ここからは具体的な調理法を、私の経験から釣り人目線で綴っていきたいが、味付けや火の入れ方は、ネット文化の進展の恩恵にあずかったほうが得だ。
具体的な調理法は読者の皆様それぞれ、ネットのレシピサイトを活用して、上手く火を入れて美味しく味付けしていただきたい。
代表的な2つのネットのレシピサイトはクックパッド、クラシルがあり、一般の方からセミプロ級まで料理好きな方々が工夫を凝らした調理法をわかりやすく掲載している。

釣り人目線での調理法ポイント
ただ、レシピサイトに丸投げしたのでは私の立場もないので、揚げる・煮る・圧力釜のそれぞれの調理について、釣り人目線でのポイントを添えてみたい。
揚げる
高温の油で一気に揚げると、小骨の硬さが残ってしまうので、低温の油で少し時間をかけて揚げて、揚げ調理の最後は高温にしてカラッとさせる方法がおすすめだ。
なお、「揚げない唐揚げ」の調理法や唐揚げ粉の利用は、小骨まで火が通らないので適さない。揚げ調理で油の片づけが面倒だという方には、小さいフライパンに小魚が浸るぐらいの量の油を入れて揚げることを試みてほしい。

煮る
イワシならさっと煮るだけで小骨対策は必要ないが、小魚の中で一番生臭く内臓も苦いので、上記の最低限の下ごしらえ3点は是非施してほしい。
一方、小アジやベラは弱火で少し時間をかけて、小骨まで火を通す意識で調理してほしい。また、煮る調理は火を止めてから余熱でも火を通すと、味も一段と染みて美味しくなる。
あと、煮ると聞くと醤油と砂糖を使った和食調理が真っ先に頭に浮かぶが、トマトソースやコンソメ・ブイヨンを使ったブイヤベースなどの洋風の煮物も試してみてほしい。
