「eビターラ」には、用途やライフスタイルに合わせて選べる2種類のバッテリー容量が設定されています。

標準グレード(X/2WD)には49kWhのバッテリーが搭載され、一充電走行可能距離がWLTCモードで約433km。上位グレード(Z/2WD)では61kWhのバッテリーが搭載され、一充電走行可能距離がWLTCモードで約520kmと、日常使いから長距離ドライブまで安心できる航続距離を確保しています。

さらに4WDモデルでも約472kmを実現しており、アウトドアや降雪地帯での使用も視野に入ります。

価格は、Xが399万3,000円、Zが2WDモデルが448万8,000円、4WDモデルが492万8,000円(いずれも税込)。いずれもクリーンエネルギー自動車導入促進補助金の対象となり、補助交付金額は全グレード共通で上限の87万円。実質的には300万円台前半から購入可能となり、電動SUVとしては競争力のある価格帯に収まっています。

スズキは、顧客の声を反映させた「高すぎない価格帯」を重視し、補助金や維持コストを含めた“現実的な選択肢”として訴求。発表会でも「目標販売台数の明言こそ控えたが、確かな手応えを感じている」と自信を示しました。