続いて、エサの付け方に注目してみよう。
基本は針いっぱい
キスはエサを吸い込むように食うので、大きなイソメ1匹付けだと先端を吸われてしまい、針掛かりせず……といった事も多い。基本は針いっぱいとし、タラシはほぼないようにしよう。

食い渋りなら1匹付け
全くアタリが無い、潮がほぼ動かない、濁りが強い……といった場合は、イソメの動きで誘いやすい1匹付けが効果的なケースもある。状況により使い分けたいところだ。
適当に付けると千切れる
一番良くないのが、イソメの胴体にチョン掛けといった、「イソメが気持ち悪いから適当に付けた」ケース。これだとキャスト時に千切れやすくなるし、キスがイソメを吸い込んだ際に針まで到達しないことも考えられる。適当に付けたりせず、丁寧にセットしよう。
フグが多い時
仮にゲストであるフグが多い場合、針のチモトより上に付けるとハリスごと噛み切られてしまい、手返しが最悪になる。極力針の分だけにするなど工夫が必要だ。

3. 一か所で粘る
キス釣りに限らず、これこそが「初心者がもっともやりがちなミス」かもしれない。詳しくみていこう。
なぜ粘りがちに?対策は?
タックル、クーラー、バケツ・ハサミやペンチ等の小物……。一式を持って移動するのは大変面倒に感じるだろう。
であればいっそのこと、タックルは手持ちの竿1本とし、小物は全てリュックやポーチに収納。クーラーは15リットル程度の小型の物を選べば移動もラクラク。渓流釣りなどで使用するビク(クリール)を使用するのも良いだろう。

キスは足で釣れ
釣り場が混雑しているなら話は別だが、投げ釣り会には「キスは足で釣れ、・カレイは腰で釣れ」と言う格言が存在するほどだ。特にサーフで釣る場合はどんどん移動しながらキャストを繰り返す「ランガンスタイル」が良い。