船長と話をしながら休憩していると、無線でつながっている漁師仲間から「太陽が出てからはアタリが止まった」との声。どうやら周辺の船も同じように苦戦しているようです。
ここで再びジギングに切り替え。ジグを着底させた瞬間にヒットしたのは、エソ。しかもサイズはなかなかのもの。
ここからはまさに“エソ祭り”。エサ釣りをしていた船長にもエソが連続ヒット。仕掛けの5本針すべてにエソが掛かるという笑いの展開になりました。
その後もいくつかのポイントを試しましたが、どこもエソの活性が高すぎる状況。ジグが底に届いた瞬間に掛かるような状態が続きました。
釣行終了&振り返り
11時前、これ以上の釣果は難しいと判断し、納竿となりました。この日は終始、深場を中心とした近海ジギング。本命のマハタには出会えませんでしたが、五目釣りとしては十分すぎるほどの成果でした。
これからの季節は、浅場でのスーパーライトジギングが本格化。アカハタやオオモンハタがメインターゲットになります。また、半夜便ではバチコンでアジやイサキが狙えるシーズンにも突入。狙いたい魚がどんどん増えていく時期です。次回の出船も楽しみです。

釣った魚は家族の食卓へ
帰宅後は釣った魚たちをさばく作業に大奮闘。エビスダイの鱗や棘は硬く、まるで鎧のようでしたが、刺身にしてみると絶品。家族からも大好評でした。

レンコダイは塩焼きに、カサゴ類は天ぷらにして提供。家族が笑顔で食べてくれるのが何より嬉しい瞬間です。
まだ冷蔵庫には魚がたくさん残っているので、しばらくは釣り魚メニューが続きそうです。釣った魚を家族が美味しく食べてくれる——それが釣り人にとって一番のご褒美ですね。
<田村昭人/TSURINEWSライター>