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柳井の魅力2:「柳井」発祥の井戸
柳井の魅力3:柳井市街並み資料館
柳井の魅力2:「柳井」発祥の井戸

(画像=『たびこふれ』より 引用)
「柳井」という地名の発祥となる場所が、白壁の町並みの近くにあります。曹洞宗・湘江庵(しょうこうあん)の境内にあるのが、柳の木と井戸。これには次の伝説があります。
6世紀の29代天皇・欽明(きんめい)の時代、その皇子で後に31代の用明天皇の相手に迎えられることになったのが、豊後国の満野長者の娘、般若姫。彼女が天皇がいる都に向かう途中で、この地で休むことになりました。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
この際に姫が、この地の里人に井戸の清水をもらったのですが、そのお礼にと楊枝を井戸の傍らに差します。そして一晩経ったときに芽が出て、柳の木になったというもの。
こうして柳と井戸が合わさり、江戸時代に柳井という地名になりました。般若姫がもらった清水の井戸は、今も水が湧き出ており、これを飲むと美人になると言われています。
柳井の魅力3:柳井市街並み資料館

(画像=『たびこふれ』より 引用)
柳井市街並み資料館は、柳井の白壁の通りに隣接した近代建築物です。元々は周防銀行本店として1907(明治40)年に建築されたもの。数々の銀行建築を残した長野宇平治(ながのうへいじ)の弟子で、日本近代建築の父とされる辰野金吾(たつのきんご)の孫弟子にあたる佐藤節雄が手がけました。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
1998(平成10)年に、山口銀行から柳井市に寄贈され、その2年後には国の登録有形文化財に登録されます。
そして現在は1F街並み資料館として一般公開し、街並み保存地区の模型などを展示。さらに2Fには柳井市出身の歌手、松島詩子(まつしまうたこ)の記念館になっています。
いずれも無料で公開していますので、柳井に来たときには、情報収集もかねて最初に訪れましょう。