前段でも記載した通り、会社では成果を上げることが求められます。では、まず会社で成果を上げるために必要な事を整理していきたいと思います。

会社はいろんな分野において、社会に貢献し、社会に認められることで売上を確保しています。そこから個人の仕事まで落とし込むと、会社の構成員たる社員一人一人が行っている仕事は会社が実現したい社会への貢献に紐づく仕事であると言えます。個人は会社と同じ方向を向いて仕事する必要があり、社員は会社が決めた役割に集中して仕事をすることで、会社の成果が上がり、自分の成果を上げることにもつながっていきます。

一方、市場を見渡して考えた場合、会社は競合他社に負けないように活動しています。様々な情報を得ながら、組織を統率し、会社が出す結果の質を高めることを行っています。なので、会社には社員を統率する役割を担った上司という立場が必要であり、それぞれの立場でそれぞれの役割を果たすことで組織の成果を最大化させていくのです。

ここまで成果を上げるために必要な事を整理しました、次に、なぜ会社は飲み会を実施しようとするのかについて考えていきます。

飲み会に潜むリスクとは

飲みニケーションの説明でも記載した通り、飲み会は社員間の親睦を深めることが主たる目的です。普段の仕事だけではわからない上司の人間性に触れ、「この人の為に頑張ろう」のような気持にさせてくれる場になれば、非常に大きな効果もあると言えるでしょう。そして結果としてチームワークの向上につながれば、組織の成果を上がることにもつながっていきます。

しかし、その一方で、飲み会特有の環境、特に『お酒』の存在が、思わぬ落とし穴となる可能性もはらんでいます。 お酒の力で、普段はコントロールできている本能的な部分が解放されることもあり、これが上司の人間性に関わるものになった場合、すべてがプラスの要素だけで構成されているかというと、疑問が残ります。