壱岐オリーブ園

壱岐オリーブ園株式会社の社長立山明徳さんは、もともと農家ではなく、建設業を営んでおられました。立山さんは、壱岐の雇用創生の意味からもオリーブ栽培に乗り出します。オリーブ栽培はみかん栽培ほどの労力は必要としないことがオリーブを選んだ理由のひとつです。

しかし、実際にやってみるとオリーブ栽培は苦難の連続でした。オリーブといえばヨーロッパの地中海沿岸のように温暖な地域で作られているものです。日本でも小豆島のように温暖な気候の地域で作られています。壱岐は風が強いため、木が倒されることも多く、冬場は寒冷な地域のため、オリーブ栽培にはあまり向いていない土地でした。

それでも立山さんは諦めず、オリーブの木を植え続けました。オリーブ栽培を始めて約15年。みかん栽培をオリーブ栽培に切り替える農家も出始め、今、壱岐には約7,000本のオリーブの木が植えられています。

除草剤を使わず、オリーブの果実や葉はひとつひとつ手摘みで収穫されます。病理学の専門家の研究の結果、オリーブは実の栄養もさるものながら、オリーブの葉に体に良い成分(ポリフェノール)がたっぷり含まれていることがわかりました。ポリフェノールは、抗酸化作用、抗炎症、感染病、がん、動脈硬化の予防に効果が期待できるそうです。

立山さんはとてもアイデアマンで、これからもいろいろなことに取り組んでいきたいとお話しされました。

壱岐オリーブ園内には、日本庭園、オリーブ畑を見渡せる展望台、カフェスペースがあります。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)
【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

<壱岐オリーブ園の展望台からの景色>

テレビ番組で取り上げられて話題になり、ようやく売り上げも好調になってきたそうです。

壱岐の土産

壱岐のお土産を買うのにおすすめなお店が「スーパーイチヤマ」です。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

<いちやまは地元の人、観光客に大人気>

壱岐の麦焼酎、干物、海産物、野菜、壱岐銘菓かすまきなどを買うことができます。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

スーパーは観光客にとってもリーズナブルでありがたい存在ですが、お土産として買える商品は限られてきます。できればスーパーの日常品とお土産っぽい商品の両方が売られているお店だと、嬉しいですよね。このスーパーいちやまはその願いをかなえてくれるお店なのです。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

いちやまの売り場には、お土産用商品の棚が充実しています。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)
【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

壱岐名物「麦焼酎」は、少しずつたくさんの種類を試せる「詰め合わせ」をお土産に買うこともできます(私は買いました)。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)
【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

お酒好きな私は、さらにおつまみとして最適なお土産を買いました。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

じゃーん!いかうにです。中身はこんな感じです。

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

そしてもうひとつ。お土産に喜ばれるとおすすめの商品がこちら!

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

<わかめせんべい>

罪悪感なく食べられるせんべいです。口に含むとわかめのヌルヌル感が出てきて、お酒のおつまみにも最適です。(撮影前に封を開けて少し食べちゃいました。上の方に隙間がありますが、実際はもっと詰まっています)

【長崎・離島】神々の宿る島「壱岐」魅力探訪の旅(グルメ・パワースポットetc...)
(画像=『たびこふれ』より引用)

最近壱岐にもコンビニができたそうです。ローソンとポプラ共同経営のコンビニ、珍しいですね。

壱岐 まとめ

初めて訪れる壱岐という島、いったいどんなところなんだろう、と上陸しましたが、想像以上に豊かで魅力の詰まった島でした。

「国境の島 壱岐・対馬・五島 ~古代からの架け橋~」

壱岐は内海湾や原の辻遺跡をはじめとする、国と国、人や物の交流は"国境の島"特有の歴史ストーリーとして、対馬、五島と同じく、日本のはじまりを紐解く重要な歴史遺産でもあることから2015年4月24日に日本遺産の第一号として認定されました。(第一号ですよ!)

壱岐は、過去からの歴史を丹念に継承している部分と、島内全域に光ファイバー整備、SDGs都市、パワースポット、ワーケーションなど今の若者をワクワクドキドキさせる新しい考え方やしくみを柔軟に取り入れていく姿勢、島というとなんとなく閉鎖的で新しいものを取り入れにくいような先入観を持っていましたが、そんなことはありませんでした。

そしてなんといっても壱岐グルメ。さすが、流れの激しい玄界灘、対馬海峡で揉まれた魚介類は天下一品です。

観光ツアーに参加した人たちの食事アンケートが高い評価を得ていることも納得のレベルの高さでした。今回は1泊の滞在でしたが、できれば2泊から1週間くらい滞在して、壱岐の島生活にどっぷりはまってみたいと思いました。

あなたも次の旅先として、日本遺産登録第一号の「壱岐」訪れてみませんか?

文・写真 シンジーノ/提供元・たびこふれ

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