支給額は以下の通りです。

企業規模 1年目の取組 2年目の取組 3年目の取組

中小企業 40万円(10万円×4期) 10万円

大企業 30万円(7.5万円×4期) 7.5万円

また、以下のように労働時間を延長した場合や賃金を引き上げた場合、中小企業には30万円、大企業には22.5万円が支給されます。

週の労働時間を4時間以上延長した場合 週の労働時間を3時間以上4時間未満延長し、賃金を5%以上引き上げた場合 週の労働時間を2時間以上3時間未満延長し、賃金を10%以上引き上げた場合 週の労働時間を1時間以上2時間未満延長し、賃金を15%以上引き上げた場合

キャリアアップ助成金の申請までの流れ

ここではキャリアアップ助成金の申請までの流れを解説していきます。

正社員化支援に関するコースの場合

正社員化コースなど、正社員化支援に関するコースの場合、以下の流れで申請が進められます。

キャリアアップ計画の作成・提出 就業規則等の改定 就業規則等に基づく正社員化 正社員化後6か月分の賃金の支払い 支給申請

就業規則等の改定では、正社員化規定を設けることが必須です。

また、正社員化前6か月と比較して、3%以上の賃金増額が必要になります。

処遇改善支援に関するコースの場合

賃金規定等改定コースなど、処遇改善支援に関するコースの場合は以下の流れで申請が進められます。

キャリアアップ計画の作成・提出 取組の実施 取組後6か月分の賃金の支払い 支給申請

「取組の実施」は就業規則の改正等が挙げられ、そこで賃金規定や賞与制度を変更し、処遇改善に努めます。

中小企業がキャリアアップ助成金を活用する3つのメリット

中小企業がキャリアアップ助成金を活用するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

正社員化にかかる人件費の削減 従業員の定着率向上とモチベーションアップ 採用競争力の強化