このチームには、スポンサーの大きな支援も、専属のプロスタッフもいません。
それでも、20人近い仲間が集まり、ピット作業、整備、生活補佐までを分担して支え合っています。

 「同窓会みたいな感覚で、年に一度集まってワイワイやってるんです」
そう語る岩谷さんの言葉には、プロとは違う温かさがあります。

岩谷さんは高校時代から8耐に憧れ、バイトから自営業へと転身しながら夢を追い続けてきました。
「自営業なので、時間があるときはお金がありません」と笑いますが、その裏には周囲の協力があってこそ成り立つ現実があります。

「8耐は“みんなの8耐”だからね」
そう語る左村さんの言葉に、このチームのあり方が集約されています。