
現代サッカーでは「デュエル」という言葉をよく耳にする。ラテン語の「DUO(2人)」が語源となっているこの言葉は、1対1でボールを奪い合う場面を指し、球際での攻防や空中戦、こぼれ球の競り合いなどで用いられる。
デュエルに勝つ事で攻撃の起点を作れるため、近年はデュエル勝利数のスタッツが話題となっている。ここでは、2025明治安田J1リーグにおける空中戦の勝率に着目。Jリーグ公式サイトに掲載された7月5日分までのデータをもとに、空中戦での勝利数50回以上の選手の中から、勝率が高い順に10選手を紹介する。

第10位:高井幸大(トッテナム・ホットスパー)
- 空中戦勝率:66.2%
- 空中戦勝利数:51回
- 出場時間:1,906分
- 身長/体重:192cm/90kg
第10位は、7月8日に川崎フロンターレからトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)に完全移籍することが発表されたDF高井幸大。移籍金は海外移籍した歴代日本人選手の中で最も多い額(約9億9,000万円)とイギリスメディア『BBC』が報じている。
センターバック(CB)を主戦場とし、192cmの長身を生かした空中戦の強さや正確なフィードが持ち味。守備だけでなく、味方の攻撃を組み立てる役割も担っている。若干20歳ながら世界最高峰のイングランドリーグに挑戦する高井。日本中から視線が注がれており、今後の成長が楽しみである。

第9位:住吉ジェラニレショーン(清水エスパルス)
- 空中戦勝率:68.3%
- 空中戦勝利数:56回
- 出場時間:1,489分
- 身長/体重:183cm/84kg