まずは確実に釣果を得たいという事で、過去に何度も訪れており、ある程度地形を把握できている洞川へと向かった。

前回の実績場から

入渓場所を決める為に川を見て回ったが、時間が早かったこともあり、先行者は皆無だ。選び放題なのでどこから入渓するか少々悩んだが、3月釣行の際に良型が釣れた場所を攻めたいと考え、トンネルを抜けてからしばし走った林道脇に駐車し、斜面を降りて入渓する事にした。

渓流エサ釣りで23.5cm頭にアマゴ15匹【奈良・洞川】雨降ればさらに釣果上向くか当日の仕掛け(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

 

地形が変わっている!

4カ月ぶりに訪れる場所だが、土砂崩れがあったのか、入渓場所にあるはずの巨大な淵は砂利や大きな岩で埋まっており、姿を消していた。

渓流エサ釣りで23.5cm頭にアマゴ15匹【奈良・洞川】雨降ればさらに釣果上向くかここには淵があったはず(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

当初の目論見である「淵でボーズ逃れを」が潰えた瞬間だ。これは少々ショックではあったが、きっと他の場所にいるはずだと思い、ヨレや瀬、落ち込みなど、アマゴが定位しているであろう場所に丹念に仕掛けを流していくが……どういう訳か全く釣れない。予想外の展開に、少々焦ってしまう。

凄まじい数の足跡

よくよく考えると、前日に天川村漁協さんのHPを確認した際、「7月30日の釣果」として洞川での二桁釣果がアップされていた。もしかしたらこの場所は前日までにガッツリ攻められた後なのかもしれないのだ。

それを証明するかのように、足元にはおびただしい数のアングラーと思しき足跡があった。こうなるとやはり厳しく、結局このエリアでは小さなアマゴ2匹で終わってしまった。

天川村の本領発揮!

「もしかしたら今日は貧果」で終わるのではないかと焦りを感じ始めた著者。続いてやってきた場所は幸い釣り荒れていなかったのか、徐々にアタリが増え始めた。

流れ込みにいた!

少しだけ高巻きをして訪れた次のエリアは、少々足跡が少ない。これならそこまで荒れていないのではないかと、期待しながら仕掛けを打っていく。