トモのNさんには「お、当たった」「また付いた」と、早くもアタリが出ました。キンメがいるのは間違いないようで、私はやる気のある個体を探すイメージでタナを探っていると、フォールしていたラインがピタッと止まりました。
リールを巻いて追い合わせを入れると、ゴツゴツとした抵抗を感じながら250mを回収します。
水面バラし
やがて朱色の魚が姿を現しましたが、まさかの水面バラし。バイバイとヒレを振って帰っていきました。一方、エサ釣りのNさんは4匹をキャッチされていました。
ムツ混じりにキンメを手中
2流し目では、キンメの反応に合わせてフォールでバイトがあり、しっかりと合わせを入れてキャッチしました。時合いが短いことから急いで3流し目へ。
キンメの反応は徐々に薄くなり、「ベタ底」と船長からアナウンスがあったため、ネチネチと誘うとゴチンとバイト。重量感があったので良型キンメかと思いきや、上がってきたのは良型ムツでした。これはこれでうれしい釣果です。
まだ反応が続いているため、「もう1回行きましょう」と船長。ラスト流しでもアタリを捉えましたが、ムツでした。これで時合いは終了。私はキンメダイ1匹とムツ2匹。エサで狙ったNさんは、キンメダイ7匹とムツ2匹を釣られていました。

ムツ狙いの裏本命はアラ
続いて船長おすすめのムツポイントへ向かいます。数は少ないものの、毎回のようにアラが出ているそうです。350gのジグを海底に送り込み、ボトムをネチネチと探ります。
この頃にはすっかり明るくなり、緑色をした海が広がっています。そんな中、Nさんにはアタリがあったようで、リーリングを開始。こんな水潮でも250m下には影響がないのかと思っていると、私の竿にもゴチンとバイト。Nさんはユメカサゴ、私はムツをキャッチしました。深場の魚たちは機嫌が良いようです。