J1のサガン鳥栖で頭角を現したMF鎌田大地は、2017年にフランクフルトへ加入。2018/19シーズンにはベルギー1部のシント=トロイデンVVへ1年間のレンタル移籍を経験し、欧州のサッカーに順応する時間を過ごした。

2019/20シーズンにフランクフルトへ復帰すると、主力選手として定着。豊富なアイデアと決定力を兼ね備えたプレーでサポーターから愛される存在へと成長した。

鎌田が特に輝きを放ったのはELだ。通算23試合に出場し11ゴールを挙げ、2021/22シーズンにはクラブを同大会制覇へと導き、その名を歴史に刻んだ。

その後2023年にセリエA(イタリア1部)のラツィオへ移籍したが、翌年にはフランクフルトをEL制覇に導いたオリバー・グラスナー監督と再会し、プレミアリーグのクリスタル・パレスへ加入した。


長谷部誠 写真:Getty Images

長谷部誠(2014-2024)

  • ポジション:MF/DF
  • フランクフルトでのリーグ選出場:235試合(2ゴール)

2008/09シーズンにヴォルフスブルクでブンデスリーガ優勝を経験した長谷部誠(2024年引退)は、2014年に当時在籍していたニュルンベルクからフランクフルトへ加入。日本代表キャプテンも務めた闘志あふれるベテランが、後にクラブのレジェンドになることを誰が予想していただろうか。

転機となったのは、ニコ・コバチ監督時代(2016-2018)。ボランチからリベロへとコンバートされたことで才能が開花し、フランクフルトはDFBポカール制覇とEL優勝という快挙を成し遂げた。

2023/24シーズン最終節のRBライプツィヒ戦を最後に現役を引退。40歳121日でブンデスリーガ史上最年長のフィールドプレーヤーとして、その名をドイツサッカー史に刻んだ。

さらにブンデスリーガにおける外国籍選手の出場数は、FWロベルト・レバンドフスキ(現バルセロナ)、FWクラウディオ・ピサーロ(2020年引退)に次ぐ歴代3位という偉大な記録を残している。

乾貴士 写真:Getty Images

乾貴士(2012-2015)

  • ポジション:MF
  • フランクフルトでのリーグ選出場:75試合(7ゴール)