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柳井の魅力4:商業博物館の歴史的な建物
柳井の魅力5:国木田独歩の旧宅とワンワン寺

柳井の魅力4:商業博物館の歴史的な建物

白壁の町並みが美しい山口県の柳井の魅力を紹介します!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

むろやの園は、柳井市町並み資料館の向かいにある古い商家(室屋)です。ここは、柳井はもちろん、西日本でも有数だった油商人・小田家の屋敷です。

小田家は商売人として成功した後、領主である吉川家にも多大の献金を行ったことで、名字帯刀を許され、武士の身分(大組藩士)になりました。

白壁の町並みが美しい山口県の柳井の魅力を紹介します!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

屋敷は入り口から縦長に続いており、その長さは119mもの奥行き、総面積は800坪もあります。これは国内に存在する町家の中でもトップクラスの大きさ。

小田家に伝わる貴重な資料をはじめ、当時の生活様式などが残されており、建築に関心がある人はもちろん、そうでない人もぜひ訪れたい施設です。

柳井の魅力5:国木田独歩の旧宅とワンワン寺

白壁の町並みが美しい山口県の柳井の魅力を紹介します!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

柳井の町には青年時代の文豪、国木田独歩(くにきだどっぽ)の旧宅が残されています。独歩の父が山口氏の裁判所勤務の頃に県内各地を転々とした中のひとつが柳井。実際に住んでいたのは2~3年です。

青春時代を柳井で過ごした独歩は、その後柳井を舞台にした作品を作りました。その中でも「置土産」という先品の中には、柳井のお土産品のひとつ、藤坂屋の三角餅(みかどもち)を紹介している部分があります。

白壁の町並みが美しい山口県の柳井の魅力を紹介します!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

さらに独歩の旧宅から少し歩いたところに、中国の明王朝様式の楼門を持つ光台寺があります。楼門の下で手を叩くと「ワンワン」と反響することからワンワン寺という異名を持ちます。

そして楼門の右手側には「国木田独歩曽遊の地」と呼ばれる碑があります。1951(昭和26)年に建てられました。