2011/12シーズン、MF乾貴士は当時ブンデスリーガ2部のボーフムでリーグ戦30試合に出場し、チームトップの7ゴールを記録したが、チームは1部昇格を逃した。翌年フランクフルトへ移籍し、ブンデスリーガ初挑戦となった2012/13シーズンは30試合に出場し6ゴールを挙げた。
2013/14シーズンは大幅に出場機会が減ったが、2014/15シーズンにはリーグ戦27試合に出場し、再びチームの中心的存在へ。しかし、乾はかねてからの希望であったラ・リーガ(スペイン1部)への挑戦を決意し、2015/16シーズンからエイバルへと活躍の場を移した。
攻撃的なスタイルで果敢に挑み続けた乾の姿は、フランクフルトにおける日本人選手の歴史を語るうえで欠かせない一章となっている。

稲本潤一(2007-2009)
- ポジション:MF
- フランクフルトでのリーグ選出場:43試合
稲本潤一(2024年引退)は、2007年にトルコ1部のガラタサライからフランクフルトへ加入し、2シーズンにわたってプレーした。
加入初年度の2007/08シーズンは守備的MFとして21試合に先発出場し、まずまずの活躍を見せたが、翌2008/09シーズンは負傷離脱の影響もあって先発出場17試合に留まり、シーズン終了後にリーグ・アン(フランス1部)のスタンド・レンヌへ移籍した。
フランクフルトでの2年間は、持ち味である攻撃力を十分に発揮できず、公式記録はわずか1アシストにとどまっている。

高原直泰(2006-2008)
- ポジション:FW
- フランクフルトでのリーグ選出場:38試合(12ゴール)
フランクフルトにおける初の日本人の選手となった高原直泰(2023年引退)は、2002年から2006年までハンブルガーSVでプレーした後、2006年にフランクフルトへ加入した。