遺伝子の影響に男女差がある理由について研究者たちは、単純な性差の他に、現代的な生育環境には少年のゲーマー遺伝子を刺激し、遺伝的影響を増強させている可能性があると述べています

今回の研究は双子を使った継続的なゲーム頻度の研究としては世界初であり、青年期のゲーム行動を調べる際の重要な基礎データになると考えられます。

今後ゲーマー遺伝子がどんな配列をもつかが決定されれば、遺伝子診断を行うことで、自分とゲームとの距離を適切に保つ助けになるかもしれません。

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参考文献

Groundbreaking research unpacks genetic factors linked to gaming habits
https://www.psypost.org/2024/01/groundbreaking-research-unpacks-genetic-and-environmental-factors-linked-to-gaming-habits-221095

元論文

The genetics of gaming: A longitudinal twin study
https://acamh.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/jcv2.12179#:~:text=The%20study%20show%20that%20gaming,mapping%20gaming%20behaviors%20among%20adolescents.

ライター

川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。

編集者

ナゾロジー 編集部