「ぴこーち(ひこうき)」「こっこてーち(ホットケーキ)」など、聞くだけで耳が幸せになる赤ちゃん言葉。赤ちゃんが成長と共に少しずつしゃべれるようになりつつも、まだうまく発音が出来ない様子が何ともかわいらしいですよね。
しかし、この幸せな発音も長くは続かないもの。はっきりと発音できるようになる、いつかその日が必ずやってきます。そんな嬉しいけどさみしい、子育ての一幕をマンガにして投稿したツイートが、子育てあるあるとして多くの方の共感を呼んでいます。
投稿を行ったのは、ツイッターユーザーのありまさん(@arimama_umauma)。ありまさんは刺繍作家兼イラストレーターで、オリジナルの刺繍図案の作成や、Webメディアでコミックエッセイを執筆しています。
マンガは2歳になる娘さんが「アンパンマン」とはっきり発音したことに、衝撃を受けるところから始まります。それまでは「あんまんまん」としか言えなかったのに……と驚くありまさん。
驚いたありまさんは娘さんに「ブルーベリー」の発音を確認します。すると娘さんは「びーぽぴー」と赤ちゃん言葉で返答。ありまさんはホッとした表情を見せますが、横からは夫の「何の確認?」というツッコミが入っています。
最後に「カワイイ語録」として「おいじゅ(おみず)」「はんがーがー(ハンバーガー)」などの娘さんがしゃべる赤ちゃん言葉が紹介されています。右上には「あんまんまんよ、さようなら……」の文字とアンパンマンのイラストが。もう帰らない「あんまんまん」に切なさを感じます。
「成長がうれしい反面、さみしい~!と動揺しました」
当時の心境について聞くと、こう答えてくれたありまさん。一方でありまさんの夫は、言葉でコミュニケーションが取れるようになるのが嬉しいようで、「言えるようになってる!」と成長を喜んでいるそう。
筆者にも2人の娘がいます。子どもの成長は驚くほど早く、振り返ってみると赤ちゃん言葉で話していた期間は一瞬だったなぁと、このツイートを見ながら思い返しておりましたが、一瞬だとわかっているからこそ、愛しさと切なさが同時にやってくるのかもしれませんね。
ちなみにありまさんが「カワイイ語録」とよんでいる、幼児語録(子ども語録)は記録しておくと後々読み返す楽しみが生まれます。子どもの成長は一日一日どころか一瞬一瞬。記録しておかないとすぐに失われて忘れてしまう宝物なのです。今まさに子育て中という方は幼児語録の記録をぜひ行ってみてください。絶対に良い想い出の記録になりますよ。
<記事化協力>
ありまさん(@arimama_umauma)
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
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