だとすれば、われわれが重要視すべきなのは、「思想の是非」ではなく、むしろ「なぜ、語られずにきたのか」という問いの方ではないでしょうか。
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金澤 正由樹(かなざわ まさゆき) 1960年代関東地方生まれ。山本七平氏の熱心な読者。社会人になってから、井沢元彦氏と池田信夫氏の著作に出会い、歴史に興味を持つ。以後、独自に日本と海外の文献を研究。コンピューターサイエンス専攻。数学教員免許、英検1級、TOEIC900点のホルダー。
『神風特攻隊のサイエンス:データが語る過小評価と続「空気の研究」の研究』