またこれに伴って「夜は眠れず、朝は起きれない」といった睡眠障害を発症することもあります。
5.身体の不調:心理的な苦痛を原因として、頭痛や腹痛、腰痛、筋肉痛が起きることもあります。
歩くと呼吸が苦しくなったり、風邪をひきやすくなることも特徴です。
6.抑うつ症状:燃え尽き症候群が悪化すると、うつ病に近い症状を発症します。
何事にも喜びを感じられず、自分自身に失望したり、無力感を感じるなど、自己否定の感情が強くなります。
こうした症状は、そのまま放置してしまうと何年間も持続する恐れがあり、早期の発見と治療が必要です。
では、燃え尽き症候群の治療とはどのようなプロセスを経るのでしょうか?
燃え尽き症候群を防ぐために

燃え尽き症候群の初期サインでリスクに気づくことができれば、気づかないうちに重症化させることなく予防と回復に努めることができるでしょう。
燃え尽き症候群は気づかないうちに重症化してしまうことがあり、そうなるともう一人の力で解決することは困難になります。
その場合は、心療内科などを利用して治療に努める他ありません。
「最近頑張りすぎている」と感じたら、思い切って休暇をとってリフレッシュしたり、信頼できる同僚や上司、家族や友人に相談することが助けになります。
とにかく自分ひとりで悩みや責任を抱えすぎないようにすることが大切です。
また燃え尽き症候群は、本人の問題よりも熱意のある人を会社側がほったらかしにしてしまっているところに問題が潜んでいる場合も多いでしょう。そのため会社側が働き手の燃え尽き症候群を防ぐために、職場の環境を改善することも重要です。
例えば、メンター制度です。
これは直属の上司とは別に、年齢や社歴の近い先輩社員が後輩や新入社員と定期的に面談をして、不安や悩みを聞き、精神的なサポートをするというもの。