釣り場に着いたら、釣りを始める前に先行者に挨拶をしてほしい。都市部から来るほとんどの人が挨拶をしないのが不思議である。前回の記事で紹介した、青物ラッシュに沸く釣り場でのこと。週末に混雑しているのを見て、車から降りずにそのまま引き返す人が多かった。
もちろん、人混みが苦手な人はそれでも構わない。しかし、挨拶をすれば地元の人は快く入れてくれた。実際、車から降りて挨拶をした数人だけが青物ラッシュを体験し、笑顔で帰っていった。

挨拶をきっかけに、お互いが気持ち良く釣りができるように意識すれば、おのずと釣果も上がってくる。また、民家に近い釣り場では釣り人以外の人にも挨拶を心がけてほしい。
田舎では通りすがりに挨拶するのが当たり前である。犬の散歩やウォーキング中の人にも声をかけることで、“釣り人”の印象を良くしていくことが、釣り場を守るという意味でも大事だと思う。
これ以上釣り場を失くさないために
釣り場を減らさないように釣り人が意識すべきことを以下にまとめてみた。
1.マナーを守る
当たり前だが、駐車・ゴミ・騒音の問題、立入禁止区域への侵入などは絶対にしないこと。
2.次のステップとしてマナー向上活動
「ゴミは持ち帰る」から「ゴミを拾って帰る」へ。マナーを知らない(または意識が緩い)人を見かけたときは、勇気を出して注意する。具体的には、駐車場所が適切でないとき、立入禁止と知らずに入ろうとしているとき、ゴミを落としたり飛ばされたままにしているときなどは、声をかけて注意を促す。
ただし、トラブルにならないよう注意が必要だ。逆上され、釣り人同士のトラブルが原因で釣り禁止になってしまっては本末転倒である。落ち着いて、冷静に対処しよう。
釣り場の公開について
移住してから地元の釣り人に言われたことがある。それは「むやみに釣り場を教えないこと」「SNSに釣り場をアップしないこと」「写真の背景に注意すること」。すなわち、情報を広めるなということだ。