磯釣りの他魚として知られるイトフエフキ。ハマフエフキの仲間で、大半の人がエサ取り扱いする。しかし、鮮度がいいものは、刺し身などでおいしいと評判だ。今回は「イトフエフキのステーキ」レシピを紹介する。

イトフエフキの生態

イトフエフキは外海に多く、フカセで狙うメジナ釣りの時によく見かける。型は15~25cmあり、オキアミはもちろん、キビナゴなど何でも食べる雑食性。潮の動きが鈍い岩礁を好み、メジナの食い気がない時間帯に活発にエサを求める。

中層から底付近にいることが多く、群れで泳いでいる場合は、かわすことが難しい。南九州では「ロギ」と言い、型がいいものは喜んで持ち帰る人も少なくない。刺し身にして食べると、「コリコリ」しておいしいそうだ。

釣り場での下処理

ハリ掛かりしたイトフエフキは、ナイフなどを使って絞める。その後、水汲みバッカンで軽く洗ってクーラーに入れる。どの魚にも言えるが、しっかり冷やしておことが鮮度を保つコツ。魚を入れたクーラーには海水を少し入れ、〝潮氷〟にしておくと間違いない。