ここでは、光害が地平線から35°までの空を灰白色に照らし出します。

雲は空のどこにあってもはっきり見て取れ、地上でも身の周りの環境が容易に見えます

先ほどに比べると、目に見える星や星座も増えますが、まだ光害の影響は強く残っています。

肉眼での限界等級は5.1〜5.5等です。

レベル5:郊外の空

レベル5の夜空
レベル5の夜空 / Credit: Glacier Breeze / Bortle Scale – Measuring Sky Brightness(youtube, 2021)

光害による強い光源が全方位ではないものの、ある程度の広い範囲に存在します。

夜空の大部分にわたって、雲が背景の空そのものよりも明るく目立っています。

天の川が地平線近くで非常にかすかに見え始めますが、頭上では押し流されたように見えます。

現在、私たちのほとんどは、このレベル5の環境で生活しているそうです。

肉眼での限界等級は5.6〜6.0等です。

レベル4:田舎と郊外の境

レベル4の夜空
レベル4の夜空 / Credit: Glacier Breeze / Bortle Scale – Measuring Sky Brightness(youtube, 2021)

いくつかの方角に目に見えるドーム状の光害がありますが、目に見える夜空はだいぶ暗くなります。

夜空の雲は光源のある方向では照らし出されますが、頭上では暗く見えづらいでしょう。

地上の周辺環境は距離が多少あっても目に見えますが、そろそろ懐中電灯や照明器具が必要です。

夜空に見える星々もかなり増えています。

肉眼での限界等級は6.1〜6.5等です。

レベル3:田舎の空

レベル3の夜空
レベル3の夜空 / Credit: Glacier Breeze / Bortle Scale – Measuring Sky Brightness(youtube, 2021)

地平線状に光害の痕跡がかすかに残っていますが、頭上の空は真っ暗です。