今回の講習ではスズキの9.9馬力の船外機(船外機とは小型ボートに取り付けられるエンジンのこと)を題材に講習を受けてきました。
スケジュールとして1日目は船外機エンジンについての基礎的な構造や船外機メンテナンスの基本などをじっくりと勉強できます。1日目の座学に関しても教員の先生に質問をしやすい環境が整えられており、自分のエンジンに対する疑問や構造に関する質問など遠慮なくできる雰囲気が素敵でした。
2日目と3日目に関しては実際に9.9馬力の船外機エンジンを教員の方と一緒に分解していき、エンジンの構造や燃料系統、電気系統などの原理を深く理解することができます。

エンジンに詳しくなるメリット
船のエンジンに詳しくなることのメリットとしては、メンテナンスの基礎を学ぶことで自分の船のエンジンを定期的にメンテナンスできて海上でのエンジントラブルを未然に防ぐことができます。
また部品の名称や部品ごとの作用などを知ることでエンジンに対する負荷の掛かる操船を防ぎ、エンジンをより長持ちして使うための術を学ぶことができる濃い3日間になることでしょう。
全国から受講者集まる
エンジンの種類別に基礎知識をじっくりと勉強できるのは、日本全国的にみても尾道海技学院しか存在していないようで、自身のエンジンに対するための知識を身につけるために日本全国から受講者が集まるそうです。
尾道水道でタイラバゲーム
3日間の船外機マリンメンテナンス講習修了後に尾道海技学院の教員 木坂さんから「尾道のマダイゲームを案内します!」とのお誘いをいただき、半日ほど尾道水道へ釣行に行ってきました。

尾道に流れる尾道水道は向島と尾道市の間にある海峡のことで、幅は狭いところで200mほど、広いところで500mほどと、かなり狭い海峡になっており、複雑な流れや急流が特徴的な場所です。