抜け毛対策シャンプーからの脱却——安定を壊してでも挑む「スカルプD」のブランド革命 の画像1
(画像=『Business Journal』より引用)

●この記事のポイント ・発売から20年を迎えるメンズシャンプーのトップブランド「スカルプD」が、安定的な売上を誇りながらも、ブランドコミュニケーションを刷新。 ・刷新の背景には、競合の増加やAGAクリニックの台頭に加え、消費者が「薄毛・抜け毛対策」だけでなく「なりたい自分」を追求する意識の変化がある。 ・ブランドの持つ多岐にわたる機能を「髪と地肌をメンテナンスする」というメッセージで伝え直し、幅広い世代の理想の自己表現をサポートすることを目指している。

 発売から20年が経ち、いまだメンズシャンプーのトップブランドとして走り続ける「スカルプD」。  今回、ブランドコミュニケーションの刷新を行い、ボトルデザインの変更とともに、プロダクトが発信するメッセージも消費者の悩みにアプローチした「育毛・発毛」から、「なりたい自分」に目を向けるものへと大きく刷新しています。 

 安定的な売り上げや盤石なブランド認知があるにもかかわらずなぜ? 

 社内からも、疑問の声が上がったという今回のブランドコミュニケーションの刷新。アンファー株式会社の狙いとはどのようなものなのでしょうか?  アンファー株式会社 スカルプDブランドマネージャー 吉川 竜司氏に、「スカルプDが安定を超えていく理由」をお聞きしました。 

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