楽天証券の提供している「楽ラップ」では、投資計画から運用までを全て自動で行うことが可能だ。便利なサービスであるが、実際の運用実績やメリット・デメリットはどうなのだろうか。今回は楽ラップの運用実績と共にサービスについても詳しく紹介しよう。

楽ラップとは?自動で運用できる投資サービス、コースは9つ

楽天証券が提供する「楽ラップ」とは、「ファンドラップ」の一種。ファンドラップとは、証券会社と投資一任契約を結ぶことによりロボアドバイザーが顧客の代わりに資産の配分や売買、管理などの資産運用を行うサービスだ。

楽ラップの運用コースは顧客の幅広いニーズに応えられるよう、以下の9つが用意されている。

<楽ラップのコース一覧>

  • 保守型(TVTなし)
  • やや保守型(TVTあり)
  • やや保守型(TVTなし)
  • やや積極型(TVTあり)
  • やや積極型(TVTなし)
  • 積極型(TVTあり)
  • 積極型(TVTなし)
  • かなり積極型(TVTあり)
  • かなり積極型(TVTなし)

    将来期待されるリターンやリスク水準を基に、「保守型」から「かなり積極型」までわかりやすいコース設定となっている。保守型以外はTVT(下落ショック軽減機能)の有無が選択可能だ。

    TVTとは株式市場の値動きが大きくなり、その状況が継続すると見込まれる際に、一時的に株式の比率を引き下げ、債券の比率を上げることで資産の損失を緩和する機能だ。

    楽天証券の楽ラップでは、TVTの有無も含め9つの運用コースを用意することでそれぞれの顧客に最適なコースを選べるようになっている。

楽ラップの最新運用実績は?年率10%以上

楽ラップはさまざまなコースがあり、ニーズに合わせた資産運用が可能だが、運用実績はどうだろうか。今回は楽天証券の公式ホームページのデータを利用し、執筆時点での最新の楽ラップの運用実績をまとめた。

ただし、同サービスには9つものコースがあるため、今回は最も保守的な「保守型」と最も積極的な「かなり積極型(TVTなし)」の2つのコースの運用実績について紹介する。

楽ラップ「保守型」……運用実績は10%超えで順調

まずは最も保守的なコース「保守型」の運用実績だ。

<最も保守的なコース「保守型」の運用実績>

コース名 保守型
運用実績
(運用開始以来)
+14.45%
1年間運用実績
(2019年12月31日までの1年間)
+10.18%

※楽天証券の公式サイトを元に筆者作成

2016年7月の運用開始以来のトータルの運用実績は+14.45%と10%を超える結果となった。また2019年12月末までの1年間の運用実績は+10.18%と、この1年間も運用はうまくいっているようだ。

楽ラップ「かなり積極型」……運用実績は45%超えとかなり好成績

次に最も積極的なコースである「かなり積極型」の運用実績を見てみよう。

<最も積極的なコース「かなり積極型」の運用実績>

コース名 かなり積極型
(TVTなし)
運用実績
(運用開始以来)
+45.32%
直近1年間運用実績
(2019年12月31日までの1年間)
+20.98%

※楽天証券の公式サイトを元に筆者作成

こちらも2016年7月の運用開始以来のトータルの運用実績は+45.32%と、驚くほどの好成績となっている。

 2019年12月末までの1年間の運用実績も+20.98%と順調なようだ。運用開始以来の運用実績+45.32%という数字を見る限り、毎年コンスタントに実績を重ねているのがわかる。

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楽ラップの3つのメリット 簡単なコース決定、リスク軽減機能、手数料体制

これまで見てきたように楽ラップのメリットの一つには順調な運用実績が挙げられるが、他にもさまざまなメリットが存在する。

楽ラップのメリット1:簡単な質問に答えて最適な資産運用プランを作成

まずメリットの一つとして、簡単な質問に答えるだけで最適な資産運用プランが提案される点が挙げられる。楽ラップでは個人に最適の資産運用プランを作成するために、簡単な質問を16個用意している。

性別や年代、臨時収入の使い方、投資経験といった質問から、年末の福袋の購入や懸賞について、野菜の買い方など日常的な質問を通して顧客の投資方針を分析している。質問は全て選択式なので、誰でも簡単に回答ができるようになっている。

楽ラップの質問は投資経験がなくても答えることができるという点で初心者にやさしいといえる。同様のファンドラップはマネックス証券でも提供されているが、ネット上の経験者などの口コミを見ると、質問は投資許容金額や投資リスクへの反応などについてで、投資経験者でないと答えづらい質問もあるという。

質問の回答が終了すると、それぞれの顧客に最適な資産運用プランが提示される。自分で投資ポートフォリオを組む必要がないため手間がかからず便利だ。

楽ラップのメリット2:下落ショック軽減機能を装備

下落ショック軽減機能がある点もメリットの一つだ。楽ラップの9つのコースのうち、4つに前述したTVT(下落ショック軽減機能)が付いている。

TVTありの場合、乱高下する相場が長期間続くような際に、債券の比率を上げ、資産の損失緩和を目指すことができるようになっている。

これはマネックス証券が提供するファンドラップ「マネラップ」にはついておらず、楽ラップならではの強みといえる。

楽ラップのメリット3:固定報酬型と成功報酬併用型の手数料2種類から選択

楽ラップでは、手数料が固定報酬型と成功報酬併用型の2種類から選択できるのもメリットの一つだ。

固定報酬型では運用による利益の有無にかかわらず、資産運用残高の最大年率0.715%(税込)を手数料として支払う必要がある。

一方で成功報酬併用型の場合は運用による利益の有無にかかわらず、固定報酬として資産運用残高の最大年率0.605%(税込)を支払う。ただし、運用益が出た場合はさらに運用益の5.5%(税込)を支払う。

2つの手数料体系のうち、どちらでも好きなほうを選択できる。だが運用益が2%を超えると固定報酬型のほうがお得になるため、2021年1月末では約85%のユーザーが固定報酬型を選択している。

楽ラップのデメリット 最低投資金額、NISA口座未対応

楽ラップにはさまざまなメリットがあるが、その反面デメリットもある。例えば最低投資金額が少し高額な点だ。

楽ラップでは最低投資金額が10万円からとなっている。積立の場合は1万円から可能だが、積立のみを利用することはできないため、サービスを開始するにはやはり最低10万円以上が必要だ。マネックス証券が提供する「マネラップ」では最低1,000円から投資できるため、この点はデメリットといえる。

楽ラップはNISA口座に対応していない点もデメリットだ。前述した通り、順調な運用実績を積み重ねている同サービスだが、運用益には残念ながら税金がかかる。他のファンドラップやロボアドバイザーでも基本的にはNISA口座には対応していない。

楽ラップを契約する前に知るべき4つの注意点 強制解約、変更回数、手数料、解約時期

楽ラップを利用するうえで、実は注意する点がいくつかある。今回は特に注意するべき4つの点を紹介しよう。

楽ラップ契約前の注意点1,資産が減少しすぎると強制解約

まず1つ目の注意点は、資産が減少しすぎると、強制的に解約される可能性がある点だ。相場の変動や手数料の支払いなどによって資産が5万円を下回ると強制解約となる可能性がある。

楽ラップ契約前の注意点2,契約内容の変更回数は限られる

2つ目の注意点は、契約内容の変更回数が限られている点だ。楽ラップでは年間12回まで増額や減額、運用コース変更などができるが、それを超えると変更などができなくなる。

楽ラップ契約前の注意点3,手数料の変更は年1回

3つ目の注意点は、手数料の変更が年1回しかできない点だ。楽ラップの手数料体制には固定報酬制と成功報酬制があるが、この変更は年に1回しか行うことができない。繰り返し変更する必要がないよう、手数料体系をよく理解し選択する必要がある。

楽ラップ契約前の注意点4,運用開始1ヵ月間は解約できない

4つ目の注意点は、開始から1ヵ月間は解約できない点だ。運用開始日の翌月末日までの間は解約ができないため、1ヵ月以内に解約が必要となるような資金での投資はおすすめしない。

楽ラップの始め方3つのステップ 無料診断、コース決定、申込

楽ラップを始めるためには以下の通り3つのステップが必要だ。

楽ラップの始め方STEP1,無料診断

STEP1は無料診断だ。前述したとおり、楽天証券のホームページにて16個の簡単な質問に回答する無料診断を誰でも受けることが可能だ。

無料診断を受けることで、ロボアドバイザーがそれぞれの顧客に最適な運用コースを提案してくれる。

その際、提案された運用コースが自分の希望と本当にあっているかどうかをしっかりとチェックしよう。リスクを取りたくないのにもかかわらずTVTなしや積極的な投資コースになっている場合はコース提案画面下から再診断、もしくは運用コースの変更が選択できる。

楽ラップの始め方STEP2,運用コース決定

STEP2は運用コース決定だ。提案された運用コースが気に入れば、楽天証券の総合口座にログイン後、楽ラップに申し込むことが可能だ。

その際、パフォーマンス予測や積立時のシミュレーションなども確認できるので、しっかりと検討していただきたい。

楽ラップの始め方STEP3,申し込み

STEP3は申し込みだ。運用コースを確認し決定後、初回に投資する金額など必要事項を入力し、申込完了となる。

申込が終了すると、おまかせ運用に関する契約が締結され、契約締結日の翌営業日から運用がスタートする。

複数のファンドで運用がされるため、同時に全てのファンドを購入するのではなく、運用開始日以降順次買付がなされ、買付が完了したファンドから順に楽ラップトップ画面に反映される。

これら主に3つのステップを経ることによって、楽ラップのサービスを利用することが可能となる。ただし、現在楽天証券に総合取引口座を持っていない場合は、まず総合取引口座の申し込みからスタートとなるため、注意していただきたい。

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投資信託の積立に楽天カードを利用可能

投資信託の積立では、楽天カードを決済方法に指定可能だ。積立できるのは毎月5万円までで、毎月1日に積立がされることになる。

投信の積立も楽天カードのポイント対象のため、積み立てるごとに1%のポイントがもらえる。さらに、積立に楽天ポイントを利用することも可能だ。

楽ラップが向いている人は?投資初心者にこそ向いているサービス

楽ラップは便利なサービスであるが、どのような人が向いているのだろうか。以下に楽ラップでの投資が向いている人の特徴を挙げた。

  • 自分で運用している投資信託を把握したい人
  • 投資の仕方がよくわからない投資初心者
  • 10万円以上の投資を検討している人

    まず、自分が投資している投資信託を把握したいという人は向いていると考えられる。楽ラップの投資対象ファンドは15しかなく、常にどの投資信託をどの程度保有しているかマイページで把握できる。

    また、投資の知識も経験もあまりない投資初心者の人も向いているだろう。楽ラップでは、本来投資をする際は自分で考えなければならない投資ポートフォリオや投資商品の売買の時期を自動でリバランスし最適化してくれるのだ。

楽ラップは投資初心者でも使える便利で実績のあるサービス

楽天証券の楽ラップは投資計画から運用、リバランスまで自動で任せることができ、運用実績も堅実な成果を出している便利なサービスだ。10万円以上の投資を検討している人で、投資の手間がかかる部分をお任せしたい人はぜひ楽ラップの利用も検討してみてはいかがだろうか。

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文・右田創一朗(元証券マンのフリーライター)
 

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