海外出張や高額な買い物の予定があり、クレジットカードをすぐ入手したい場合に頼りになるのが即日発行可能なクレジットカードだ。ここではおすすめのカード5枚を紹介しつつ、カードの選び方や受け取り方、注意点などについても説明しよう。

目次
1,人気の即日発行カードを表で比較
2,即日発行カードの選び方
3,即日発行カードの受け取り方は?
4,即日発行クレジットカード厳選5枚の詳細をチェック
4-1,エポスカード
4-2,ビックカメラSuicaカード
4-3,JRE CARD
4-4,セゾンカードインターナショナル
5,即日発行カードの申し込み前に注意したい点

1,人気の即日発行カードを表で比較――商業施設などのカードカウンターで受け取れる

まず、ここで紹介する5枚のクレジットカードの基本スペックを見てみよう。
 

年会費 国際
ブランド
利用限度額 通常
ポイント
還元率
即日発行時
受け取り場所
エポスカード 無料 Visa 10万円~ 0.5% マルイ店舗などに
設置された
エポスカード
センター
(全国50ヵ所以上)
ビックカメラ
Suicaカード
524円
※初年度無料
※条件クリアで
翌年度も無料
Visa
JCB
10万~80万円 合計1% ビックカメラ店舗
(全国50店舗以上)
JRE CARD
(Suica付)
524円
※初年度無料
※条件クリアで
翌年度も無料
Visa
Mastercard
JCB
10万~80万円 0.5% エクセル(水戸)
エスパル
(仙台・福島・
郡山・山形)
セゾンカード
インター
ナショナル
無料 Visa
Mastercard
JCB
※審査による 0.5% セゾンカウンター
(パルコ店舗など
全国30ヵ所以上)
※各社公式ホームページより筆者制作

 

2,即日発行カードの選び方――ニーズに合うカードかどうかしっかり判断を

即日発行可能なカードを検討している状況では、カードを選ぶ時間も惜しいだろう。しかし、せっかく発行したカードが自分のニーズに合わないといった事態を避けるため、最低限の項目はチェックしておきたい。チェックポイントは以下の4つだ。

チェックポイント1.利用限度額

利用限度額(利用可能枠)は審査で決まるが、カードごとに利用限度額の最低額・最高額、あるいはどちらか一方が公表されているので、事前にそれをチェックして見当をつけておこう。特に、購入したいものがあってクレジットカードを作る場合、利用限度額は重要だ。

例えば80万円の商品を購入するときに、利用限度額の最高額が80万円のカードでは心もとない。この場合は、限度額の最高額が100万円以上のカードを検討するべきだ。

ただし、そのカードの限度額の最高額が高くても、それが自分の利用限度額になるとは限らない。限度額の最高が100万円のカードであっても、最初は30万~50万円くらいからスタートし、利用実績を積んでいくことで少しずつ限度額が上がっていくケースが多い。

カードごとの利用限度額の最低額と最高額については、参考程度に留めておくべきだろう。

なお、即時発行されるのは利用限度額が低い仮カードで、後日正式なカードが送られてくることがある。このような点についても、申し込む前によく確認しておきたい。

チェックポイント2,国際ブランド

外国は日本よりも治安が悪いところが多いので、多額の現金を持ち歩くのは危険だ。その意味で、クレジットカードは海外旅行の必須アイテムといえる。

クレジットカードを持たない人が海外への旅行や出張に行く場合、新規でカードを作ることになるが、そのときに留意したいのは渡航先で使えるカードかどうかだ。

国際ブランドは、その判断基準になる。VISAやMastercardなど、世界各国に多くの加盟店を持つ国際ブランドのカードを選ぶのが無難だ。ただし、ハワイや台湾など日本人の渡航者が多い観光地なら、JCBの加盟店も少なくない。

チェックポイント3,海外旅行傷害保険の有無・金額

海外への旅行や出張のためにクレジットカードを作る場合は、海外旅行傷害保険の有無や補償金額についてもチェックしたい。

旅行傷害保険とは、主として旅行中の病気やケガの治療費を補償するものであり、特に海外旅行時は医療費が高額になる可能性があるため、必ず入っておこう。例えばハワイで盲腸の手術を受けると、約186万円もかかってしまう。これを見ると、海外旅行傷害保険は絶対に入っておくべきものであることがわかるだろう。

多くのクレジットカードには旅行傷害保険が付帯しているため、旅行のたびに保険に加入する必要はない。ただし、旅行代金のカード払いが付帯条件となる「利用付帯」と、無条件で付帯する「自動付帯」のどちらかであるかは、よく確認しておきたい。

クレジットカードが1枚しかないなら、そのカードで旅行代金を支払えば保険が付帯するので、利用付帯でも自動付帯でも変わらないが、今後カードを複数持つ予定があるなら、自動付帯のほうがメリットは大きい。

海外旅行傷害保険では、複数のカードの保険による病気やケガの治療費の補償額は合算される。例えば、利用付帯のカードAと自動付帯のカードBとCがある場合、Aのカードで旅行代金を支払うと、A・B・Cすべての保険が適用されるのだ。

先ほどハワイの例を出したが、特にアメリカなどでは医療費が非常に高額になるため、クレジットカードを作る場合は、なるべく自動付帯のものを選びたい。言うまでもないが、補償金額は多いに越したことはない。

とはいえ、急いでいて保険まで検討する余裕がないなら、とりあえず利用付帯のカードでもいいし、保険が付帯していなくてもかまわない。その場合は、旅行代理店や空港などで別途旅行傷害保険に加入すればよいだろう。

チェックポイント4,年会費無料か初年度無料か

「すぐにでもカードがほしい」という状況では、特典やサービスを検討する余裕はないだろう。その場合でも、年会費だけはチェックしておきたい。無料(実質無料を含む)か、初年度無料のカードを選んでおくのが無難だ。

年会費が無料なら、カードを持つことによる経済的負担はない。初年度無料で次年度から年会費がかかるカードなら、1年間使ってみてから、その後も使うかどうか決められる。年会費に見合う特典・サービスがあると判断すれば、継続すればよい。

「年会費が実質無料」とは初年度が無料で、1年間で所定の条件を満たすと次年度も年会費が無料になるカードのことだ。所定の条件は「年1回のカード利用」「年間10万円のカード利用」など、容易にクリアできるものが多い。普通にカードを使っていれば、年会費が無料になると考えてよいだろう。

3,即日発行カードの受け取り方は?――最終的な受け取りはカードカウンターで

即日発行が可能なクレジットカードの受け取り方法は大きく分けて2パターンある。公式サイトでの申し込んだ後で商業施設などのカードカウンターなどで受け取るか、カードカウンターなどで申し込みと受け取りを一度に済ませるか、のどちらかだ。どちらを選べるかは、カード会社によって異なる。

それぞれの受け取り方について説明しよう。ただし詳細はカードによって異なるので、カードを決めたら公式サイトなどで確認してほしい。

パターン1,ネットで申し込み、カードカウンターなどで受け取る

カード発行会社の公式サイトで申し込むと、審査結果がメールなどで送られてくる。それを確認して、店頭や店舗カウンターなどでカードを受け取る。

カードを受け取る際は、審査結果のメールを表示したスマホや携帯の画面、あるいはメールをプリントアウトしたものを提示する。所定の本人確認書類も必要だ。本人確認書類として使えるもの(運転免許証など)は、公式サイトでしっかり確認しよう。

カード利用代金の引落口座は、公式サイトでの申し込み時か、カードの受け取り時に登録する。これについてはカード会社によって対応が異なるが、カード受け取り時に登録する場合は、引落口座のキャッシュカードや銀行印が必要になる。何を持っていけばよいか、事前に確認しておこう。

パターン2,カードカウンターなどで申し込み、その場で受け取る

店頭のカードカウンターなどで申し込み、その場で受け取りまで済ませる場合は、本人確認書類が必要になる。カード利用代金の引落口座は、申し込み時にキャッシュカードを使って登録することになるが、一部の銀行では口座振替用紙への記入が求められるため、銀行印が必要になる。

カードカウンターなどでの申し込みは審査にかかる時間が気になるところだが、一般的には30分ほどで終了し、通過するとその場で仮カードが発行される。仮カードの利用限度額は10万~20万円ほどであることが多く、後日正式なカードが届くまでのつなぎのような位置づけだ。

すぐにまとまった金額をクレジットカードで決済したい場合は、即日発行クレジットカードでは、まず利用限度額が低い仮カードが発行されることに注意してほしい。

いずれのパターンでも、必要なものを忘れてしまうとカードを受け取れないので、よく確認しておこう。

4,即日発行クレジットカード厳選5枚の詳細をチェック――受け取り場所についても解説

それでは、冒頭の表で紹介したおすすめの即日発行カード5枚について、詳しく説明しよう。

4-1,エポスカード……マルイ店頭などで即日発行・受け取り可能

国際ブランド Visa
年会費 無料
ポイントサービス エポスポイント
通常ポイント還元率 0.5%
ポイント交換対象 マルイで商品購入代金に充当
Amazonギフト券
JAL/ANAマイル など
空港ラウンジ
サービス
なし
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
追加カード ETCカード
電子マネー 【Apple Pay経由】
QUICPay

「エポスカード」の国際ブランドはVISAで、年会費は無料。利用限度額は10万円からで、上限は特に設定されていない。ただし、「上限設定がない=高い利用限度額が設定される」わけではない。

即日発行を希望する場合は公式サイトから申し込み、マルイ店舗などに設置されたエポスカードセンター(全国50ヵ所以上)でカードを受け取る。ただし、公式サイトから申し込む時に「店舗・施設で受取」ではなく「配達受取」を選んでしまうと、店頭で受け取ることはできない。

・ポイントサービス

貯まるポイントはエポスポイントで、ポイント還元率は通常0.5%。ただし、提携店舗ではポイントが最大5倍になり、ポイントサイト「たまるマーケット」を経由したネットショッピングでは2~30倍になる。会員用サイト「エポトクプラザ」経由の旅行・ホテル予約では、最大6倍のポイントが付与される。

公式サイトから申し込み、カードを店舗で受け取ると、マルイ店舗で使える2,000円分のクーポンがもらえる。郵送で受け取った場合は、2,000円相当のエポスポイントがもらえる。

・カードの特典

カードの特典として、年4回会員限定で開催される「マルコとマルオの7日間」の期間中は、マルイとモディの全店舗とマルイのネット通販で何度でもショッピングが10%オフに。また、マルイのネット通販では配送料が常時無料になる(通常全国一律210円)。

そのほか、レストラン、ホテル、カフェ、居酒屋、アミューズメント施設、スパなど、全国の約1万店舗で優待を受けられる。

また、最高500万円の海外旅行傷害保険が付帯する(自動付帯)。この保険の傷害治療費用の補償額は200万円、疾病治療費用の補償額は270万円。、年会費無料のクレジットカードに付帯する保険としては、最高補償額(傷害死亡・後遺障害)が低いことを除けば、比較的条件が良いといえる。

・どんな人におすすめ?

マルイをよく利用する人なら、お得に利用できるだろう。約1万店舗を対象とした優待サービスもメリットが大きく、特に外食やレジャーの機会の多い人におすすめできる。

4-2,ビックカメラSuicaカード……ビックカメラ・コジマ店頭などで即日発行・受け取り可能

国際ブランド Visa、JCB
年会費 524円(税込)
初年度無料
前年1回以上のカード利用で翌年度も無料
ポイントサービス ビックポイント
JREポイント
通常ポイント還元率 1%(ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%)
ポイント交換対象 ・ビックポイント
ビックカメラでの商品購入に充当
・JRE POINT
Suicaへのチャージ
びゅう商品券 など
空港ラウンジ
サービス
なし
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
追加カード ETCカード
電子マネー 【カード搭載機能】
Suica
【Apple Pay経由】
QUICPay

「ビックカメラSuicaカード」の国際ブランドはVISAまたはJCBで、年会費は524円(税込)。ただし初年度の年会費は無料で、次年度以降も前年に1回以上のクレジット利用があれば無料になるので、実質無料と考えてよいだろう。利用限度額は10万~80万円の範囲で設定される。

即日発行を希望する場合、ビックカメラとコジマ(コジマ×ビックカメラ)の店頭(全国50店舗以上)で申し込むと、30分ほどの審査を経て利用限度額20万円の仮カードが発行される。仮カードにはSuica機能はなく、ビックカメラ、コジマ、ソフマップでしか利用できないので注意が必要だ。本カードは、2~3週間後に送られてくる。

・ポイントサービス

貯まるポイントはビックポイントとJRE POINTの2つで、通常のカード利用ではそれぞれ0.5%ずつ貯まり、ポイント還元率は合計で1%。すでにビックポイントカードでポイントを貯めている場合は、それを「ビックカメラSuicaカード」へ引き継ぐことができる。

JRE POINTは、JR東日本における定期券購入分やSuicaチャージ分はポイントが3倍になる。駅ビルなどのJRE POINT加盟店ではポイント還元率1.5%、ショッピングサイト「JRE MALL」では3.5%だ。

ビックカメラでのクレジット購入分には10%分のビックポイントが付与されるが、このカードでチャージしたSuicaで支払うとポイント還元率は合計で11.5%となり、さらにお得。これは、ビックカメラでの裏技として知られている支払い方法だ。

・カードの特典

JR東日本グループのホテル、レンタカー、バスなどを優待価格で利用できる特典がある。また、最高500万円の海外旅行傷害保険(自動付帯)、最高1,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯)もある。

海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療費用の補償額は、1傷害・1疾病につき50万円が限度と決して高くないが、自動付帯なので他のカードの補償に上乗せできる。

・どんな人におすすめ?

即時発行される仮カードはビックカメラ、コジマ、ソフマップでしか使えず、利用限度額も20万円であるため、海外旅行などで至急カードを作るような場合は適さないが、20万円以内の電化製品などを至急購入したい人などにはおすすめできる。

クレジットカードの即時発行が必要な状況のうち、限られたニーズにしか応えられないカードではあるが、逆に言えばニーズがぴったり合う場合はメリットが大きい。

4-3,JRE CARD(Suica付)……水戸・仙台・福島・郡山・山形の駅ビルで申し込み・受け取り可能

国際ブランド VISA
Mastercard
JCB
年会費 524円(税込)
初年度無料
※条件クリアにより次年度も無料
ポイントサービス JRE POINT
通常ポイント還元率 0.5%
ポイント交換対象 ・ビックポイント
ビックカメラでの商品購入に充当
・JRE POINT
Suicaへのチャージ
びゅう商品券 など
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
追加カード ETCカード
電子マネー 【カード搭載機能】
Suica
【Apple Pay経由】
QUICPay

「JRE CARD(Suica付)」の国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBから選べて、年会費は524円(税込)。利用限度額は、10万~80万円の範囲で設定される。

初年度は年会費が無料で、前年に「ジェクサー・フィットネスクラブ」の月会費を1回でもクレジット払いすると、次年度の年会費が無料になる。この条件はかなり限定された内容なので、年会費実質無料のカードとは言い難い。

即日申し込み・受け取り可能な場所は限られており、駅ビルのエクセル(水戸)とエスパル(仙台・福島・郡山・山形)の計5ヵ所だ。店頭で申し込んでから約30分の審査を経てSuica機能なしの仮カードが即日発行される。Suica機能のついた本カードは約2週間後に発行され、手元に届く。

・ポイントサービス

貯まるポイントはJR東日本の共通ポイントJRE POINTで、ポイント還元率は通常0.5%。JR東日本における定期券購入分やSuicaチャージ分は、3倍の1.5%還元になる。

駅ビルなどのJRE CARD優待店とショッピングサイト「JRE MALL」ではポイント還元率が3.5%に、JRE POINT加盟店では1.5%になる。さらに、アトレなどで年間5万円(税込)以上利用すると、3.5%のポイント還元のほかに500ポイント(期間限定ポイント)がもらえる。

・カードの特典

JR東日本グループのホテル、レンタカー、バスなどを優待価格で利用できるほか、シネプレックス水戸で映画鑑賞料金が常時1,500円になる。

付帯保険は、最高500万円の海外旅行傷害保険(自動付帯)と、最高1,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯)だ。これは「ビックカメラSuicaカード」と同じ内容で、海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療費用の補償額は1傷害・疾病につき50万円限度と比較的少ないものの、自動付帯なので他のカードの補償に上乗せできる。

・どんな人におすすめ?

JR東日本を日常的に利用しており、駅ビルの利用も多いなら、ポイントを貯めやすいのでおすすめできる。ただしカードを受け取れる場所が限られているので、特に急いでいる場合は注意してほしい。

4-5,セゾンカードインターナショナル……全国30ヵ所以上のセゾンカウンターで受け取れる

国際ブランド VISA
Mastercard
JCB
年会費 無料
ポイントサービス 永久不滅ポイント
通常ポイント還元率 0.5%
ポイント交換対象 Amazonギフト券
JTB旅行券
ANAマイル など
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 オンライン・プロテクション
追加カード 家族カード
ETCカード
電子マネー 【別途カード発行】
iD
QUICPay
【Apple Pay経由】
QUICPay

「セゾンカードインターナショナル」の国際ブランドはVISA、MasterCard、JCBから選べて、年会費は無料。

公式サイトからの申し込むと最短でカードが即日発行され、パルコ店頭など全国30ヵ所以上のセゾンカウンターでカードを受け取れる。セゾンカウンターでの申し込みでも、即日受け取りが可能だ。

即日受け取りを希望するなら、公式サイトから申し込む場合は19時30分までに、セゾンカウンターで申し込む場合は19時までに手続きを完了しければならない。それを過ぎると即日受け取りができないので注意してほしい。

・ポイントサービス

貯まるポイントはセゾンカードの永久不滅ポイントで、ポイント還元率は通常0.5%。ポイントサイト「セゾンポイントモール」経由のネットショッピングでは、最大30倍のポイントを獲得できる。

事前に登録することで、セブン-イレブンでカードを使うと永久不滅ポイントとnanacoポイントの二重取りができる。還元率は合計で最大1.5%になる。

・カードの特典

パッケージツアー8%オフ、海外用Wi-Fiレンタル優待、レンタカー優待、そのほか各種店舗・サービスの優待価格などがある。

旅行傷害保険は付帯しないが、ネット上の不正使用による損害を補償する「オンライン・プロテクション」が付帯する。

・どんな人におすすめ?

旅行傷害保険は付帯しないが、年会費無料のカードとしてはショッピングやトラベル関係の特典が比較的充実している。日常的にメリットが多いだけでなく、他のカードと併用するなら海外旅行時にも使えるカードといえるだろう。初めてクレジットカードを持つ人におすすめの1枚だ。

5,即日発行カードに申し込む際に注意したいこと

確実な即日発行・受け取りのためには、受け取り場所のチェックや即日発行可能な申し込み時間、受け取り時に持っていくべきもの(本人確認書類やキャッシュカードなど)をしっかり確認しておきたい。

仕事の後に受け取る場合は、移動時間を踏まえて営業時間に間に合うかどうかも確認する必要がある。

繰り返しになるが、仮カードが発行される場合はそのカードのスペックを確認しておこう。例えば、「ビックカメラSuicaカード」の仮カードはビックカメラとコジマ、ソフマップでしか利用できないので、その他の用途で至急使いたい場合には適さない。

また、審査に不安があると複数のカードに申し込みたくなってしまうかもしれないが、これは「多重申し込み」と呼ばれるNG行為であり、かえって審査に通りにくくなるので絶対にやめておこう。

 

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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