ウォーキングダイエットは、ハードルが低く初心者の方でも手軽に始めることができますが、どうせなら効率良くダイエットをしたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、ウォーキングダイエットの正しい取り組み方についてご紹介するので、ダイエットを成功させたい方はぜひ参考にしてください。
ウォーキングダイエットの消費カロリーや効果は?
ウォーキングダイエットをすることで、どのくらいカロリーを消費できるでしょうか。まずは、ウォーキングダイエットの消費カロリーやダイエット効果について見ていきましょう。
ウォーキングはどれくらいカロリーを消費できる?
体重60kgの男性が30分歩いた場合に消費できるカロリーは90kcalと言われています。ランニングの場合、15分で90kcal消費すると言われているので、ウォーキングはランニングの半分のカロリーを消費することができます。ただ歩くだけでなく、正しいやり方や歩く速度などを意識することで消費できるカロリーも変わるでしょう。
短期間で劇的なダイエット結果を求める方には向かない方法にはなりますが、それでも毎日コツコツと積み重ねることで痩せることは可能です。ウォーキングなら、私生活の中に取り入れることも簡単なので、ランニングやジョギングのように改めて運動する時間を設ける必要がないという点では手軽に始められるのではないでしょうか。
ウォーキングで痩せれる部位は?
ウォーキングをするだけで痩せる部位はあるのでしょうか。部位を引き締めるには筋トレを行った方が効果的に思いますが、ウォーキングをするだけでも痩せる部位があります。その部位とは足と背中です。ウォーキングでは足や腰回りを使うため、下半身の引き締めに効果的です。
腹部には呼吸を支える筋肉があると言われており、呼吸を意識することで脂肪燃焼効果もアップします。大きく腕を振って歩くことを意識すれば、背中や肩甲骨周りを引き締めることも可能になり、ウォーキングだけでも引き締まったボディを目指すことができるでしょう。
また、ウォーキング前に軽めの筋トレを行ったり、足や腕に重りをつけるなどして負荷をかけることで、通常よりも高いダイエット効果が期待できます。引き締めたい部位にしっかりアプローチすれば、普段歩く過程の中でも痩せることが可能です。
効果が現れるまでの期間は?
では、ウォーキングダイエットはどのくらい続けると効果が現れるのでしょうか。歩くことがメインとなるウォーキングは、ジョギングなどの運動と比べると消費カロリーが少ないので、ダイエット効果を実感するまでに時間がかかるケースがほとんです。中には3ヶ月続けてやっと効果を実感するような方もいます。
ハードルが低く手軽にできる運動のため、ダイエット効果が出るまでは時間がかかるということを認識しておかなければなりません。しかも、ウォーキングは毎日継続する必要があるので、長期的なダイエット法とも言えます。ウォーキングとは言っても、歩き方や正しいフォーム、負荷のかけ具合で効果の現れにも変化があります。
外に出て歩くことは、ダイエットをするだけでなく気分転換にもなるため、ストレス発散をすることもできるでしょう。さらには、基礎代謝もアップし、脂肪を燃やしやすい体作りも可能で、体を動かすことで暇な時間を削り、カロリー摂取を抑制することにもつながります。家にいるとつい何かを食べてしまうという方は、積極的に外に出て体を動かすと良いでしょう。
ウォーキングダイエットを行うメリット
ウォーキングダイエットを行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。これからダイエットを始めようか悩んでいる方は、ウォーキングダイエットのメリットを参考にしてみてください。
メリット①簡単に始めやすい
ウォーキングはお金をかけずに手軽に始めることができるため、ダイエット初心者の方やハードな運動が嫌いな方にもおすすめです。最近では、スポーツジムやヨガに通いながらボディを引き締めたりダイエットをする方が増えていますが、時間を確保したりジムに通わなければならないため、続かない方も多いです。しかもお金もかかるので、なかなか踏み出せない方もいるでしょう。
一方、ウォーキングなら自分の好きな時間にいつでも始めることが可能なので、簡単に取り組むことができます。ジムのようにトレーナーに管理されることもなく、自由気ままにダイエットができるのもメリットの一つです。歩いて痩せるだけなので、休日には近所のスーパーなどに歩いて買い物に行くだけでも十分です。
毎日の生活の中で歩く時間を増やし、ダイエットを意識するだけでもかなり違いが出るでしょう。普段から徒歩で行動している方は、いつものルートではなく、少し遠回りをするというのも一つの方法です。ウォーキングは、アイディア次第で運動量を増やすことができるので、初心者の方は歩くダイエットから始めるのも良いものです。
メリット②足に負担がかかりにくい
足への負担が少ないのもメリットの一つです。走ることは歩くことの約3倍、ジャンプをした場合には約6倍の負荷が足にかかると言われており、ランニングを毎日続けていると足を痛めてしまうことがあります。また、ランニングをする場合は専用の靴を履かないで運動をするとその分負荷が足にかかるため、怪我もしやすく危険です。
長距離ランナーでも、足や腰を痛めてしまうことがあり、悩みを抱える方も多くいます。ランニングの場合はこうした痛みを伴うケースが多いのですが、ウォーキングの場合は怪我や痛みで悩まされるケースも少なく、足への負担を軽減することができます。
特に運動が苦手な方や体重が重い人は、膝や足首など下半身への負荷が大きいため、ウォーキングダイエットがおすすめです。これまでに怪我や足を痛めた経験がある方は、歩くダイエットからスタートするのが良いでしょう。
メリット③基礎代謝を高めることができる
基礎代謝をアップさせることも可能です。基礎代謝をアップさせるには、ハードな運動をしなければならないイメージがありますが、歩くだけでも効果が期待できます。基礎代謝を高めるには、酸素を体の隅々まで送り込むことが大切です。ウォーキングでも、しっかりと呼吸を意識し、酸素を全身に行き渡らせることで血液の循環が良くなり、基礎代謝を高めることができます。
基礎代謝が高まれば、内臓脂肪やカロリーを消費することができ、大きなダイエット効果が期待できます。何をしなくても自然とカロリーを消費するのが基礎代謝なので、まずは基礎代謝を高めることから始めるのが良いでしょう。また、ダイエットだけでなく健康面でも嬉しい効果が期待できます。