とはいえ、さすがに真夏の太陽が顔をのぞかせてきたので、「そろそろ行こうか」と、おもむろに沖へと向かって漕ぎ出しました。場所によっては、早朝から大きな声を出すと近隣住民の方のご迷惑となってしまい、釣り・カヤック禁止になる可能性があるので配慮しましょう。
筆者のタックル&ルアー
筆者が使用したこの日のタックルは、本気仕様とエンジョイ仕様の2本立て。ご参考までにご紹介しましょう。
本気仕様
メインタックルは、ティップ部分だけを交換してソリッドとチューブラーを使い分けることができるシマノ・クロスミッションXR B66Mと、ジギングリールにも関わらず遠心ブレーキ付きのグラップラー300HGの組み合わせ。非常に応用がきくので、カヤックフィッシングに欠かせない一軍タックルになっています。
エンジョイ仕様
もう1つは、最近発売されたダイソーの「ルアーロッド120cm」に、大昔のレブロス2000番の組み合わせ。折れないという意味での強さは抜群ですが、全体的に柔らかいのでヒット後に根に潜られることが多く、ロックフィッシュ向きではなかったですね。
とはいえ、グラスソリッドのショートロッドは魚がかかると非常におもしろいので、ついついカヤックに積んでしまいます。

西伊豆の海に感動
普段は東京湾や相模湾でカヤックフィッシングをしている3人にとって、西伊豆の海は大自然を感じさせる壮大な風景が広がる非日常的な空間です。切り立ったガケには大小の洞窟が口を開け、水の透明度もケタ違い。
水深10m以上でも海底が見えてビックリです。「海は全部つながっているのに、なぜこんなにも水質が違うのか」、「毎週ここでカヤックフィッシングができたら最高なのになぁ」と、子どものような疑問や妄想が頭をかすめていきます。
