制度の見直しを怠った結果、誰にとっても不幸な社会が出来上がりつつあります。

これは空想でも誇張でもなく、今すでに始まっている現実なのです。

さらに、我々が老人福祉の維持のために奪われるのは「財布の中身、人的リソース」だけではありません。

我々の基本的な生活基盤さえも奪われるでしょう。

基本的なインフラでさえも維持できない

社会保障費の膨張は、若い世代の手取りを圧迫するだけでなく、国家全体の予算や人的リソースの配分にも大きな影響を与えています。その典型例が、すでに述べた医療福祉産業です。

その結果、私たちの生活を支える基本的なインフラですら、十分に維持できないという事態が起こり始めています。

Murasaki

Murasaki

老人様のご機嫌取りのために、社会の根幹をなすインフラに人員を投下できなくなるのが令和の日本だ。

クソニートくん

クソニートくん

終わった。。、

たとえば、上下水道です。日本全国で使われている水道管の約4割が、すでに耐用年数を過ぎています。破裂や漏水が頻発しているにもかかわらず、それらを修繕・更新するための予算や人員が足りていないのが現状です。

…いや、正確には「予算も人員もまだギリ足りているが、それらを老人福祉に回している」と考えるのが正確でしょう。

2018年に国土交通省が発表したデータを紹介します。2018年から今後30年間で、国土交通省所管の12分野に対するインフラ整備費の総額は190兆円であると推計されました。

すでに述べたとおりですが、2040年には社会保障給付金の総額は190兆円になります。

換言すれば、老人福祉の提供を1年間我慢すれば、日本全国のインフラ整備30年分の予算を賄える時代がすぐそこであると言うことです。

Murasaki

Murasaki

マジで、老人にご飯をあーんしたり、意識のない老人の身体を拭いて差し上げたりする底辺業務と、日本のインフラ整備 どっちが価値が高いか真剣に考えるべきだ。

クソニートくん

クソニートくん

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