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『飲みニケーション』

この言葉を皆さん、ご存知でしょうか?これは「飲み会」と「コミュニケーション」を合わせて作った造語になり、お酒を飲みながら職場の人々と親睦を深めることを指しています。

一昔前では、この言葉が拡大解釈して捉えられ、上司との飲み会にこそ仕事のヒントがあると考え、積極的に会社の飲み会が行われていた会社も多い事でしょう。しかし、現在において、この飲み会についての捉え方・考え方が変化していき、会社の飲み会に関わらず、会社主催のイベント事に対する世代間ギャップも発生しているのではないでしょうか?

ともすれば、ハラスメントに該当する事案に進展してしまうリスクもあります。

今回は会社の飲み会の是非について、識学の観点で解説をしていきます。

会社という場所の正しい認識とは

人はいろんな集団、コミュニティに所属して社会生活を送っています。会社もその数あるコミュニティの一つです。

皆さんにとって、会社とはどのような場所でしょうか?

自分の成長を得られる場所。 自分のやりがいを見つける場所。 自分の仲間を見つける場所。 自分にとって尊敬できる上司と出会う場所。

など、捉え方によってはいろんな場所に見えるかと存じます。

ただ、この会社というコミュニティは他のコミュニティと圧倒的に違う点があります。それは、唯一、『糧を得ることができるコミュニティ』であるという事です。

私たちは働いて成果を上げるからこそ、その対価としてお金を得ることができ、自分の生活を成り立たせることができます。

この視点から、会社は「糧を得る場所」という事実をしっかりと認識しなければいけません。そして、自分にとって必要な糧(給料)を得るためには、しっかりと会社に貢献し、成果を上げる必要があるのです。

では、会社で成果を上げるために飲み会は本当に必要なのでしょうか?

次の項では、その点について深堀していきたいと思います。

会社で成果を上げるために認識すべきこと