株式を購入する際はある程度まとまった資金が必要になるというイメージが強く、手を出せない人も少なくないだろう。しかし、わずか1株から投資できることをご存知だろうか。ネット証券でミニ株を取り扱うPayPay証券とマネックス証券はどっちがいいかを徹底比較していこう。

目次

  1. 1,ミニ株(単元未満株)とは
  2. 2,米国株(アメリカ株)とは
  3. 3, PayPay証券とマネックス証券のミニ株・米国株投資を徹底比較
  4. 4,PayPay証券はこんな人におすすめ
  5. 5,マネックス証券はこんな人におすすめ
  6. 6,PayPay証券の口座開設手順
  7. 7,マネックス証券の口座開設手順
  8. 8,PayPay証券とマネックス証券についてよくある5つのQ&A

1,ミニ株(単元未満株)とは

1,ミニ株(単元未満株)とは
(画像=MONEY TIMES編集部制作)
ミニ株
ミニ株は、「株式ミニ投資」の通称で、「単元未満株」と呼ばれる。株は通常、売買できる単位を1口100株としており、これを1単元と言う。1単元に満たない数の株を単元未満株、ミニ株と呼ぶ。
※ミニ株を10分の1株単位とする場合もあるが、ここではミニ株と単元未満株を同義とする

つまり、通常は100株ずつ購入するルールだが、ミニ株(単元未満株)の場合は1株から売買できるため、気軽に株式投資にチャレンジできる。

たとえば1株1万円の株を購入する場合、通常の株取引では100万円必要になるが、ミニ株(単元未満株)だと1万円で良い。
株式投資には大きな資金が必要だと尻込みしていた人も、ミニ株(単元未満株)ならば買いやすくなります。

ミニ株が通常の株取引と違う点は、売買できる数量だけではない。

ミニ株(単元未満株)は議決権が得られません。また、投資金額が少ないため配当金が少なくなることや、売買のルールも証券会社によって異なります。

ミニ株(単元未満株)は手軽に株の売買ができることがわかるが、取引の前にミニ株(単元未満株)取引のメリットとデメリットを正しく知っておこう。

ミニ株(単元未満株)取引のメリット

ミニ株(単元未満株)取引のメリットは4つある。

ミニ株(単元未満株)のメリット
  • 少額投資が可能
  • 投資リスクの低減
  • 配当金がもらえる
  • 株主優待が受けられる場合がある

・ミニ株(単元未満株)のメリット1,少額投資が可能

通常の株取引は100株を1単元としており、購入時には多くの資金が必要になる。

ミニ株(単元未満株)なら1株あたり数百円から数千円で購入できるため、100株分の資金が必要ありません。

多くの資金を持っていなくても、気軽に株式投資を始められる。

・ミニ株(単元未満株)のメリット2,投資リスクの低減

ミニ株(単元未満株)は少額投資が可能なため、複数の銘柄を購入したり、同じ銘柄でも購入するタイミングをずらしたりして、価格変動などのリスクを下げられます。
清水 マキ

購入金額が少なく済むということは、暴落時のリスクも少なくなり、損失を最低限に抑えられます。

・ミニ株(単元未満株)のメリット3,配当金がもらえる

ミニ株(単元未満株)も通常の株式投資と同じように、保有する株数に応じた配当金をもらえます。

保有する株数が少なければ、もらえる配当金も当然少なくなるが、株主として大きなメリットと言えるだろう。

・ミニ株(単元未満株)のメリット4,株主優待が受けられる場合がある

株主優待
株主優待は、株主に対して、企業が自社製品やサービスなどを提供すること。

通常、株主優待を受けられる主な対象は、1単元以上の株を保有している株主だ。

そのため、ミニ株(単元未満株)は基本的に株主優待を受けられないが、中には1単元未満でも株主優待の対象にしているケースもある。

ミニ株(単元未満株)購入銘柄の選定時に、単元未満株でも株主優待の対象になっているかチェックすると良いだろう。

清水 マキ

ミニ株(単元未満株)を少しずつ買い増しして単元株(100株)にすることもできます。狙っている株主優待がある場合、コツコツ積み立てて単元株に成長させると良いでしょう。

ミニ株(単元未満株)取引のデメリット

ミニ株(単元未満株)取引のデメリットは4つある。

ミニ株(単元未満株)のデメリット
  • 利益が少ない
  • リアルタイムで取引できない
  • 議決権がない
  • 取引コストが高い

・ミニ株(単元未満株)のデメリット1,利益が少ない
ミニ株は、大きな利益が期待できない。

株式投資はインカムゲインである配当金と、株そのものを売却して得られるキャピタルゲインという2種類の利益があげられる。

ミニ株(単元未満株)は通常の株取引とは違い、保有する株数が少ない。そのため、配当金をもらっても株を売却しても、インカムゲイン、キャピタルゲインともに少ないのがデメリットです。
清水 マキ

投資額が少ないと、得られる利益も当然少なくなります。株価変動によるリスクが低くなるのは大きなメリットですが、投資をしても利益が少ないのはデメリットと言えるでしょう。

・ミニ株(単元未満株)のデメリット2,リアルタイムで取引できない
ミニ株は、基本的にリアルタイムで取引できないことだ。

単元株は現在の株価を見ながらリアルタイムで売買できるが、ミニ株(単元未満株)は取引成立する「約定」のタイミングが、証券会社によって異なる。

株価が上がったからといってすぐに売り注文を出しても、その株価で売れるわけではありません。株の売却益、いわゆるキャピタルゲインで利益を上げたい場合、リアルタイムで取引ができないミニ株(単元未満株)はおすすめできません。

・ミニ株(単元未満株)のデメリット3,議決権がない
ミニ株は議決権がない

議決権
議決権とは、株主総会で行われる決議への参加権利を指す。株を保有すると、株主は1単元につき1つの議決権を持つ。議決権を持つと会社の運営など今後を左右する重要な事柄に対して票を投じられる。
清水 マキ

ミニ株(単元未満株)は1単元に満たないため議決権はありませんが、株主優待と同じように、ミニ株(単元未満株)を少しずつ積み立てて単元株にすれば議決権を得られます。

・ミニ株(単元未満株)のデメリット4,取引コストが高い
ミニ株は、取引手数料が割高になる可能性がある

通常の株取引に比べて、ミニ株(単元未満株)の取引手数料が割高になっている証券会社もあります。
清水 マキ

ミニ株(単元未満株)は単元株に比べて少ない元手で投資できるのがメリットですが、取引コストが多くなると利益も少なくなってしまいます。

【関連記事】
>>ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!1株株主優待や注目銘柄を紹介

2,米国株(アメリカ株)とは

2,米国株(アメリカ株)とは
(画像=(写真=oben901/stock.adobe.com))
米国株(アメリカ株)
米国株とは、アメリカ合衆国で取引される株式を指す。アメリカには世界に名だたる大企業が集っており、アップル、アマゾン、ナイキなどなじみ深い企業の株が上場している。

米国株は、国内株とは異なり、株主優待はないが株主への還元意識が強いため、配当率が高い銘柄も多い。

世界的な大手企業がアメリカに本社を構えており、今後も成長が期待できる銘柄に投資できるのは大きな魅力だろう。

米国株(アメリカ株)取引のメリット

米国株取引には6つのメリットがある。

米国株(アメリカ株)のメリット
  • 1株から売買可能
  • 分散投資可能
  • 日本円で売買できる
  • 取引時間が長い
  • 配当金の利益が得やすい
  • 世界的な企業が多い

・米国株(アメリカ株)のメリット1,1株から売買可能

国内の株は1単元あたり100株が基本だが、米国株式は1株単位で取引できる。

米国株はミニ株(単元未満株)と同じ扱いで売買できるため、少しずつ投資できるのは大きなメリットと言えます。まとまった単位でしか取引できない国内の単元株に比べ、米国株はチャレンジしやすいでしょう。

・米国株(アメリカ株)のメリット2,分散投資可能

米国株は、東証や名証など国内取引所で扱う銘柄数よりも種類が豊富だ。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)やNASDAQ(ナスダック)に上場する銘柄を売買できる。

国内取引所に上場する銘柄だけでなく、米国市場に上場する幅広い企業へ投資できるため、分散投資につながるのはメリットです。

・米国株(アメリカ株)のメリット3,日本円で売買できる
アメリカの株でもドルではなく日本円で売買できる

清水 マキ

米国株はドルを保有していなくても取引できます。

証券会社では、取引資金となる日本円を口座に入金しておけば、円貨決済される仕組みです。証券会社のサイト上でも日本円換算で表示されるため、わかりやすい。

海外の株式だが、国内株と同様に取引できると言っても過言ではないだろう。

・米国株(アメリカ株)のメリット4,取引時間が長い
米国株は、取引時間が長い

国内株は東京証券取引所の場合、9時から15時までが取引可能時間だ。

ただし、11時30分から12時30分までは昼休憩が挟まれる。

米国株は現地時間8時から20時までの最大12時間取引可能で、株価が動くタイミングを狙いやすい。
清水 マキ

米国は9時30分から16時までの通常の取引時間に加え、8時から9時30分までのプレマーケット、そして16時から20時までのアフターマーケットが取引可能時間です。

・米国株(アメリカ株)のメリット5,配当金の利益が得やすい
米国株は、配当金による利益を得やすい

国内株に比べて米国株は積極的に株主へ利益を還元する傾向にあり、増配を続ける企業が多い。

増配は配当金を増やすことを言うが、連続増配によって注目されやすく、株が買われやすくなる。

国内株は年に1回もしくは2回の配当ですが、米国株は四半期ごとの配当、つまり年4回配当を行うことが多く、利益を得やすいのが、大きなメリットです。

・米国株(アメリカ株)のメリット6,世界的な企業が多い
米国株なら世界的企業の株を手に入れられるのもメリットだ。

米国株には、アップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)など大手企業が上場している。

さらに成長が期待できる有名企業に投資できるのは大きなメリットだろう。

米国株(アメリカ株)取引のデメリット

米国株取引のデメリットは2つある。

米国株(アメリカ株)のデメリット
  • 情報が少ない
  • 二重課税

・米国株(アメリカ株)のデメリット1,情報が少ない
米国株は、国内株に比べて情報が少ないことだ。

国内株は日本企業の株式のため、ニュースや情報などを集めやすい。

米国株企業は現地ニュースを参考にする他、基本的には英語で情報収集しなければならない。

大きな話題は日本でも報道されますが、中小企業の話題は自らキャッチアップする必要があります。

・米国株(アメリカ株)のデメリット2,二重課税
米国株で得た配当金・分配金は二重課税となる。

米国株は配当金や分配金を得ると、まずアメリカ内で10%の源泉徴収が行われます。その後、課税された後の金額に対して日本国内でも20.315%が源泉徴収される仕組みです。

ただし、この二重課税に対し、アメリカでの税金を日本の所得税や住民税から差し引く「外国税額控除」を利用できる。
出典:国税庁『No.1240 居住者に係る外国税額控除』

また、米国株はアメリカ本土だけでなく、別の国に登記がある企業も少なくない。

この場合は登記をしている現地の税率が適用されるため、注意しておきたい。

【関連記事】
>>米国株(アメリカ株)を買うにはどうしたらよいか、3ステップで解説 日本株との違いは?

3, PayPay証券とマネックス証券のミニ株・米国株投資を徹底比較

3, PayPay証券とマネックス証券のミニ株・米国株投資を徹底比較
(画像=(写真=PATARA/stock.adobe.com))

では、将来有望視される大企業の株を1株から買える証券会社について比較してみよう。

元手が少なくても大企業の株を購入する方法として、ミニ株(単元未満株)の購入もしくは1株から買える米国株の購入が挙げられる。

ネット証券会社として知名度の高いPayPay証券とマネックス証券の2社を挙げ、ミニ株(単元未満株)と米国株の売買について取引内容を比較していく。

PayPay証券とマネックス証券のミニ株取引(国内株)を比較

PayPay証券 マネックス証券 (ワン株)
取扱銘柄数(国内株) 160銘柄 ・買付時…東証、名証上場銘柄 ・売付時…東証、名証、福証、札証上場銘柄
最低注文数量 1,000円から 1株から
約定タイミング リアルタイム 当日11時30分までの注文は後場始値で約定
取引手数料 ・なし、ただしスプレッドあり 東証の立会時間内…0.5% 上記以外の時間帯…1.0% ・買付…無料 ・売却…約定代金の0.5%(税込0.55%) (最低手数料税込52円)
PayPay証券マネックス証券公式ホームページをもとに筆者作成、2021年11月17日時点

では、PayPay証券とマネックス証券のミニ株(単元未満株)取引について、それぞれの点を比較してみよう。

・取扱銘柄数……マネックス証券のほうが多い
取扱銘柄数はマネックス証券が圧倒的に多い。

マネックス証券は東証上場銘柄をカバーしており、PayPay証券は同社が選ぶ160銘柄を売買できます。
清水 マキ

マネックス証券のミニ株(単元未満株)取引は「ワン株」と呼ばれるサービスです。

出典:マネックス証券『ワン株』

・最低注文数量……マネックス証券は1株から、PayPay証券は1.000円から
マネックス証券の最低注文数量は1株からで、99株まで1株単位で取引できるのが特徴だ。
出典:マネックス証券『単元未満株・ミニ株とは?メリット・デメリットを解説』
PayPay証券は、株数ではなく最低購入金額が1,000円と設定されている。

・約定タイミング……PayPay証券はリアルタイムに成立
売買が成立することを「約定(やくじょう)」と言う。

PayPay証券の約定タイミングは原則として24時間リアルタイムに成立するが、マネックス証券はリアルタイムではない。

清水 マキ

マネックス証券では、17時から翌11時30分までの注文は、当日後場始値で約定します。11時30分から17時までは注文受付は停止しています。

・取引手数料……マネックス証券は買付手数料無料、PayPay証券は取引手数料無料だがスプレッドが存在
マネックス証券は買付手数料が無料だ。

少しずつ買い増ししていく場合、取引ごとに手数料がかかるのは大きなデメリットだが、マネックス証券はその心配がない。

一方、PayPay証券は、取引手数料はかからないもののスプレッドが存在する。

スプレッド
スプレッドとは、売値と買値の価格差を指す。取引する時間帯によって、取引価格にスプレッドが上乗せされるため、これが実質な取引手数料と言える。

PayPay証券とマネックス証券の米国株(アメリカ株)取引を比較

PayPay証券 マネックス証券
取扱銘柄数 147銘柄 4,176銘柄
米国ETF取扱銘柄数 25銘柄 345銘柄
ADR取扱銘柄数 256銘柄
取引手数料 ・なし、ただしスプレッドあり 0.5%のスプレッド 現地時間:9時30分~16時(日本時間23時30分~6時)(夏時間22時30分~5時) 0.7%のスプレッド 上記時間帯以外 1取引あたり約定代金の0.45%(税込0.495%) ※最低手数料0ドル(無料)、手数料上限22ドル <売却時> 上記に加えて現地取引費用として、約定代金1ドルにつき0.0000051米ドル(最低0.01米ドル、小数点第3位切り上げ)
為替手数料 同社決定の為替レートに対し、1ドルあたり35銭を買付の場合は加算、売付の場合は減算 買付時:無料
PayPay証券マネックス証券公式ホームページをもとに筆者作成、2021年11月17日時点


続いては、PayPay証券とマネックス証券の米国株取引について比較してみよう。

・取扱銘柄数……マネックス証券はPayPay証券の28倍と圧倒的
ミニ株同様に、米国株の銘柄数もマネックス証券に軍配が上がる。

マネックス証券は豊富な種類を取り扱っており、目当ての銘柄が見つかるだろう。

一方、PayPay証券は個別銘柄が147銘柄に厳選されている。

・米国ETF取扱銘柄数……マネックス証券はPayPay証券の13倍

米国ETFの取扱銘柄数も、マネックス証券が圧倒的に多い。

PayPay証券は25銘柄のみの取り扱いだ。

ETF
ETFとは「上場投資信託」を指す。米国ETFはアメリカの取引所に上場する投資信託を指しており、投資信託でありながら株式のように売買できるのが特徴だ。
清水 マキ

ETFは、1銘柄に投資するだけで複数の企業に投資できる銘柄をはじめ、株価指数や金などさまざまな商品と連動する商品があります。

・ADR取扱銘柄数……PayPay証券はADRの取り扱いなし

ADRもマネックス証券が豊富だ。

PayPay証券はADRを取り扱っていない。

ADR
ADRとは、“American Depositary Receipt”の略で、「米国預託証券」を指す。アメリカ以外の国で発行された株式を裏付けして発行された預託証券だ。裏付けされている株式の発行国の市場価格に連動するのが特徴で、配当や分割なども裏付けされている株主と同じように受けられる。

・取引手数料……PayPay証券は無料だがスプレッドがかかる、マネックス証券は約定代金の0.495%
取引手数料は、PayPay証券の場合基本的にかからないが、ミニ株取引と同じくスプレッドが加算される仕組みだ。

マネックス証券は、約定代金の0.495%(税込)で、1取引あたりの手数料上限が22米ドルと設定されている。

たとえば、1米ドル100円とした時、約定代金が1万円(100米ドル)だと手数料は49.5円(0.495米ドル)、50万円(5,000米ドル)だと手数料は2,200円(22米ドル)だ。

・為替手数料……マネックス証券は無料、PayPay証券は1ドルあたり35銭
為替手数料は日本円と米ドルを交換する際の手数料だが、マネックス証券では買付時の為替手数料がかからない。
出典:マネックス証券『米ドル買付時の為替手数料が0銭!10月以降も継続!』

マネックス証券では日本円の入金のみで、米ドルへ交換する手間や費用がかからず米国株取引ができます。

【関連記事】
>>米国株に強いネット証券を徹底比較!マネックスとSBIどちらがオススメ?

4,PayPay証券はこんな人におすすめ

4,PayPay証券はこんな人におすすめ
(画像=MONEY TIMES編集部制作)
PayPay証券がおすすめな人
  • 株式投資初心者
  • 手軽に投資を始めたい人
  • リアルタイム取引がしたい人

PayPay証券は1株ごとに購入するのではなく、1,000円から購入できるため株取引未経験者や、ミニ株(単元未満株)取引を始めたい人におすすめだ。

米国株取引の場合も、アマゾンやアップルといった人気の大手企業株にも気軽に投資ができる。

購入する銘柄を選んで金額指定をすればすぐに購入できるため、直感的な株式投資が可能だ。

スプレッドは加算されるが別途取引手数料がかかることがなく、取引コストも低い。

また、24時間いつでもリアルタイム取引ができるため、狙った株価で売買したい人にも良いだろう。

清水 マキ

PayPay証券は取扱銘柄数は決して多くはないものの、初心者には選びやすいでしょう。

【関連記事】
>>PayPay証券のメリット・デメリットは?どんな人におすすめ?

5,マネックス証券はこんな人におすすめ

5,マネックス証券はこんな人におすすめ
(画像=MONEY TIMES編集部制作)
マネックス証券がおすすめな人
  • たくさんの選択肢のなかから銘柄を選びたい人
  • 取引コストを抑えたい人

マネックス証券は取扱銘柄数が豊富なため、米国株取引をしてみたい人におすすめだ。

米国株に限らず、PayPay証券で扱っていない銘柄を取引したい場合にも良いだろう。

米国ETFやADR銘柄も豊富だ。

マネックス証券の米国株取引は買付時の為替手数料が無料なため、取引コストを抑えて売買できるのは大きなメリットです。
清水 マキ

また、ミニ株(単元未満株)取引でも買付手数料が無料のため、コストを気にせずに少しずつ買い増ししていきたい人にもおすすめです。

【関連記事】
>>マネックス証券の「ワン株」とは?メリットや手数料、注意点などを徹底解説

6,PayPay証券の口座開設手順

まずは、PayPay証券の口座開設手順について解説する。

PayPay証券の公式ホームページから「口座開設」をクリックし、メールアドレスを入力する。

送られてきたメールのURLをクリックし、口座開設手続きを進めよう。

氏名、会員IDの設定など基本情報を入力する。

海外居住者ではないかなどの確認を進め、職業や勤務先について入力する。

清水 マキ

勤務先の住所や電話番号の入力を求められますが、勤務先に連絡がいくようなことはありません。

6,PayPay証券の口座開設手順
(画像=PayPay証券公式ホームページPayPay証券公式ホームページより引用)

続いて、資産情報について入力する。

株式投資や信用取引、先物取引などの経験年数や、投資の目的、保有する資産額などを入力しよう。

ここまで必要事項を入力して確認すると、最後に本人確認書類の提出を求められる。

提出する書類によってオンライン申込みができるもの、できないものがあるので注意しよう。

オンライン申請ができる本人確認書類
運転免許証(運転経歴証明書)
住民基本台帳カード(顔写真付き)
個人番号カード(顔写真付き)
在留カード(外国人の方)
特別永住者証明書(外国人の方)
オンライン申請ができない本人確認書類
日本のパスポート(2020年2月3日以前に発給申請したものに限る)
各種健康保険証
住民票の写し
印鑑登録証明書
各種福祉手帳
その他

そのままオンライン申請を進めると、スマホからアクセスするためのQRコードが表示されるので読み取ろう。

スマホの画面の指示に従い、本人確認書類と顔写真撮影、リアルタイムチェックを進める。

写真が提出できれば、口座開設申込み手続きは完了だ。

【関連記事】
>>スマホ証券おすすめ6社を比較!ネット証券との違いや手数料、取扱商品、口コミ評判など特徴を解説

7,マネックス証券の口座開設手順

7,マネックス証券の口座開設手順
(画像=マネックス証券公式ホームページより引用)

まずはオンラインもしくは郵送での申込みを選ぶ。

ここでは、オンライン口座開設の方法を解説する。

口座開設の条件を確認し、メールアドレスを入力する。

指定したメールアドレスに口座開設用の手続きURLが送られてくるので、そこから手続きを進めよう。

7,マネックス証券の口座開設手順
(画像=マネックス証券公式ホームページより引用)

必要事項を入力した後は、本人確認書類の提出だ。

マネックス証券では、本人確認書類として使えるのはマイナンバーカード、もしくは通知カードと本人確認書類(運転免許証)の組み合わせだ。

7,マネックス証券の口座開設手順
(画像=マネックス証券公式ホームページより引用)

スマートフォンからそのまま写真撮影ができるので、事前に運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を用意しておくと良い。

清水 マキ

パソコンから口座開設の申込みをしていた場合でも、スマホで写真撮影のためのQRコードを読み込んで手続きを引き継げます。

7,マネックス証券の口座開設手順
(画像=マネックス証券公式ホームページより引用)

パソコンからスマホに写真撮影の手続きを引き継ぐと、自動的に画面が変わる。

7,マネックス証券の口座開設手順
(画像=マネックス証券公式ホームページより引用)

マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類が撮影できたら、本人確認のための顔写真撮影が始まる。

顔写真付きの本人確認書類との照合をするためだ。

あとは画面の指示に従って、職業や紹介コードなどの必要事項を入力すれば口座開設の申込みが完了だ。

【関連記事】
>>マネックス証券のメリット・デメリットや評判は?米国株やノーロード投資信託本数、独自ツールなど特徴を紹介

8,PayPay証券とマネックス証券についてよくある5つのQ&A

最後に、PayPay証券とマネックス証券、ミニ株(単元未満株)と米国株についておさらいしておこう。

ミニ株(単元未満株)とは?
ミニ株(単元未満株)とは、1単元に満たない数の株を指す。通常1単元100株で取引するが、ミニ株(単元未満株)は1株から99株まで1株ごとに数量を指定して売買できる。まとまった額がなくても株式投資にチャレンジでき、100株まで積み立てれば単元株と同じ扱いになる。単元株にならないと議決権はないが、配当金の受け取りや株主優待を受けられるものもある。
ミニ株(単元未満株)取引に適しているのはPayPay証券とマネックス証券のどちらか?
ミニ株(単元未満株)取引には、PayPay証券が適している。PayPay証券は1,000円からの金額指定ができるため、少額投資が可能になっている。株式投資の経験がない人は、直感的に操作できるアプリもおすすめだ。ただ、マネックス証券も1株から購入可能で、買付手数料がかからないのは大きなメリットと言える。
米国株取引に適しているのはPayPay証券とマネックス証券のどちらか?
米国株取引には、マネックス証券が適している。PayPay証券と比較すると取扱銘柄数が圧倒的に多く、その数は4,000種類を超える。さらに、マネックス証券なら買付時の為替手数料もかからない。
PayPay証券の口座開設手順は?
PayPay証券の口座開設手順は、公式サイトから申込んで画面の指示に従って必要情報を入力していく。最後に、スマホで本人確認書類を撮影し、さらに認証のため自身の顔写真と、動く様子を記録するリアルタイム写真の撮影が求められる。申請に使う本人確認書類によっては、オンラインですぐ申請できないものもあるので注意しよう。
マネックス証券の口座開設手順は?
マネックス証券の口座開設手順は、公式サイトから申込み、画面の指示に従って必要情報を入力しよう。スマホで本人確認書類の提出が求められるが、書類提出の画面を起動してから10分の間に撮影を済ませなければならない。よって、申込む前に運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を用意しておこう。


清水 マキ
執筆・清水 マキ
フリーライター。3人の子育てをしながら、2017年より仮想通貨投資を始める。海外プロジェクト公式のホワイトペーパー翻訳やPR記事作成や、複数の仮想通貨メディアへ寄稿中。

フリーライター。3人の子育てをしながら、2017年より仮想通貨投資を始める。海外プロジェクト公式のホワイトペーパー翻訳やPR記事作成や、複数の仮想通貨メディアへ寄稿中。

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