「日本の勝ち筋」を強固に信じてサポートする

Lenovoのスタートアップ支援が産業の創出をサポートする——創業と成長を支える伴走力とはの画像5
(画像=『Business Journal』より引用)

** ——今後、海外へのサービス展開や、サービス内容の拡張の予定はありますか? **

 Lenovo for start-upsは立ち上げて間もないサービスですが、今後、台湾や韓国などへの展開もしていければと考えています。

 また、より高いコンピューティングパワーを必要とする領域についても、サービス提供を広げていきたいですね。  CADを利用した設計や生成AIの利用など、高度な技術力や計算能力を必要とする分野では、GPUなどが高性能なハードウェアが求められます。  現状、Lenovo for Start-upsでのサブスクリプションではありませんが、GPUやCPUなどをカスタマイズしたハイエンドワークステーションを、スタートアップ向けに特別価格で提供させていただくというサービスは今後も拡大していきたいと考えています。

** ——最後に、Lenovoが、Lenovo for start-upsのハードウェア支援を通じて実現したいことを教えてください。 **

 日本は他の国に比べて、プロダクトの提供付加価値が低いと考えています。これは、企業の平均営業利益率は欧州が11%、アメリカだと17%を超えるなか、日本は7〜8%と低迷していることからも見てとれます。  高い付加価値を持ったプロダクトやサービス、ひいては産業が登場する土壌になり得るのがスタートアップです。我々の支援が、日本のスタートアップエコシステムや新たな産業の創出につながっていけばとよいですね。

 また、スタートアップを入り口としてこの取り組みを中小企業や研究機関などにも広げていければと思っています。  中小企業のなかには、ただ正しいコンピューティングパワーへのアクセスを知らないだけで、条件さえ整えばグローバルで通用するようなきらりと光るものを持った企業があるのです。そういった企業にハードウェアの側面からアプローチして、産業成長の後押しに貢献できればと考えています。

 研究機関などに対するサポートはすでにスタートしており、大学の研究室や法人化前の任意団体もLenovo for start-upsの対象としています。  これは、なかなか目先の収益化は難しいものの、必ず伸びていくであろうディープテックなどの分野に対して、日本の勝ち筋を見出しているから、ということも理由の1つです。  世の中の難しい課題を解決するものはやはりテクノロジーです。日本は先端技術に関する論文の数や大学ランキングもまだまだ上位ですし、人口や高齢化など世界的な課題の面でも先をいっています。  あらゆる条件がそろっているなか、その勝率を上げていくためのアプローチですね。

 スケールアップの可能性があるポイントに、くまなく提供していけるサービスに成長していきたいですし、これはグローバル視点を持ってハードウェア分野を磨いてきたLenovoだからこそできることだと感じています。

「やりたいことに、集中できる」  そのシンプルな願いを、ハードウェアの側面から実現しようとしているのがLenovo for start-upsです。  新たなものを生み出そうとするスタートアップ企業に寄り添う姿勢には、ハードウェア企業ならではのものづくりの情熱が表れているようにも感じられます。  誰かのアイデアや技術が、ひとつでも多く形になるために。Lenovoの“伴走”は、これからの日本のスタートアップ企業にとって、心強い味方になっていきそうです。

※本稿はPR記事です。