航海計画から始まり出航準備や各部の操作、操縦の仕方等、どの項目もとても分かりやすく、また気軽に質問もできて抱えていた悩みが解消されて安心した。
法定備品のチェック
座学が終了すると、皆で旧江戸川の桟橋に向かいボート(ヤマハFR-23)に乗船し、先生から法定備品と各スイッチ類の説明を受けた。

特に法定備品については、それまでレンタル艇を利用していた筆者にとっては、自分で確認する必要性をあまり感じていなかったが、これからはしっかり自分で確認しなくてはならないと思い、緊張感を持って説明を聞いた。
定点保持の練習も
いよいよ東京湾に向かって出航とすると、まずは引き並みを立てないように徐行で航行。遊漁船や屋形船の係留が多いため特に注意が必要との説明を受けた。係留の多い船宿エリアを過ぎてからは、テキストで教わった航行スピードの違いによる船の傾きや引き波の違いを体感できた。

マリーナから海への進路を教わりながら順番に操船を行った。湾岸橋の下では船が流されないようにその場に留まる「定点保持」の練習をした。これをマスターすればきっと釣りにも役立つと思い真剣にレクチャーを受けるが、結構難しかったというのが正直な感想だ。
後進着岸を教わる
午前中のレクチャーの時間が余ったこともあり、早めにマリーナの桟橋に戻り離岸・着岸の練習をすることになった。
しかし、先生の教えによると、当日のこの時間帯は南風の上げ潮で、当マリーナでは後進着岸することになるとのこと。ただでさえ着岸には自信がなかったが、今回は免許取得教習でも教わらなかった後進着岸をレクチャーしてもらえてとても勉強になった。
先生曰く「このマリーナは川の流れもあるので、着岸がかなり難しくて、ここで着岸できるようになれば大抵のマリーナで通用する」とのことだった。仰せの通り自分にとっては激ムズ。なんとか教えられた通りに舵を取り着岸に成功した。