もしかしたら、PelV-1のようなウイルスたちが、見えないところで地球の空気や気温のバランスを支えているのかもしれません。
まるで「姿は見えないけれど、地球全体の“黒子”として働く巨大な役者」のようです。
今回の発見は、巨大ウイルスの世界を少しだけのぞくことができた第一歩にすぎません。
PelV-1のような不思議なウイルスは、海のどこかにまだまだたくさんひそんでいるかもしれません。
これからの研究が進めば、さらに面白いウイルスが発見されることでしょう。
全ての画像を見る
元論文
A dinoflagellate-infecting giant virus with a micron-length tail
https://doi.org/10.1101/2025.07.19.665647
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部