好ポイントであるはずの砂浜にある突堤でアタリがない際に、砂浜の真ん中の方が良く釣れた……なんて事もあるのがキス釣りの面白いところ。やはり幅広く探る視野を持っておきたいところだ。
4. 竿を置きがち
キス釣りは絶えず竿を動かす引き釣りスタイルが基本となる。詳しくみていこう。
なぜ竿を置いてしまう?
アタリが無いと、ずっと竿を動かすのが億劫になり、竿を置いてしまう事もあるだろう。そうすると幅広く探る事ができなくなるので、必然的に群れで移動しているキスに出会うチャンスも減少してしまう。
アタリが来るまで辛抱強く竿を動かしながら(仕掛けを引っ張りながら)、キスがいる場所を探してほしい。
置き竿はダメなのか?
置き竿=ダメ、という訳ではない。状況によっては置き竿にした途端アタリが出ることもあるし、むしろ微かな反応が出た後、仕掛けを止める意味で竿を置き、ゆっくり吸い込ませると明確なアタリが出た……なんてこともある。状況判断が重要となるのだ。
トラブルになる事も
仕掛けを動かさずにいると、ヒトデやウミケムシ、フグといったゲストが増える事が多い。潮の速さによっては仕掛けがグチャグチャになったり、他の人とオマツリの原因になる事もあるので注意が必要だ。
5. 投点を変えない
最後に、これもやってしまいがちなミスである「同じ距離ばかりを探ってしまう」ケースをみていこう。
なぜやってしまいがち?
キスは群れで移動する魚。一度アタリが出た場所でしばし釣れ続くことも多いので、「今日のヒットポイントはココのはずだ!」と、ずっとその場所を狙ってしまいがちだ。ところが、群れが移動するとパッタリアタリが止まってしまうので、この見極めが重要となる。
扇状に探る
アタリが止まってしまった際に、近くにアングラーがいないなら、自身がいる場所から扇状に投げ分けるのがおすすめだ。正面向きに投げてアタリが無くても、左斜めに投げたら釣れた……なんて事も多い。投点を僅かにずらすだけでヒットする事もある、という事を覚えておこう。