合 5万円ごとに50P
15万円(税込)以上の場合 5万円ごとに100P
毎月のショッピング利用金額に応じて、ボーナスポイントが付与される。月15万円(税込)以上の利用でボーナス付与率が2倍になるので、クレジットで支払えるものをこのカードに集中させて、レートアップを狙いたい。

ポイントアップの方法2,「ココイコ!」を活用する

「ココイコ!」は事前エントリーの上、対象店舗でカード利用するとポイントアップやキャッシュバックを受けられるサービス。三井住友カードが運営する「Vpass」経由でエントリーできる。ポイントアップ倍率とキャッシュバック率は、以下のとおり。
 
対象店舗 ポイントアップ率 キャッシュバック
大丸 3倍 1%
タカシマヤ 3倍 1%
ビックカメラ 2倍 0.5%
松坂屋 3倍 1%
紀伊國屋書店 2倍 0.5%
東急百貨店 3倍 1%
京王百貨店 2倍 0.5%
ユニバーサル・
スタジオ・ジャパン
3倍 1%
リーガロイヤルホテル 2倍 0.5%
有名百貨店が揃っているので、便利かつお得に利用できそうだ。店舗を利用する直前でもエントリーできるので、買い物の前にチェックしておきたい。

ポイントアップの方法3,「ポイントUPモール」経由のネットショッピング

ポイントサイト「ポイントUPモール」経由でネットショッピングをすると、2~20倍のポイントアップを受けられる。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、じゃらんなど主要なネットショップ・モールが登録されている。こちらも「Vpass」から「ポイントUPモール」へ入れるので、経由さえ忘れなければいつものスマホでのネットショップでもポイントアップを図れるはずだ。

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マイルアップの方法1,入会時・継続時・搭乗時にボーナスマイルが贈呈される

カード入会時と毎年の継続時に、ボーナスマイルが贈呈される。さらに搭乗時は、通常のフライトマイルにボーナスマイルが加算される。
 
入会時マイル贈呈 2,000マイル
継続時マイル贈呈 2,000マイル
搭乗マイル加算 通常マイルに25%プラス

マイルアップの方法2,「ANAカードマイルプラス加盟店」の利用

「ANAカードマイルプラス加盟店」でのカード利用で、クレジット利用ポイントとは別に100円(税込)または200円(税込)につき1マイルを獲得できる。

加盟店はバラエティーに富んでおり、そのうち航空券や機内販売などANAやANAグループでの利用の多くが100円(税込)につき1マイル還元である(マイル還元率1%)。その際のクレジット利用ポイントをマイルに移行した場合、マイル還元率は合計2%になる。

また、セブン-イレブンなど日常的に使う店舗も対象だ。セブン-イレブンでは200円につき1マイルが貯まるので、合計マイル還元率は1.5%になる。
 

5,獲得マイルシミュレーション――年間300万円利用で得た特典航空券でハワイへ

「ANA VISA ワイドゴールドカード」はマイルが効率良く貯まると言われているが、ここでは具体的にクレジット年間利用金額別のマイル獲得数をシミュレーションしてみよう。

このカードを検討している人はANA航空便を利用していると思われるので、年間利用金額の10%をANA航空券の決済に使うケースで考える。なお、ボーナスポイントプログラムの計算上、毎年同じ金額を使っているものと想定。継続時マイルも計算に入れた。

クレジット利用年額別獲得マイル数
クレジット
年間利用額
クレジット
決済
による
獲得マイル
「ボーナス
ポイント
プログラム」に
よる獲得マイル
「ANAカード
マイルプラス
加盟店」
獲得マイル
(航空券
購入分)
継続時
マイル
合計獲得
マイル
200万円 2万マイル 1,440マイル 2,000マイル 2,000マイル 2万
5,440マイル
300万円 3万マイル 2,880マイル 3,000マイル 2,000マイル 3万
7,880マイル
400万円 4万マイル 3,600マイル 4,000マイル 2,000マイル 4万
9,600マイル
500万円 5万マイル 5,040マイル 5,000マイル 2,000マイル 6万
2,040マイル
※フライトマイルとそれに伴う搭乗ボーナスマイルを除いたマイル獲得数
※ボーナスポイントに関しては、2021年2月からの新しいボーナスポイントプログラムで試算した。


このシミュレーションによると、年間200万円程度の利用でもハイシーズンの東京-石垣往復、あるいは日本-マニラ往復の特典航空券に交換しても、なおマイルが余るほど貯まることになる。また300万円の利用なら、ローシーズンの日本-ハワイ往復の特典航空券も得られる。
 

6,「ANA VISAワイドゴールドカード」と「ANA VISAワイドカード」どちらがお得?損益分岐点を計算

ANAカードには、「ANA VISA ワイドゴールドカード」と一般カードの間に「ANAワイドカード」というランクがある。年会費も比較的高額で、ゴールドランクに迫る内容だ。カード選びの際にどちらにするか悩むところだが、いったいどちらがお得なのだろうか?

「ANA VISAカード」のゴールドカードとワイドカードの比較

  ANA VISA
ワイド
ゴールド
カード
ANA VISA
ワイドカード
年会費(税込) 1万5,400円
家族会員4,400円
7,975円
家族会員1,650円
割引特典最大
適用時の年会費(税込)
1万450円
家族会員2,750円
6,902円
家族会員1,072円
入会・継続ボーナスマイル 2,000マイル 2,000マイル
搭乗ボーナスマイル +25% +25%
通常ショッピング時の
マイル還元率
1%
(移行手数料
無料で常時、
2倍コース適用)
0.5%
(6,600円の
移行手数料がかかる
2倍コース加入で1%)
ANA航空券購入時の
マイル還元率
2% 1.5%
ビジネスクラス
カウンター
チェックイン
国内空港ラウンジ無料利用 不可
年会費と空港ラウンジサービスの有無以外で大きく異なるのは、年会費と通常マイル還元率だ。

年会費については、前述のとおり「ANA VISA ワイドゴールド」は「カードご利用代金WEB明細書サービス」と「マイ・ペイすリボ」の割引特典を併用できる。しかし「ANA VISA ワイドカード」では併用できず、年会費は「カードご利用代金WEB明細書サービス」では550円引きの7,425円(税込)になり、「マイ・ペイすリボ」では1,073円引きの6,902円(税込)になる。

マイル還元率については「ANA VISAワイドカード」でも1%にすることができるが、その場合は移行手数料として年間6,600円(税込)がかかる「2倍コース」に申し込まなくてはならない。

次に、「ANA VISA ワイドゴールドカード」と「ANA VISAワイドカード」の年会費と移行手数料、マイル獲得数を整理し、1マイル→2円相当とした場合の損益分岐点を考えてみよう。

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損益分岐点1,「ANA VISAワイドカード」通常コース(マイル還元率0.5%)のままなら年80万円以上利用はゴールドがお得

「ANA VISAワイドカード」(2倍コースに申し込まない場合)と「ANA VISA ワイドゴールドカード」の年間費用の差は、以下のとおりだ。

「ANA VISAワイドゴールドカード」と「ANA VISAワイドカード」の年間費用比較
  ANA VISA
ワイド
ゴールドカード
※1
ANA VISA
ワイドカード
※2
年間費用差額
※3
通常年会費(税込) 1万5,400円 7,975円 7,425円
WEB明細割引適用後
年会費(税込)
1万4,300円 7,425円 6,875円
マイ・ペイすリボ+
WEB明細割引適用後
年会費(税込)
1万450円 6,902円 3,548円
※1、「ANA VISA ワイドゴールドカード」は2倍コース:1P→2マイル/マイル還元率1%
※2、「ANA VISA ワイドカード」は通常コース:1P→1マイル/マイル還元率0.5%
※3、※1から※2を引いた金額


通常ショッピングにおける、「ANA VISAワイドゴールドカード」と「ANA VISAワイドカード」のマイルの貯まり方の違いも見てみよう。
    
「ANA VISAワイドゴールドカード」と「ANA VISAワイドカード」のマイル獲得数比較
通常ショッピング
利用額
ANA VISAワイド
ゴールドカード
※1
ANA VISA
ワイドカード
※2
獲得マイル差
※3
30万円 3,000マイル 1,500マイル 1,500マイル
(3,000円相当)
40万円 4,000マイル 2,000マイル 2,000マイル
(4,000円相当)
60万円 6,000マイル 3.000マイル 3,000マイル
(6,000円相当)
70万円 7,000マイル 3,500マイル 3,500マイル
(7,000円相当)
80万円 8,000マイル 4,000マイル 4,000マイル
(8,000円相当)
100万円 1万マイル 5,000マイル 5,000マイル
(1万円相当)
※1、2倍コース:1P→2マイル/マイル還元率1%で試算
※2、通常コース:1P→1マイル/マイル還元率0.5%で試算
※3、1マイル→2円相当で換算した場合の差額


2つの表から考えると、損益分岐点は以下のようになる。 年会費割引の適用によって損益分岐点は変わるが、年間80万円以上クレジットを利用する場合は「ANA VISAワイドゴールドカード」のほうがお得ということになる。

損益分岐点2,「ANA VISAワイドカード」2倍コース(還元率1%)+年会費割引適用の場合でもゴールドがお得

次に、「ANA VISAワイドカード」の2倍コース(通常年会費に6,600円追加)の場合を同様に見ていこう。

「ANA VISAワイドゴールドカード」と「ANA VISAワイドカード」の年間費用比較
  ANA VISAワイド
ゴールドカード
※1
ANA VISA
ワイドカード
※2
年間費用差額
※3
通常年会費(税込) 1万5,400円 1万4,575円 825円
WEB明細割引
適用後年会費(税込)
1万4,300円 1万4,025円 275円
マイ・ペイすリボ+
WEB明細割引
適用後年会費(税込)
1万450円 1万3,502円 −3,052円
※1、2倍コース:1P→2マイル/マイル還元率1%で試算
※2、2倍コース:1P→2マイル/マイル還元率1%、2倍コース移行手数料6,600円(税込)で試算
※3、※1から※2を引いた金額


この場合は、「ANA VISAワイドゴールドカード」も「ANA VISAワイドカード」もマイル還元率は1%。

年会費割引を2つとも利用した場合は、「ANA VISAワイドゴールドカード」のほうが安く済むことになる。それ以外の場合は「ANA VISAワイドカード」のほうが年間費用は安くなるが、いずれも大きな差はない。したがって付帯保険や空港ラウンジサービスの有無などを考えると、「ANA VISAワイドゴールドカード」のほうがお得感が強いだろう。

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ほとんどの人は「ANA VISAワイドゴールドカード」のほうがお得

「カードご利用代金WEB明細書サービス」については一度申し込めばいいだけなので、手間や負担なく年会費の割引適用を受けられる。

「ANA VISAワイドカード」と「ANA VISAワイドゴールドカード」のどちらかで悩んでいる場合、焦点となるのは「マイ・ペイすリボ」を使うかどうかだ。リボ払いの場合は年会費が割引になるとはいえ、リボ払い手数料をできるだけ少なくするには工夫が必要であり、それがわずらわしく感じることもあるかもしれない。

「マイ・ペイすリボ」を利用するか否かによって、どちらのカードを持ったほうがお得度が高いかが変わってくる。
 
マイ・ペイすリボの
利用の有無
「ANA VISAワイドゴールドカード」
のほうがお得になる条件
年間40万円以上クレジット決済がある
「ANA VISAワイドカード」の
利用を通常コースで検討している
年間70万円以上のクレジット利用がある
「ANA VISAワイドカード」の
利用を2倍コースで考えている
空港ラウンジなどのゴールドカードの
サービスを利用したい
「ANA VISAワイドカード」よりも「ANA VISAワイドゴールドカード」を選んだほうがいいケースをまとめると、上の表のようになる。ほとんどの人は、「ANA VISAワイドゴールドカード」を所有したほうがお得になるだろう。
 

7,「ANA VISAワイドゴールドカード」の3つのメリット――空港ラウンジ、ANA優待、付帯保険

ここまで、このクレジットカードの還元率について詳しく解説してきた。次からは、このカードを特徴づけているメリットを3つ紹介しよう。

メリット1,国内32空港+ハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できる

国内主要32空港とハワイ・ホノルルの「ダニエル・K・イノウエ国際空港」のラウンジを無料で利用できる。ラウンジサービスが提供される国内空港は、以下のとおり。
 
新千歳空港 函館空港 旭川空港 青森空港
秋田空港 仙台国際空港 新潟空港 富山空港
小松空港 成田空港 羽田空港 富士山静岡空港
中部国際空港 関西国際空港 神戸空港 伊丹空港
岡山空港 米子空港 広島空港 出雲縁結び空港
山口宇部空港 高松空港 徳島空港 松山空港
北九州空港 福岡空港 大分空港 長崎空港
熊本空港 宮崎空港 鹿児島空港 那覇空港

メリット2,ANAグループの各種優待が提供される

ANAやANAグループの店舗などで、割引などの優待が受けられる。上手に活用することで、旅がさらに便利でお得になるはずだ。
 
特典名称・特典対象店舗 特典内容
ビジネスきっぷ 割引運賃適用
ビジネスクラスカウンター
チェックイン
ANA国際線エコノミークラス利用時にも
ビジネスクラスカウンターでチェックインできる
ANA国内線・国際線機内販売 10%オフ
空港内免税店 10%オフ
ANA FESTA(空港内店舗) 5%オフ
ショッピングサイト
「ANAショッピング A-style」
5%オフ
新宿高島屋SHILLA&ANA
(免税店)
10%オフ
ANAビジネスソリューション
公開講座受講料
15%オフ
セントラルパーキング成田 駐車料金特別割引
マイル付与
IHG・ANA・ホテルズ
グループジャパン
お得な宿泊料金よりさらに5%オフ
朝食無料・ウェルカムドリンクサービス
JRホテルクレメント高松 正規料金より20%オフ
朝食無料・ウェルカムドリンク
レンタカー割引 国内5%オフ
海外5~20%オフ
特にビジネスクラスカウンターチェックインのサービスは、空港が混み合うお盆やお正月などは重宝するだろう。このカードの恩恵を強く感じるはずだ。

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メリット3,最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯、航空機遅延保険も

付帯保険は、海外・国内旅行傷害保険のほか、国内航空傷害保険、国内航空機遅延保険、ショッピング保険など充実した内容になっている。

・旅行傷害保険……海外・国内ともに自動付帯、海外は家族特約も
旅行傷害保険は、海外・国内とも最高5,000万円。いずれも、旅行代金のカード決済の有無にかかわらず付帯する「自動付帯」である。なお海外旅行傷害保険には、家族カードを持たない19歳未満の家族にも保険が適用される家族特約が付いている。

海外旅行傷害保険(自動付帯)
保険項目 保険金額
本会員・家族会員 家族特約対象者
死亡・後遺障害 5,000万円 1,000万円(死亡)
30万~1,000万円(後遺障害)
傷害治療費用
(1事故)
150万円限度 50万円限度
疾病治療費用
(1疾病)
150万円限度 50万円限度
賠償責任
(1事故)
3,000万円限度 1,000万円限度
携行品損害 50万円限度
(1旅行中かつ1年間/
自己負担3,000円)
15万円限度
(1旅行中かつ1年間/
自己負担3,000円)
救援者費用 100万円限度(1年間) 50万円限度(1年間)
国内旅行傷害保険(自動付帯)
保険項目 保険金額
死亡・後遺障害 最高5,000万円
入院日額(※) 5,000円
手術(※) 最高20万円
通院日額(※) 2,000円
※事故発生から8日目以降もなお入院・通院の状態にある場合、1日目から保険金が支払われる

・国内航空障害保険……自動付帯で最高5,000万円
国内で航空機利用中にケガをした場合に補償が受けられる保険。搭乗中だけでなく航空機搭乗者だけが入れる飛行場内エリアでのケガも対象となり、ANA便以外の搭乗でも適用される。

国内航空障害保険(自動付帯)
保険項目 保険金額
死亡 5,000万円
後遺障害 150万~5,000万円
入院日額 1万円
通院日額 2,000円
手術費用 10万~40万円
・国内航空機遅延保険……利用付帯で最高2万円
国内航空便利用時に、出航遅延や手荷物の遅延・紛失によって生じた費用が補償される。こちらは、旅行代金をカード決済した場合のみ付帯する「利用付帯」だ。

国内航空機遅延保険(利用付帯)
補償内容 保険金額
乗継遅延費用
(1回の限度額)
2万円
出航遅延
欠航
搭乗不能費用
(1回の限度額)
1万円
手荷物遅延費用
(1回の限度額)
1万円
手荷物紛失費用
(1回の限度額)
2万円限度
・お買物安心保険(ショッピング保険)……90日間300万円限度で補償
国内外においてカードで購入した商品が、90日以内に破損・盗難・火災などの偶然の事故で損害をこうむった場合に適用される保険。300万円を限度に補償される(自己負担額3,000円)。
 

8,「ANA VISAワイドゴールドカード」の3つのデメリット――年会費はやはり高い印象

「ANA VISAワイドゴールドカード」は、銀行系カードに航空会社が提携しているためステータスが高く、実用的にもマイルが貯まりやすいカードだが、デメリットもしっかり把握しておきたい。

デメリット1,年会費が高額

税込年会費が本会員1万5,400円、家族会員4,400円と高額であることはデメリットと言えるだろう。

年会費割引特典により、本会員1万450円、家族会員2,750円まで下げることができるが、リボ払い手数料を支払うことなく年会費割引のメリットだけを享受するには、リボ支払額の管理などが必要になる。これを面倒と感じる人は少なくないだろう。

デメリット2,ポイント還元率そのものは高くない

マイル還元率は通常1%と高水準だが、ポイントをマイル以外に交換する場合は約0.5%になる。しばらく航空機に乗らないなどの理由でポイントをマイル以外で利用する場合は、お得さをあまり感じられないだろう。

デメリット3,傷害・疾病治療費用の保険金が比較的少ない

海外旅行傷害保険で重要なのは、海外で受診する際の治療費用だ。このカードの付帯保険では150万円に設定されており、ゴールドカードの補償額としてはやや少ない印象がある。

ただし自動付帯なので、ANA関連以外の旅行代金をほかの海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードで支払うことで、各カードの保険の補償額を合算することができる。

9,「ANA VISAワイドゴールドカード」はどんな人におすすめ? 

以上紹介してきたカードの特徴からすると、ANAを使えば使うほど、お得度も上がるカードであることは間違いない。

また、ボーナスポイントプログラムの付与率を考えると、毎月15万円(税込)以上のクレジット利用がある人なら、より一層ポイント・マイルが貯まりやすくなり、特典航空券へスムーズに手が届きそうだ。月15万円というと、日常生活でほとんどの出費を可能な限りクレジット決済していれば、達成の難しい金額ではない。

ANAの利用が多く、一定以上の年間クレジット利用額が見込まれる人は、ぜひ取得を検討してみてほしい。

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執筆・

「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
 

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