■ 踏ん切りがついたきっかけは「アッシマー」
「趣味もレゴですよ」というMokoさんは、長年多くの作品を手がけ今では日本でも有数のLEGOビルダーとして活躍されています。しかしそれでも、中々踏ん切りがつかなかったのがリック・ディアス。
それを作るきっかけとなったのが、”前作”で作り上げた「アッシマー」(2020年5月製作)だそう。
同じく機動戦士Zガンダムに登場したこの機体を、MA(モビルアーマー)MS両形態に変形可能なギミックにて再現。またアッシマーといえば、ずんぐりむっくりした体躯や、大型のメイン武装(ビームライフル)、単眼のモノアイと、リック・ディアスとの共通点も近い機体ですが、いずれについてもMokoさんは、レゴにてこれを克明に表現しています。
「あれでかなりの経験値がつきましたね」と語るMokoさん。その蓄積を生かし、リック・ディアスに関しても専用のジョイントなどを巧みに駆使して再現することになりました。
■ 結果的に構想に10数年、製作に3年以上の歳月
ちなみにですが、先述のMokoさんのブログによると、今回のリック・ディアスの製作期間は約半年だそう。ただ、Twitterに初めて登場したのが2018年1月。当時はまだ頭部のイメージのみ公開だったのですが、結果的に構想に10数年、製作に3年以上の歳月をかけたともいえます。
これは今回の投稿でもあふれ出ていた、Mokoさんのリック・ディアスに対する格別の思い入れはもちろん、「手先の器用さはあまり求められずに気楽に楽しめ、作品も自分でテーマを決めて、好きなものを作れるところですね」というレゴの魅力もあってのものかもしれませんね。
ところで、この記事をお読みになって、「レゴ・リック・ディアス」を静止画ではなく動画でもこの作品を堪能したい方も多いのでは。
実は先にも触れたMokoさんの公式YouTubeチャンネル「Moko Brick Laboratory channel」にて、動画として公開しています。この記事を読んで気になった方はそちらもご覧になってみてください。
<記事化協力>
Mokoさん(Twitter:@LEGOdouMoko/Instagram:@legodoumoko)
文・向山純平/提供元・おたくま経済新聞
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