この日も常に誰かがサオを曲げている状態だったのだが、レンジを聞くと深くても25m、浅いときは13mで乗った……なんて声もあった。
船中コンスタントにヒット
ライトオン後もコンスタントにヒットは続き、皆さんのイケスはアカイカだらけ。サイズは大きくてペットボトル大、小さいものはヤクルトほどだが、アタリは非常に多い。この辺りが日本海と比べてセンシティブな部分かもしれないが、ひったくるような明確なアタリをアワせても、乗らないことが多い。

中には魚のアタリもあったかもしれないが、アタって乗らず、アタって乗らず、3回目のアタリでようやく乗せたという人も。それだけイカの数が多いということだが、日によっては悶絶させられることも。だがコレが釣り人を熱くさせる大きな要因なのだ。
後半はサバフグの邪魔に苦戦
9時半を回るころ、リーダーを切られる人がポツポツ出始めた。中村船長によれば、犯人はサバフグ。ここ最近非常に増えてきており、スッテを強奪される人が続出しているとか。

よく見るとスッテに掛かったアカイカを追いかけて、サバフグが追尾してくるのが見える。このサバフグをかわすのは非常に難しいのだが、まず魚のアタリとイカのアタリをしっかり判別できれば、被害は最小限に抑えられる。
ざっくりいえばコツンコツンと固いアタリを出すのがサバフグ。じわっと重くなったりブワンと軟らかい感触がイカのアタリ。抽象的で申し訳ないが、コレばかりは経験で覚えていくしかない。

魚のアタリだと思えばアワせず、素早くそのレンジからスッテを上下に離してしまうこと。その上下のレンジにアカイカがいることが多い。
最終的に皆さん納得釣果
サバフグの邪魔はあったものの、後半もアカイカのアタリは続き午後11時にロッドオフの合図が出た。皆さんのイケスにはアカイカがぎっしり。
