小さい我が子からの気持ちのこもった手紙はいつだって嬉しいもの。拙い文字でも一生懸命書いた手紙を見ると、どんな内容でもつい目頭が熱くなってしまうものですが、ツイッターユーザーの、やけに仏教に詳しいフリーザさん(@waraikatahohoho)が、娘さんから受け取った手紙は、どうやら普通の内容ではなかったようです。
手紙には「パパへ いつもおならをしてくれてありがとう とってもくさいよ」の文字が。見る人を思わずクスっとさせてしまうこの手紙の内容が、5月29日にツイートされると瞬く間に大きな反響となり、ツイートには2万7千件の「いいね」が付いています。
やけに仏教に詳しいフリーザさんにうかがうと、娘さんは道ですれ違う大人にもこんにちはとあいさつをする、とても礼儀正しく明るいお子さんで、普段からよく手紙や絵をプレゼントしてくれるそうです。
この日もフリーザさんが夕食を食べ終え椅子に座っていると「はい、パパこれあげる」と微笑みながら、このおりがみに書かれた手紙を渡してきたとのこと。
手紙を読んだ感想については「いつもおならをしてくれてありがとう」のところでは、恥ずかしさと同時に、おならを前向きにとらえてくれていることに対しての包容力に驚いたとのことですが、「とってもくさいよ」のところでは申し訳なさを感じ、「ごめんねー!」という謝罪と共に娘さんを抱きしめたそうです。
以降は「娘にもうくさい思いはさせたくない」「今後は細心の注意を払っておならをしよう」と心に固く誓い、娘さんから遠く離れた場所でおならをしているとのこと。
フリーザさんは仏教に詳しい、とあるように普段のツイートにて仏教の教えを基にしたつぶやきを多く行っており、自他の抜苦与楽(ばっくよらく)の実践を目指しているそうです。抜苦与楽とは、生きとし生けるものの苦を取り除いて楽を与えること。この手紙を読んだ際には「この娘の手紙こそまさに自他の抜苦与楽の実践だよなぁ」と感じたそう。
2人の娘を持つ筆者も、この手紙には娘さんからのパパに対する深い愛情が込められていると感心しました。返信欄には「親の全てを受け入れてくれる心深いお子さん」「生きててくれて、ありがとうって事ですね」と娘さんの懐の深さに称賛の声が相次いでいます。
<記事化協力>
やけに仏教に詳しいフリーザさん(@waraikatahohoho)
文・山口弘剛/提供元・おたくま経済新聞
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