大手テレビ局6社の平均年収ランキング！ワースト1位はTBSの半分...

昔も今も花形職業の一つであるテレビ局。年収も見合ったものなのだろうか。テレビ局で平均年収が高いのはどこの局か、NHKの決算書とホールディングス化された各社の有価証券報告書をもとに考えてみよう。

1位：TBSホールディングスの平均年収は1,501万円

1位はTBSホールディングス。平均年収は1,501万6,000円だった。メディアコンテンツはもとより、ライフスタイルや不動産関連の事業も展開している。

日本テレビホールディングスの平均年収は1,384万6,267円、読売新聞のグループ企業でもあり、映画の企画配給や行う日活や読売日本交響楽団、情報サイトのオールアバウトなど幅広いメディアを手掛ける。

東京のテレビ局の中でも少し雰囲気が異なるテレビ東京ホールディングス。独特の番組制作姿勢が持ち味だ。平均年収は1,289万6,349円。地上波BS,そしてデジタル媒体の開発や運営・コマース課金・広告サービスも手掛ける。

テレビ朝日ホールディングスの平均年収は1,280万3,000円だった。テレビ朝日、BS朝日はもちろん、連結子会社を多く抱える。東映アニメーションやAbemaTVも関連会社だ。

NHKの平均年収は1,075万円。公共メディアであり他社とは異なる形態を持つ、特殊法人だ。公共性維持のために広告収入ではなく受診料で成り立っている。国内だけではなく海外向けにも放送を行う。

フジ・メディア・ホールディングスの平均年収は801万2,000円だった。在京各社の中では低い数字となった。以前は1,000万円台をキープしていたが、コロナ禍の影響で減少となっている。産経新聞社、ポニーキャニオンもグループ企業だ。都市開発や観光事業も手掛ける。

1位と6位では倍近い差があった。NHKは特殊法人、NHK以外はホールディングス化されており、この数字はテレビ局自体の年収とは異なる。ただ、各社の業績を反映した数字であることは事実だろう。メディア事業の枠を超えて多角化を進める各社、常に時代の波に乗り続ける。

文・しらいはるか