それまで通常のウイルスには、実体のとなるプログラム・ファイルが存在していました。
そのためセキュリティソフトは、コンピュータ上にある不正ファイルを検索・監視するという方法をとっていました。
ところがコードレッドはファイルをもたずに直接メモリー内で活動します。
そして、ほとんど痕跡を残さずに、感染したデバイスを使用してWebサイトを攻撃。
「中国人によるハッキング(Hacked By Chinese!)」というメッセージを残しました。
ホワイトハウスをはじめとする多くの政府機関のWebサイトが攻撃され、サイトの削除を余儀なくされました。
被害が拡大したのは2001年7月19日であり、この日は「世界中でWebサイトに繋がりにくい」という事態にまで発展しました。
ゲームオーバーゼウス(Gameover ZeuS)

ゲームオーバーゼウスは、2011年に登場した有名な「トロイの木馬」ウイルスです。
2005年に発見された「ゼウス(ZeuS)」の改良版であり、ネット銀行での不正送金を引き起こします。
ゲームオーバーゼウスに感染した端末から金融機関にアクセスすると、偽のログイン画面が表示されます。
不正に気付かないユーザーがID・パスワードを入力すると、その情報を使ってユーザーの口座から不正送金を行ってしまうのです。
世界で100万台のデバイスが感染。その25%がアメリカ、20%が日本だと言われています。
記録によると、少なくとも1億ドル以上の実損害が出たようです。
ラブレター(LOVELETTER)

ラブレターは2000年に発見されたコンピュータウイルスであり、「アイラブユー(I LOVE YOU)」とも呼ばれます。
フィリピンの専門学生によって作成されたこのウイルスは、電子メールを介して感染していきます。