こまめにクーラーに移し替えよう

釣ったキスは海水を張ったバケツに入れていくのだが、ハリをのんだキスはすぐに死んでしまう。そのまま放置すると傷んでしまうので、こまめにクーラーに移し替えるようにしよう。

「シロギス70匹超え!」夏の船キス釣りで知っておきたいタックル&仕掛けの基本【三重】キスで埋まっていく(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

またこの釣りは、どうしてもキスにハリをのまれてしまうことが多い。のまれないためにも、大きめのハリがお勧めなのだが、それでものまれてしまう。

「シロギス70匹超え!」夏の船キス釣りで知っておきたいタックル&仕掛けの基本【三重】ビギナーにもぴったり(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

そんなときはエラに親指と人差し指を突っ込み、そのままハリスを引っ張れば簡単に抜けてくれる。手返しを早くするためにも、このハリの外し方は覚えておきたい。

最後にドラマ?

一瞬食いがやむタイミングはあったものの、終了までアタリは続く。しかもほとんど外道が交じらない。小さいメゴチにフグ、ベラ、ミニカレイが少しばかり顔を見せた程度で、掛かればほぼキスという状態が続く。

「シロギス70匹超え!」夏の船キス釣りで知っておきたいタックル&仕掛けの基本【三重】メゴチは数えるほどだった(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

そして終了のわずか10分前、胴のアングラーに何やら大物がヒット。ラインが引き出されるが、一向に浮いてくる気配がない。マゴチかヒラメか……なんて話しているが、この重量感はヤツに違いない。そう、エイだ。松名瀬沖ではあまり掛かることがないゲストだが、ハリス1号ではかなう相手はなく、仕掛けが切れたところで終了。残念ながら最後にドラマとはならなかった。

「シロギス70匹超え!」夏の船キス釣りで知っておきたいタックル&仕掛けの基本【三重】歯が立たない大物?(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

当日のサオ頭は70匹以上。少し長めのサオに3本バリ仕掛けでダブル、トリプルを連発していたアングラーが余裕のトップだった。慣れてくれば、こんな風にハリ数を増やしていくこともいいだろう。うまく扱えれば、一気に数を伸ばすことができる。ちなみに初挑戦の高木さんも40匹以上の好釣果だった。

船キスは初心者も楽しめる!