リールは2500番クラスのスピニングリールに、PEライン1.5号を巻いたもの。仕掛けはハリ5~7号の市販サビキ仕掛け。今回は釣れるアジが20cm前後と聞いていたので、やや大きめの6号と7号を用意した。

泳がせは強めのシーバスロッドに、3000番スピニングリール。ミチイトはPEライン2号に船用のヒラメ仕掛けで、ハリス7号、親バリが丸セイゴ15号、孫バリはエサの大きさで有無を決めた。

クロダイのダンゴ釣りには、1.8mのイカダザオに両軸リール、ミチイトは1.75号通しで、ハリはがまかつ刺さりすぎチヌ3号。潮の速さに応じてガン玉をハリ上20cmに付ける。

「夏休みにおすすめ!」的矢湾のカセ五目釣りで11魚種&100匹超えの大漁を達成【三重】使用したエサ(提供:週刊つりニュース中部版 丸山敬太)

エサはサビキ用にマルキユーアミ姫キララとナチュラル、これにアジパワーを混ぜて集魚力をアップさせたものを使う。クロダイはマルキユーの速釣ダンゴに速戦爆寄せダンゴ、チヌパワーを混ぜたもので、さしエサはくわせオキアミV9、活丸サナギ、くわせ丸えびイエローを準備した。

 

カセに渡ってまずは銀鱗狙いから

午前6時半に出船して渡してもらったのは、桟橋からほど近いカセ。カセとは養殖イカダやカキイカダに固定された小さな小船のこと。海はやはり続いた雨の影響で、かなり濁っている。まず朝一は確率の高いクロダイ狙いからスタートした。

「夏休みにおすすめ!」的矢湾のカセ五目釣りで11魚種&100匹超えの大漁を達成【三重】ダンゴを作る(提供:週刊つりニュース中部版 丸山敬太)

クロダイのカカリ釣りはダンゴ釣りがメインとなる。ダンゴ釣りとは、さしエサをダンゴで包み、軽い仕掛けをダンゴの重さで底まで届ける。ダンゴが割れてさしエサが飛び出してくると、寄っていたクロダイが飛びつく……という構図だ。

早々にクロダイ連発

まずは午前9時まではクロダイ狙いと決めて、仕掛けを作る前にこぶし大に握ったダンゴを3~4個投入しておく。潮が前に払い出しているので3Bのガン玉を打ち、オキアミをダンゴに包んで第1投。テンションをかけて待っていると、ふっと穂先が戻った。これはダンゴが割れた証。この直後が勝負なのだ。