キス釣りの仕掛けは針数が多く、絡み防止となる「砂ズリ」と呼ばれる部分は自作すると時間と手間がかかる。200円~400円程度で2~3セット入っている市販仕掛けは大変便利なので、最初は市販仕掛けからスタートするのがおすすめだ。

「5,000円で始めよう!」初心者でも楽しいキス釣り入門ガイド【生態・タックル・釣り場・釣り方を解説】市販のセット仕掛け(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

 

エサ

キス釣りで最もよく使用されるのは、イシゴカイと呼ばれるイソメだ。大変滑りやすいので、石粉と呼ばれる粉を塗して使用すると良いだろう。

「5,000円で始めよう!」初心者でも楽しいキス釣り入門ガイド【生態・タックル・釣り場・釣り方を解説】石粉があると滑らない!(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

イシゴカイは1パック500円から販売されている場合が多く、小さく切って使用するため、これだけで4時間~半日近く楽しめるのでコスパも抜群だ。活きた虫エサが苦手な場合は、バイオイソメと呼ばれるタイプのワームを使用するのも良い。

どちらの場合も、針に刺す場合は針軸一杯とし、食い渋り時を除いてタラシは出さないようにしよう。

「5,000円で始めよう!」初心者でも楽しいキス釣り入門ガイド【生態・タックル・釣り場・釣り方を解説】このように刺す(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

釣り場の選び方

続いて、キスを狙うための釣り場を紹介しよう。近年は「投げ釣り禁止」の釣り場も増えてきているので注意してほしい。

サーフ

キスは砂地に生息しているため、、「キス釣りと言えばサーフ(砂浜)」と言えるほど一般的。キスは先述したように浅い砂底で産卵するため、生態的にも理にかなっていると言えるだろう。

また、足場も大変良いため、初心者にもオススメだ。ただし春先は潮干狩り場、夏場は海水浴場になるケースも多いので、釣行前に必ず確認してほしい。

「5,000円で始めよう!」初心者でも楽しいキス釣り入門ガイド【生態・タックル・釣り場・釣り方を解説】キスと言えばサーフが有名(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

堤防や突堤

堤防や突堤は、潮の流れが変化しやすくキス釣りの好ポイントと言える。特に先端回りは潮通しがよく、キャストする場所も広く稼げるのでおすすめだ。テトラや捨て石が入っていると近場で根掛かりすることがあるので注意してほしい。

「5,000円で始めよう!」初心者でも楽しいキス釣り入門ガイド【生態・タックル・釣り場・釣り方を解説】突堤は積極的に狙いたい(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

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